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大阪府堺市北区にある南海電気鉄道、泉北高速鉄道、大阪市高速電気軌道の駅 ウィキペディアから
中百舌鳥駅(なかもずえき)は、大阪府堺市北区中百舌鳥町二丁にある、南海電気鉄道・泉北高速鉄道・大阪市高速電気軌道(Osaka Metro)の駅。
南海高野線・泉北高速鉄道線・Osaka Metro御堂筋線の3路線が乗り入れる堺市最大級のジャンクション駅であるが、そのうち相互直通運転を行う前者2路線の停車列車は準急行、各駅停車のみ。南海と泉北高速鉄道との境界駅でありながら、両線を直通する区間急行と特急「泉北ライナー」は高野線の優等列車と同様に通過する。この直通の区間急行は、1987年の御堂筋線あびこ駅 - なかもず駅間開業とほぼ同じ時期に南海がダイヤ改正を実施して初めて設定された。ただし、御堂筋線内の事故など何らかのトラブルで地下鉄のなかもず駅が機能していない場合などは、振替輸送対応として、南海が急行を臨時停車させる措置を取ることもある。
工場と田園風景が広がる土地であったが、大阪府道28号大阪高石線開通以降区画整理が進み、商業施設も徐々に増加している。地下鉄が延伸開通した1980年代には駅周辺に再開発計画があり、そごうと西武百貨店(どちらも現在のそごう・西武)が出店競争を繰り広げた。しかしその後、バブル崩壊で再開発計画は頓挫。結果として百貨店は建設されず、予定地は売却されてマンションや商業ビルなどが建設された。詳細は堺市の「中百舌鳥副都心計画」を参照。
各社で駅名表記がそれぞれ異なり、同一社内でも列車方向幕、駅名標、乗車券券面などの場所によって、「中百舌鳥」「なかもず」「中もず」が使い分けられている。南海電気鉄道では基本的に正式名称である漢字表記(中百舌鳥駅)となっているが、Osaka Metroの案内表示は一般に平仮名表記(なかもず駅)となっている。だが、正式にはOsaka Metroも漢字表記であって、切符などには「中百舌鳥」と表記される[1]。但し、地下鉄回数カード等の印字は、乗車時(上限3文字)は「中もず」、降車時(上限2文字)は「中百」である。また、泉北高速鉄道線内の駅標示や車両の方向幕などには「中もず」と混ぜ書き表記されていることもある。この他、駅前に発着する南海バスの停留所名は混ぜ書き表記の「中もず駅前」となっている[2]。
このうち、南海高野線と泉北高速鉄道線は当駅を介して相互直通運転を実施している。
南海・泉北高速鉄道 中百舌鳥駅 | |
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南海高野線・泉北高速鉄道線中百舌鳥駅 駅舎 | |
なかもず NAKAMOZU | |
所在地 | 堺市北区中百舌鳥町2丁196番地 |
所属事業者 |
南海電気鉄道 泉北高速鉄道 |
電報略号 | ナカモ |
駅構造 | 地上駅(橋上駅) |
ホーム | 島式 2面4線 |
乗降人員 -統計年度- |
(南海)24,442人/日 (泉北高速)39,021人/日 -2019年- |
開業年月日 | 1912年(大正元年)10月10日 |
乗入路線 2 路線 | |
所属路線 | ■南海高野線 |
駅番号 | NK 59 |
キロ程 |
14.1km(汐見橋起点) 難波から13.4 km |
所属路線 | ■泉北高速鉄道線 |
駅番号 | SB 01 |
キロ程 | 0.0 km(中百舌鳥起点) |
◄NK58 *百舌鳥八幡 (- km) | |
備考 | 共同使用駅(南海の管轄駅) |
*泉北高速鉄道線の一部列車は難波まで南海高野線に乗り入れ。 |
南海高野線と泉北高速鉄道線は当駅で相互直通運転を行っている。両社の共同使用駅であり、南海の管轄駅。島式ホーム2面4線と橋上駅舎を有する地上駅。ホーム有効長は10両。ホーム上に待合室が設置されている。
外側の1・4番線を高野線が、内側の2・3番線を泉北高速鉄道線および同線からの乗り入れ列車が使用している。1番線は高野山方面、4番線はなんば方面、2番線は和泉中央方面、3番線はなんば方面が使用する。2・3番線にも南海高野線列車が入れる構造になっているが、臨時列車や回送列車以外では使われていない。待避可能な構造だが、高野線列車の通過待ちなどは1駅南の白鷺駅で行われている。なんば方にはY線構造の引き上げ線1本が設置されており、主に泉北高速鉄道線内折返しの各駅停車が使用する。
改札口は連絡通路を挟んで東西2か所ある。西側は1970年の橋上駅舎化時からあるもので、1995年に駅舎が増築された際に東側の改札口ができた。
旧タイプの反転フラップ式案内表示機発車標が長く残っていたが、2019年3月に発車案内装置のLED・LCD化が実施された。
← 南海高野線 なんば方面 |
→ 南海高野線 極楽橋方面 |
|
凡例 出典:鉄道ピクトリアル 2008年8月臨時増刊「南海電気鉄道」 ※:泉北高速鉄道線 和泉中央方面 |
島式ホーム1面2線の地下駅。改札口は1か所のみで、Osaka Metro及び関西地方の地下鉄駅の中で最南端に位置する。Osaka Metro御堂筋線の終着駅。
昇降設備は、ホームから改札へは上りエスカレーターとエレベーターがあり、改札から地上へは8番出入口に上り、下りエスカレーターとエレベーターがある。
トイレは改札内にあり、オストメイトに対応した多機能トイレがある。
当駅は、天王寺管区駅に所属しており、天王寺副管区駅長が管理している。
南海バスが運行。33系統と急行65系統は堺営業所、その他の系統は東山営業所担当。
1917年(大正6年)当時は全国的にも珍しい女性駅長(松井花子、当時20歳)が勤務していた[14]。
1971年12月の都市交通審議会答申第13号において、堺筋線を当駅まで延伸するよう示されていた。この計画は、後に堺市が御堂筋線の延伸を要望したことや、長編成化(当時8両編成、中百舌鳥延伸開業とともに9両編成化、後に10両編成化)に対応できる新たな車両基地を必要としていたことから、御堂筋線を延伸するように変更された。
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