Loading AI tools
ウィキペディアから
UEFAネーションズリーグ2018-19・決勝ラウンドは、欧州サッカー連盟(UEFA) が主催し加盟55協会が参加するサッカーの国際大会であるUEFAネーションズリーグ2018-19の優勝チームを決定するためのトーナメント[2]。2019年6月5日から9日までポルトガルで開催され[3] 、リーグAの4つのグループ勝者が準決勝・決勝をトーナメント方式で戦った。
決勝ラウンドはリーグAの4つのグループ優勝者によって争われる。決勝ラウンドに進出する4チームは、UEFA EURO 2020予選グループステージの抽選において、5チームが参加するグループAからEのいずれかに抽選されることが保証されたそれぞれ(試合のない予備日にネーションズリーグ決勝ラウンドを開催するため)[4]。
決勝ラウンドは、4チームによるシングルイリミネーショントーナメントで行われ、組み合わせはオープンドローによって決定した[5]。準決勝2試合のうち、ホスト国が出場する試合(準決勝1)が6月5日に、もう一方の準決勝(準決勝2)が6月6日に行われ、3位決定戦と決勝は6月9日に行われた[6]。決勝の勝者が、UEFAネーションズリーグの初代チャンピオンとして戴冠した[7]。
各試合とも、90分+アディショナルタイムを戦って同点の場合、30分(15分ハーフ)の延長戦が行われる(両チームとも、4回目の選手交代枠が追加される)[8]。延長戦を終えても同点の場合、PK戦によって勝者を決定した。決勝ラウンドでは、すべての試合でゴールライン・テクノロジーシステムを採用した[9] ほか、12月3日には、UEFAがビデオ・アシスタント・レフェリー(VAR)システムを採用することを承認した[10]。
決勝ラウンドは1ヶ国での集中開催が予定されており、決勝ラウンドに進出した4ヶ国のいずれかがホスト国となる。決勝ラウンドは収容人員30,000人以上の2つのスタジアムで開催され、スタジアムは同じ開催都市または約150キロメートル (93 mi) 以内の距離であることが理想とされた[12]。
2018年3月9日、UEFAは、イタリア、ポーランド、ポルトガルの3協会が開催に関心を示したことを明らかにした。書類の提出期限は2018年8月31日だった。3協会すべてがグループA3のメンバーであったため、各協会がUEFAの要件を満たす応募書類を提出した場合、グループA3の勝者が開催国として指名されることになった[13]。このうちポーランドは2018年10月14日の第4節の結果グループ敗退が決定し、イタリアとポルトガルに可能性が残された[14] 。2018年11月17日の第5節で両者が引き分けたことによりポルトガルのグループA3勝ち抜け(決勝ラウンド進出)が決定した[15]ことにより、開催権の獲得が内定。2018年12月3日にアイルランド共和国のダブリンで開催されたUEFA実行委員会の会議で、開催国として正式に承認された[3][16][17]。
ポルトガルサッカー連盟は、入札書類の中で、ポルトのエスタディオ・ド・ドラゴンとギマランイスのエスタディオ・D. アフォンソ・エンリケスを会場として提案した[3]。
ポルト | ギマランイス | |
---|---|---|
エスタディオ・ド・ドラゴン | エスタディオ・D. アフォンソ・エンリケス | |
Capacity: 50,033 | Capacity: 30,000 | |
抽選は、2018年12月3日14:30 CET (現地時間13:30)に、アイルランド・ダブリンのシェルボーン・ホテルで行われた[18][19][20]。4チームの抽選順に「マッチAのホーム」「マッチBのホーム」「マッチAのアウェイ」「マッチBのアウェイ」にそれぞれ割り当て、スケジュールの関係上、開催国ポルトガルが準決勝1のホームチームに割り当てられた。3位決定戦と決勝は、抽選で準決勝1のチームが双方のホームゲームとなるように割り当てられた[5]。
各代表チームは、決勝ラウンド開幕戦の少なくとも10日前に、23人の選手(うち3人はゴールキーパー)からなるチームを届け出る必要がある。ただし、登録された選手が当該チームの初戦の前に明らかに出場が困難となる負傷等を負った場合は、出場選手の差し替えが可能となる[9]。
準決勝 | 決勝 | |||||
6月5日 – ポルト | ||||||
ポルトガル | 3 | |||||
6月9日 – ポルト | ||||||
スイス | 1 | |||||
ポルトガル | 1 | |||||
6月6日 – ギマランイス | ||||||
オランダ | 0 | |||||
オランダ (延長) | 3 | |||||
イングランド | 1 | |||||
3位決定戦 | ||||||
6月9日 – ギマランイス | ||||||
スイス | 0 (5) | |||||
イングランド (p) | 0 (6) |
ポルトガル[22]
|
スイス[22]
|
|
|
マン・オブ・ザ・マッチ:クリスティアーノロナウド(ポルトガル) [23] |
オランダ[25]
|
イングランド[25]
|
|
|
マン・オブ・ザ・マッチ:フレンキー・デ・ヨング(オランダ) [26] |
スイス[28]
|
イングランド[28]
|
|
|
最優秀選手:ジョーダン・ピックフォード(イングランド) [29] |
決勝は、クリスティアーノ・ロナウドのハットトリックでスイスを沈めたポルトガルと、延長戦の末にイングランドを振り切ったオランダの対戦となった。序盤からポルトガルが猛攻を浴びせ、シュート数12-1と一方的な展開になるもスコアレスで前半を折り返す。後半に入っても押し込み続けるポルトガルは60分ベルナルド・シウバの折り返しを受けたゴンサロ・ゲデスがエリア手前中央で右足を振り抜き、シュートを決めて先制した。その後オランダも反撃に出るが、ポルトガルがオランダを1-0で破り、EUROに続いて「欧州連覇」を達成した。
ポルトガル | 1 – 0 | オランダ |
---|---|---|
ゲデス 60分 | Report (UEFA) |
ポルトガル[31]
|
オランダ[31]
|
|
|
|
レギュレーション[9] |
Seamless Wikipedia browsing. On steroids.
Every time you click a link to Wikipedia, Wiktionary or Wikiquote in your browser's search results, it will show the modern Wikiwand interface.
Wikiwand extension is a five stars, simple, with minimum permission required to keep your browsing private, safe and transparent.