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中森明菜の楽曲 ウィキペディアから
「十戒 (1984)」(じゅっかい いちきゅうはちよん)は、日本の歌手である中森明菜の楽曲。この楽曲は中森の9枚目のシングルとして、1984年7月25日にワーナー・パイオニア(現:ワーナーミュージック・ジャパン)のリプリーズ・レコードレーベルよりリリースされた (EP: L-1665)。
「十戒 (1984)」 | ||||||||||
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中森明菜 の シングル | ||||||||||
初出アルバム『POSSIBILITY』 | ||||||||||
B面 | これからNaturally | |||||||||
リリース | ||||||||||
規格 | ||||||||||
ジャンル | ポップ・ロック | |||||||||
時間 | ||||||||||
レーベル | ワーナー・パイオニア / リプリーズ・レコード | |||||||||
作詞 | 売野雅勇 | |||||||||
作曲 | 高中正義 | |||||||||
プロデュース | 島田雄三[2] | |||||||||
ゴールドディスク | ||||||||||
チャート最高順位 | ||||||||||
中森明菜 シングル 年表 | ||||||||||
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音楽・音声外部リンク | |
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全曲を試聴 | |
十戒 (1984) - ワーナー・ミュージック・ジャパン提供のYouTubeアートトラック |
「十戒 (1984)」は、1984年4月にリリースされた「サザン・ウインド」に続く楽曲で、1984年10月10日発売のスタジオ・アルバム『POSSIBILITY』からの先行シングルとして、1984年7月25日にシングル・レコード (EP: L-1665)で発売された[9][2][10]。シングル・レコードのライナーノーツには本曲の楽譜が掲載された[2]。
この楽曲は、売野雅勇が作詞し、高中正義が作曲を手掛け、編曲は高中とともに萩田光雄が務めた[2]。プロデュースは島田雄三が担当した[2]。当初は中森が大ファンでもある松任谷由実の詞が付いていたが、方向性の違いから没になり、売野に発注されたという[11]。「十戒 (1984)」の作詞について売野は、ディレクター間での打ち合わせのみで、実際に詞の内容について中森と意見を交わしたことはなかったが、「ぼくの創り上げた詞の主人公を見事に演じ、脚本以上の映像をつくってしまう素晴らしきシンガーアクトレスだ」と語っている[12]。
発売前の1984年7月23日放送のフジテレビ系音楽番組『夜のヒットスタジオ』で本曲を披露した[5][2]。同番組への出演は、1983年11月14日放送で「禁区」を披露して以来となった[5]。以後準レギュラー格歌手の一人として同番組でも厚遇を受け、マンスリー出演も果たす[13]。『第35回NHK紅白歌合戦』でもこの楽曲は歌唱された[14]。
後の作品で「十戒 (1984)」は新録されており、2006年1月リリースのベスト・アルバム『BEST FINGER 25th anniversary selection』に収録された[15][2]。2006年発表の中森明菜をモチーフとしたパチンコ台『CR中森明菜・歌姫伝説』には演出中に流される楽曲として、リリース当時の歌唱画像と共に収録され、2010年には同機種の続編『CR中森明菜・歌姫伝説〜恋も二度目なら〜』にも収録された[16]。
シングル盤「十戒 (1984)」のB面として発表された「これからNaturally」は、SEYMOURが作詞し、中森のシングルのB面では3作目となる三室のぼるによる作曲で、編曲は若草恵が手掛けた楽曲である[2][17][18][12]。
音楽評論家の堤昌司は「十戒 (1984)」について「売野雅勇ツッパリ路線の集大成ともいうべき作品。」と指摘した[12]。
この楽曲は、TBS系音楽番組『ザ・ベストテン』では、1984年8月16日から1984年9月13日の5週連続で1位を記録し、1984年度の年間総合ベストテンでは、第8位を記録した[19]。オリコン週間シングルチャートでは、1984年8月6日付で初登場・最高順位ともに1位を記録し、1984年8月27日付でも通算2週目となる1位を記録した[4]。同チャートの100位以内においては、計18週に渡ってランクインしている[4]。また、1984年度のオリコン年間シングルチャートでは、6位を記録し、61万枚を上回る売り上げとなった[4][20]。
「十戒」は正確に「じっかい」と読むが、JASRACには「じゅっかい いちきゅうはちよん」と登録されており、テレビの音楽番組などでも同様の読み方で曲紹介をしていた。これは売野が誤読していたためである[21]。
オリジナル盤がリリースされた後、時代に合わせてフォーマットを変えて発売されている。
「十戒 (1984)」、『POSSIBILITY』のライナー・ノーツより[2][9]
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十戒 (1984)
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