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小川糸の小説、およびテレビドラマ ウィキペディアから
『つるかめ助産院』(つるかめじょさんいん)は、小川糸の小説。2012年にドラマ化された。
つるかめ助産院 | ||
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著者 | 小川糸 | |
発行日 | 2010年12月3日 | |
発行元 | 集英社 | |
国 | 日本 | |
言語 | 日本語 | |
公式サイト | ||
コード | ISBN 978-4-08-771379-4 | |
ウィキポータル 文学 | ||
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突然失踪した小野寺を探す旅に出て、小野寺との婚前旅行で訪れた思いでの場所でもある南の島に来たまりあ。まりあが妊娠しているうえ色々と溜め込んでいることを察した亀子は、まりあに声かけて、助産院でのランチパーティーに誘い、パーティー後に診察して妊娠しているとまりあに告げた。南の島には日帰りで来たまりあだったが、天候悪化で帰りの船が欠航となったので、亀子の勧めで助産院に宿泊することに。宿泊当日夜に産気づいた住民の出産をなりゆきで見学することになった。数日後に運航再開した船で本州に戻ったが、亀子に持たされた手紙を船で読む内に島に戻りたい気持ちが強くなり、本州に戻って本州の宿を引き払い、翌日の船で島に渡り、つるかめ助産院での出産を決意した。
クリスマスの日の朝に教会の軒下に置かれていたのを発見されたため、時の市長によりまりあと名付けられ、乳児院や養護施設で育ち、小学校4年生のときに安西夫妻に引き取られた。高校時代の家庭教師であった小野寺に恋したが、安西夫妻には交際を反対されたので、高校卒業と同時に安西家から出て小野寺と同棲し、20歳の時に結婚した。
看護師資格と助産師資格を持つ。千葉の産婦人科病院勤務時に失踪した患者がおいていった宝くじが当選していたので、仕事を辞めて船旅で世界一周しようと最初に南の島についたが、浜辺で出産しようとしていたカップルを咄嗟に手伝ったことがきっかけで、南の島に助産院を開くことを思い立ち、当選金を元手に土地建物を購入しつるかめ助産院を開業した。助産院近くの森の中にツリーハウスを設置し、そこで暮らしている。
ベトナム人女性。日本で看護師資格取得後に研修生として助産院で住み込みで働いている。料理のときにパクチーを多く使うからかパークチー嬢と皆から呼ばれている。ベトナム民族衣装のアオザイを着用している。
助産院のベテランスタッフで、島内のアパートに住む。
小太りの男性。つるかめ助産院敷地内の浜での洞窟で暮らし、ボランティスアタッフとして助産院の畑の世話などを手伝う。陽気に振る舞うが本音を言われるとぞんざいな口調になる。アコーディオンの演奏ができる。
助産院近くの集落に住む漁師。外観は50代前半だが過去の悲しい失恋から島から出るのを嫌がり、虫歯で歯がない。ボランティスアタッフとして助産院の雑用を手伝うこともある。
パーラーさすらいというラーメン店を経営している女装の男性。開店当初亀子が毎日通っていたので亀子とは親友になった。
内地から夫婦で島に短期滞在して助産院で女児を出産したが死産であったため心神耗弱し、島でバンガローを借りて一人で滞在し想像妊娠を繰り返すようになった。亀子にとっても初めて死産を目の当たりにし自信も喪失し助産院を畳もうかと思いつめたが、艶子に説得されて思い留まった。
まりあの里親。小学4年生のまりあを引き取ったが、引き取る10年前に実子の聡子を海の事故で亡くしているので、まりあを海に近づけようとはせず、聡子と同じようにバレエを習わせた。まりあが教会軒下に置かれたときに来ていた産着を保管しており、妊娠したとの報告の年賀状の返事として、手紙とともに産着をまりあへ送った。
『つるかめ助産院〜南の島から〜』のタイトルで、2012年8月28日から同年10月16日までNHK「ドラマ10」枠で放送。
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