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日本のアニメ特番 ウィキペディアから
国際児童年記念作品[1]。1979年8月25日から9月7日にかけて日本で開催された1979 FIFAワールドユース選手権に合わせて製作され、同年7月1日(日曜)に日本テレビで14時15分から15時40分まで放送された[1][2](『日曜スペシャル』内)。
北海道で生まれ育った野生児が日本ユース代表に抜擢され成長していく内容で、漫画家の本宮ひろ志がキャラクター原案を務めた[1][2]。『電通とFIFA サッカーに群がる男たち』によれば本宮の起用は、ペレほどの知名度のないユース年代の選手に人々の注目を喚起させる策としてだった[3]。当時、本宮は学園漫画『さわやか万太郎』を連載していたが、本作に先行する形で[3]、ワールドユース選手権にちなんだストーリーを展開している[4]。
また、阿久悠の作詞による主題歌の『陽よりまぶしく風よりはげしく』は1979 FIFAワールドユース選手権のテーマソングとしても使用された[5]。本放送中にはヤンマーディーゼルの釜本邦茂や日本サッカー協会専務理事の長沼健による大会のスポットCMも放送された[2]。
放送終了後、制作に携わった東映動画には世界各国からアニメ放映に関する問い合わせがあったといい、各言語に合わせた吹き替え版が放映された[3]。日本では映像ソフト化されていない[6]が、イタリアでは『11 CAMPIONI』と題してDVD化されている。
高校生の一本気蹴太は北海道の牧場で妹のユキや恋人の洋子、愛馬のゴールデンレッグスと共に暮らしている。そんなある日、全日本ユース監督の松本と巡回コーチの水木が牧場を訪れると、蹴太の荒削りながら優れた身体能力に着目し、FIFAワールドユース選手権に挑むユース代表に加わるように要請する。蹴太は不幸な生い立ちのため、やさぐれた性格の持ち主であり、松本らの要請に難色を示すが、次第にサッカーに熱意を示すようになる。
蹴太は周囲の後押しもありユース代表に加わると、検見川の合宿所ではチームメイトの冬野や金田、本番に備えた国際親善試合ではサンパウロのミケラス、スペインのケンペス二世と出会う。やがて、蹴太は厳しい特訓の成果として魔球シュート「ウルトラUFOキック」を編み出し、ワールドユース開幕戦でケンペス二世率いるスペインと対戦する場面で物語を終える。
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