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プリンスオブウェールズステークス (イギリス)

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プリンスオブウェールズステークス(Prince of Wales's Stakes)は、イギリス王室ロイヤルアスコット開催イングランドアスコット競馬場9ハロン212ヤード(約2004メートル)で施行する競馬競走である。格付けは国際G1(2000年 - )。出走条件は4歳以上。

概要 プリンスオブウェールズステークス Prince of Wales's Stakes, 開催国 ...
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概要

イギリス王室が主催するロイヤルアスコット開催2日目のメイン競走で、同開催の中距離最強古馬決定戦にあたる。賞金、繁殖価値がともに高く、ロイヤルアスコットの中核的地位にある。

傾向

ヨーロッパの競馬の競走体系においては、古馬中長距離路線のシーズン開幕後の最大目標にあたる[10]。そのために、ドバイシーマクラシック、フランスのガネー賞およびイスパーン賞、アイルランドのタタソールズゴールドカップ、イギリスのコロネーションカップを使った競走馬などが集まる[11]。本競走を走った競走馬は、夏シーズンのエクリプスステークスキングジョージ6世&クイーンエリザベスステークスなどに続戦することで、古馬として3歳馬と対決することになる[12]

6月のイギリスは晴天が多いため、馬場状態は良馬場での施行が多い[13][14]

前哨戦

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歴史

元々は1789年から行われていたヒート競走「プリンスオブウェールズプレート」が前身であり[17]1862年イギリス王室が主催するロイヤルアスコット開催における3歳馬限定の1マイル5ハロン(約2600メートル)戦として創設された[18][19][20]プリンスオブウェールズ(イギリス皇太子)のアルバート・エドワードにちなみ、「プリンスオブウェールズステークス」という競走名が与えられた[1]。創設から20世紀初頭までの間の主要な優勝馬には、ホーイルオブフォーチュン英語版イロコイ英語版ガルティーモアジッダ英語版アードパトリックなどがいる[1]

第二次世界大戦の影響によって1940年から中断され、戦後もプリンスオブウェールズの不在のためにしばらく施行されなかった[18][19]。1968年、チャールズ3世がプリンスオブウェールズに就任したことを記念して再開[18]、この際に出走条件が古馬に対しても開放され、また競走距離が「1マイル2ハロン」の現行コースに変更された[21][22]。1971年にはグループ制導入に伴い、G2の格付けが与えられた[5]

2000年にはG1に昇格し、同時に出走条件を現行の「4歳以上」に変更[21]。同年ドバイミレニアムが8馬身差でこれを制し、G1としての本競走における初代優勝馬となった[21]

現在、ロイヤルアスコット開催2日目のメイン競走として施行されており、同開催ではクイーンエリザベスII世ジュビリーステークスと並んで総賞金100万ポンドを擁する最高賞金競走である[23]。中距離競走として繁殖価値の点からも需要が高い[10][18]。クイーンエリザベスII世ジュビリーステークス、伝統の長距離競走ゴールドカップなどとともに同開催を代表する中核的な地位にある[13][21]

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年表

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歴代優勝馬

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日本調教馬の成績

脚注・出典

関連項目

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