トップQs
タイムライン
チャット
視点

サッカースイス代表

スイスの男子サッカーナショナルチーム ウィキペディアから

Remove ads

サッカースイス代表(サッカースイスだいひょう、:Équipe de Suisse de football, :Schweizer Fussballnationalmannschaft, :Nazionale di calcio della Svizzera, ロマンシュ語:Squadra naziunala da ballape da la Svizra)は、スイスサッカー協会(ASF / SFV)によって構成される、スイスサッカーナショナルチームである。

概要 サッカースイス代表, 国または地域 ...
Remove ads

概要

スイス代表のFIFAワールドカップにおける最高成績は1934年大会1938年大会1954年大会で記録したベスト8である。1954年大会のベスト8では、オーストリア代表と対戦し、7-5と壮絶な撃ち合いの末に敗退したが、合計12得点はワールドカップ史上最多得点試合として記録されている[1]。また、2006 FIFAワールドカップでは、ベスト16でウクライナ代表に0-0で迎えたPK戦で敗れたが、出場した全4試合で無失点という記録を残した[2]

UEFA欧州選手権ではオーストリアとの共催でUEFA EURO 2008に大会ホスト枠として通算3度目の出場を果たしたが、グループステージで敗退した[3]。しかし、UEFA EURO 2016はベスト16、UEFA EURO 2020においては史上初めてとなるベスト8に進出するなど、近年は成功を収めている[4]

公式記録上の国際大会での最高成績は、1924年パリオリンピックにおいて、決勝戦のウルグアイ代表に3-0で敗れて獲得した銀メダル(準優勝)となっている[5]

Remove ads

歴史

要約
視点

20世紀

FIFAワールドカップには1934年の第2回イタリア大会で本大会に初参加。1回戦でオランダに勝利しベスト8入りを果たす。1938年の第3回フランス大会では1回戦でドイツに引き分け再試合にもつれ込むが辛くも勝利して2大会連続でベスト8に進出した。3大会連続出場となった1950年のブラジル大会では開催国のブラジルメキシコユーゴスラビアと同じグループ1に入り、メキシコに勝ち、開催国のブラジルに引き分けるなど健闘したが、初戦のユーゴスラビア戦の敗戦が響き1勝1分1敗の3位でグループリーグ敗退となった。

1954年の地元開催で行われたスイス大会ではイタリアイングランドベルギーと同じグループ4に入る。この大会のみグループリーグにシード制が導入され総当たりではなかったため、初戦のイタリアには勝利したが結果的にそのイタリアと1勝1敗で並びプレーオフが行われた。そのプレーオフに4-1と勝利し、結果的にイタリア相手に2勝してグループリーグ2位通過となり、3度目のベスト8入りを果たした。準々決勝ではオーストリア相手に打ち合いを演じるが5-7で敗戦した。

1962年のチリ大会では開催国のチリ西ドイツ、イタリアと同じグループ2に入るが、全敗でグループリーグ敗退。1966年のイングランド大会では西ドイツ、アルゼンチンスペインと同じグループ2に入るが2大会連続で全敗に終わり、グループリーグ敗退。その後は欧州予選で苦しめられ、1994年のアメリカ大会まで長く本大会出場から遠ざかった。

アメリカ大会の欧州予選では、同組となったイタリアを相手に1勝1分と勝ち越して7大会ぶりの予選突破となった。本大会では開催国のアメリカコロンビアルーマニアと同じグループAに入り、1勝1分1敗の2位でノックアウトステージに進出した。ラウンドオブ16ではスペインと対戦し0-3で敗戦した。

UEFA EUROにはUEFA EURO 1996で本大会初出場を果たす。グループリーグでは開催国のイングランド、オランダ、スコットランドと同じグループAに入り、開幕戦でイングランド相手に1-1と引き分けたが、その後2敗を喫し、初の本大会はグループリーグ最下位で敗退となった。

1998年のフランスW杯ヨーロッパ予選では、プレーオフに進出できる2位のハンガリーに勝点2と僅かに及ばず、グループ4位で敗退となり2大会連続での出場は叶わなかった。

2000年代 - 2010年代

2000年のUEFA欧州選手権ベルギー・オランダ共催大会では予選デンマークと勝点で並んだが、直接対決で1分1敗と負け越し、3位となり予選敗退となった。

2002年のW杯日韓共催大会では、予選で後に本大会出場となるロシアスロベニアなどと同じグループに入ったが、フェロー諸島ルクセンブルクにしか勝利できず、結局予選4位となり2大会連続で予選敗退となった。

2004年のUEFA EURO 2004では予選で日韓W杯予選で敗れたロシアと再び同組となった。勝点1差でそのロシアを振り切り、首位で2大会ぶり2回目の本大会出場を決めた。本大会ではフランス、イングランド、クロアチアと強豪国ばかりのグループBに入り1分2敗で初の決勝トーナメント進出とはならなかった。

2006年のドイツW杯ヨーロッパ予選ではプレーオフで前回大会3位のトルコアウェーゴール差で破り3大会ぶりの本大会出場となった。本大会のグループリーグでは今大会限りで現役を引退するジネディーヌ・ジダン擁するフランス、前回大会4位の韓国、初出場のトーゴと同じグループGに入った。初戦のフランスには0-0と引き分けたものの、第2戦のトーゴ、最終戦の韓国にはともに無失点で勝利しグループステージを1位で通過した。ノックアウトステージではラウンドオブ16で初出場だったウクライナと対戦し、0-0でPK戦までもつれ込んだ結果、1失点も喫することなく敗退した。

