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Ѳ

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Ѳ, ѳ は、初期キリル文字の一つで、ギリシア文字の「Θ」(シータ)に由来するが、のちに「Ф」に統合された。モンゴル語等の非スラヴ語で用いられる母音字、「Ө」は別字である。

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呼称

音素

本来はギリシア文字の「Θ」に対応する音であった。

  • 南スラヴ圏では伝統的に /t/ と読まれた。
  • ロシアでは /f/ と読まれた。

アルファベット上の位置

Ѳに関わる諸事項

  • 実質的には、ギリシア語からの外来語用の文字である。
  • Ѣ, І, Ѵ と共にロシアでは1918年の文字改革で消滅。Ѵ ほどではないが、Ѣ, І に比べると使用頻度はかなり低かった。ドストエフスキーの名前である Фёдор は当時の綴りとしては Ѳёдоръ であり、『罪と罰』の初版では実際にこのように表記されている。
  • 対応するグラゴル文字 である。
  • フォントデザインなどにより、中央の線は「~」のように波型になることがある。
  • Windows XPまでのWindowsに搭載されたMS ゴシックおよびMS 明朝では、この字のグリフが誤ってӨのものになっている。

符号位置

さらに見る 大文字, Unicode ...
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