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日本の宗教学者 ウィキペディアから
塩﨑 悠輝(しおざき ゆうき、1977年 - )は、日本の宗教学者(イスラーム学)。学位は博士(神学)(同志社大学・2011年)。静岡県立大学国際関係学部准教授。
1977年生まれ。2000年6月に国際基督教大学教養学部人文科学科卒業後、マレーシア国際イスラム大学に進学。2005年7月に啓示人文学部修士課程修了。在マレーシア日本国大使館に専門調査員として勤務後、同志社大学神学研究科博士後期課程に入学。また日本学術振興会特別研究員(DC2)として研究に専念。2011年3月に博士論文を提出。タイトルは『近代国家とイスラーム――20世紀マレーシアのファトワーに見られる国家とウラマーの対立』。本博士論文がきっかけとなり、2013年に国際宗教研究所賞受賞[1]。博士号取得後は同志社大学特別任用助教として勤務。 早稲田大学イスラーム地域研究機構の招聘研究員を兼任。2017年8月からマレーシア国際イスラーム大学言語経営学部で助教授を勤めたのち、2019年4月から静岡県立大学国際関係学部の准教授として教鞭をとっている。
専門はイスラーム学。大学院在籍時から東南アジアにおけるイスラーム法学派の歴史的形成と地域間交流に関する研究を進めていた。東南アジアのイスラームのみならず、世界的に有名なイスラム法学者のユースフ・アル=カラダーウィーや現代イスラーム思想家として有名なアブドゥルハミード・アブー・スライマーンの著作を日本語に翻訳しており、中田考らとともに日本にイスラーム学を普及させる活動を精力的に行っている。近年ではロヒンギャ難民の各国での受け入れ状況と難民子弟への教育活動に加えて、日本のイスラム社会に関しても研究を進めている。
本名は「塩﨑悠輝」であるが、姓の「﨑」にはJIS X 0208のコードが割り当てられておらず、「崎」で代用して表記されることも多い。塩﨑自身のウェブサイトでは「塩﨑」と表記しており[2]、国立国会図書館の「Web NDL Authorities」なども「塩﨑」[3]で登録している。また、英字表記では「Ahmad Shiozaki Yuki」[4]を名乗ることもある。
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