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『泣き虫しょったんの奇跡』(なきむししょったんのきせき)は、将棋棋士・瀬川晶司の自伝[1]、及びその映像化作品である。サブタイトルは『サラリーマンから将棋のプロへ』。
全国中学生選抜将棋選手権大会で優勝して奨励会入りしたが、年齢制限で退会し、大学を経てサラリーマンになって安定を得たものの、アマ強豪としてプロ公式戦に参加して7割を超える勝率を挙げ、多くの人々の支援を得て日本将棋連盟を動かし、規定に存在しないプロ編入試験を実現し、合格するまでの瀬川の前半生を記している。
2018年9月7日公開。監督は映画『王手』(阪本順治監督)の脚本で映画界デビューし、新進棋士奨励会に所属していた豊田利晃。主演は豊田作品に多く出演している松田龍平。音楽はBLANKEY JET CITYの元ベーシスト、照井利幸。本作には多くの棋士・女流棋士が出演した。瀬川を除く登場人物は、モデルが存在しても変名になっているが[3]、元になった人物の多くは別の役[4]やエキストラとして出演している。
8月24日から開催される第42回モントリオール世界映画祭のフォーカス・オン・ワールド・シネマ部門に正式出品[5]。
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