オーストリアとの共同開催となったUEFA EURO 2008ではチェコポルトガル、トルコと同じグループAに入ったが、開幕戦のチェコ、2戦目のトルコに連敗をし、最終戦を前にグループステージ敗退が決まった。

2010年の南アフリカW杯では予選ギリシャを勝点差1で振り切り、W杯2大会連続出場を決めた。本大会では後に大会初優勝となったスペイン、チリホンジュラスと同じグループHに入った。初戦でスペインに1-0と勝利するも、続くチリには0-1と敗れた。最終戦のホンジュラスに勝てば決勝トーナメント進出の可能性があったが、0-0とスコアレスドローとなり3位でグループステージ敗退となった。なお、第2戦のチリ戦で後半30分にマルク・ゴンサレスにゴールを決められるまで559分というW杯連続無失点記録を樹立した。

3大会連続出場を狙った2012年のUEFA EURO 2012では予選でイングランドなどと同組になるが、プレーオフに出場できる2位のモンテネグロに勝点1差で僅かに及ばず3大会連続出場は叶わなかった。

2014年のブラジルW杯では予選アイスランド、スロベニアなどと同組になるが、序盤から勝点を積み重ね、終わってみれば7勝3分の無敗で予選通過となった。本大会では組み合わせ抽選会が行われた当時のFIFAランキングで7位にランクインしたため、シード国が入るポット1国として抽選された。その結果、エクアドル、フランス、ホンジュラスと同じグループEに入った。初戦のエクアドルには1-1で迎えた後半アディショナルタイム3分にハリス・セフェロヴィッチのゴールで2-1と逆転勝利をした。続くフランスには終盤に2点を返すも2-5と大敗を喫した。最終戦の相手は前回大会同様ホンジュラスが相手となったが、ジェルダン・シャチリのハットトリックの活躍で3-0と勝利し、グループステージ2位で2大会ぶりのノックアウトステージ進出となった。ラウンドオブ16ではアルゼンチンと対戦し、延長戦までもつれ込む接戦となったが、延長後半13分にディ・マリアにゴールを奪われ、0-1と敗れた。

2016年のUEFA EURO 2016では予選を2位で突破し、2大会ぶりの本大会出場を決めた。本大会では開催国のフランス、ルーマニア、アルバニアと同じグループAに入り、1勝2分で2位となり、初のノックアウトステージ進出を決めた。ラウンドオブ16でポーランドと対戦し、前半39分にポーランドのヤクブ・ブワシュチコフスキに先制点を奪われるが、後半37分にジェルダン・シャチリのゴールで同点に追いつくことに成功した。試合はこのままPK戦までもつれ込んだが、スイスの2人目であるグラニト・ジャカが失敗した一方、ポーランドは全員成功させ、敗戦となった。

2018 FIFAワールドカップには4大会連続で出場を決めた。同大会ではブラジル、コスタリカセルビアと同じグループEに入り、ブラジルに次ぐ2位通過で2大会連続のノックアウトステージ進出を決めたが、ラウンドオブ16ではスウェーデンに敗れた。

2020年代

1年延期されたUEFA EURO 2020ではグループステージを2位で通過、ラウンドオブ16でフランスにPK戦で勝利し、UEFA EUROでは初の準々決勝進出もスペインにPK戦で敗れた。

2022 FIFAワールドカップには5大会連続で出場を決めた。同大会ではブラジル、カメルーン、セルビアと同じグループGに入り、ブラジルに次ぐ2位通過で3大会連続のノックアウトステージ進出を決めたが、ラウンドオブ16ではポルトガルと対戦して敗れた。

Remove ads

成績

FIFAワールドカップ

さらに見る 開催年, 結果 ...
備考
スイスは、初出場の1934年大会初戦から1994年大会のラウンド16まで出場22試合連続で失点を喫しており、これはワールドカップにおける連続試合失点の記録である。その一方で、2006年大会ではグループリーグ3試合を無失点(この大会初戦で連続試合失点を止めた)、決勝トーナメント一回戦でウクライナに0-0からのPK戦で敗れ、ワールドカップ史上初の無失点での大会敗退という珍記録を残した。
さらに、2010年大会のグループリーグ第1戦のスペイン戦も無失点で、イタリアと並ぶ5試合連続無失点のワールドカップタイ記録を樹立し連続試合失点と連続試合無失点、両方のレコードホルダーになった。続くチリ戦では後半30分に失点するが、この時点までの大会通算連続無失点時間は86・90年大会のイタリア(550分)をも上回る559分となり、わずかながら記録を更新した。

UEFA欧州選手権

さらに見る 開催年, 結果 ...

オリンピック

さらに見る 開催年, 結果 ...

歴代監督

現招集メンバー

要約
視点

2021年5月30日に発表されたUEFA EURO 2020の最終登録メンバー。

さらに見る No., Pos. ...
Remove ads

歴代選手

Remove ads

歴代記録

出場数ランキング

2023年9月13日時点

  水色は現役代表選手

得点数ランキング

2023年10月18日時点

  水色は現役代表選手
さらに見る 順位, 名前 ...
Remove ads

脚注

関連項目

外部リンク

Loading related searches...

Wikiwand - on

Seamless Wikipedia browsing. On steroids.

Remove ads