トップQs
タイムライン
チャット
視点

アロンゾ・モーニング

アメリカのバスケットボール選手 (1970 - ) ウィキペディアから

アロンゾ・モーニング
Remove ads

アロンゾ・ハーディング・モーニング・ジュニアAlonzo Harding Mourning, Jr., 1970年2月8日 - ) はアメリカ合衆国バージニア州チェサピーク出身の元プロバスケットボール選手。ポジションはセンター

概要 マイアミ・ヒート, 役職 ...

センタープレイヤーとして特別上背があったわけではなかったが、剛力を発揮してインサイドを支配し、強烈な印象を残した。1999年2000年NBA最優秀守備選手賞を受賞した好ディフェンダーであり、2000年シドニーオリンピック金メダリスト。愛称は「ZO(ゾー)」。

Remove ads

経歴

要約
視点

ジョージタウン大学のスター選手として名をとどろかせた。1年先輩にディケンベ・ムトンボがいた。パトリック・ユーイングも大学の先輩にあたる。モーニングは同大学卒業後1992年のNBAドラフトシャキール・オニールに次ぐ全体2番目でシャーロット・ホーネッツから指名されてNBA入りした。

ルーキー離れした活躍を見せ新人王候補にも残るが、オニールに敗れる。しかし、オールルーキーファーストチームに選出される。ホーネッツはラリー・ジョンソンケンドール・ギルなど有能な選手が揃い、「フューチャーブルズ」(未来のシカゴ・ブルズ)と呼ばれるほど強豪チームになるのではないかと期待される。1994年バスケットボール世界選手権ドリームチームIIとして出場し優勝した。3年間ホーネッツでプレーした後、95-96シーズン開幕前にヒートに移籍した。

ヒートでは、パット・ライリーの指揮のもと強豪チームとなる。チームメイトのティム・ハーダウェイと何度も優勝のチャンスを掴むが、優勝を味わうことはなかった。1995-96シーズン、3月29日のワシントン・ウィザーズ戦でキャリアハイとなる50得点を記録した[1]。1998-99シーズンと99-00シーズンにはNBA最優秀守備選手賞を受賞した。2000年に開催されたシドニーオリンピックでアメリカ代表としてプレー。見事金メダルを獲得する。それからがモーニングの試練になるのであった。

オリンピックも終了し、帰国したモーニングに衝撃の事実が告げられる。モーニングは巣状糸球体硬化症(腎臓の疾患)を患っていた。選手生命にもかかわる事態となったが、モーニングは腎臓の移植手術を決断。シーズン終了前の13試合に出場するなど、鋼鉄の体を見せるが、プレーオフでは結果を残せず。続く01-02シーズン終了後モーニングは引退を発表した。

ところが、モーニングは引退から1年後にニュージャージー・ネッツと契約。だが、モーニングの状態はよくなく、12試合に出場したのみで再び引退。不死身といわれたモーニングも終わりだと思われた。

しかし、04-05シーズンにモーニングは再びNBAのコートに帰ってきた。シーズン開幕後はネッツでプレーしていたが、ヴィンス・カーターとのトレードでトロント・ラプターズに移籍、ラプターズではプレーせずに古巣のヒートに復帰した。

こうしてヒートに戻ってきたモーニングは、04-05シーズンに移籍したシャキール・オニールの控えセンターとして活躍し、オニールや新しいスター、ドウェイン・ウェイドらと共にNBAの頂点を目指し、2006年にはキャリアで初めての優勝を果たした。優勝が決まったNBAファイナル第6戦でモーニングは5ブロックと大暴れし、チームの優勝に大きく貢献した。

優勝した後のヒートは急速に衰え、翌06-07シーズンはプレイオフには進出したものの、1回戦でシカゴ・ブルズに全敗で敗退し、翌07-08シーズンもシーズン序盤から大きく負け越した。モーニングは開幕前からこのシーズンを最後に引退することを表明していたが、12月20日アトランタ・ホークス戦で右ひざ脚蓋腱を断裂してしまい、シーズン中の復帰は絶望視されてしまう。シャキール・オニールらチームメイトに抱えながらコートを去る時、モーニングの口からは「It's over」という言葉が漏れたという。

その後モーニングは引退を表明し、08-09シーズン、3月30日のマジック戦、引退セレモニーが43分間にわたって行われた。同時に、現役時代の背番号「33」ヒートの所属選手で初のヒートの永久欠番となった。なお、本人曰く「師匠」であるパトリック・ユーイング(現シャーロット・ホーネッツアシスタントコーチ)が同席できるよう、このマジック戦のハーフタイムが選ばれたのだという。モーニングは大粒の涙を流し、現役生活に幕を下ろした。

2014年にバスケットボール殿堂入りを果たした[2]

Remove ads

個人成績

さらに見る 略称説明 ...

NBA

レギュラーシーズン

さらに見る シーズン, チーム ...

プレーオフ

さらに見る シーズン, チーム ...
Remove ads

タイトル・受賞

  • NBA優勝:2006
  • オールNBA1stチーム:1999
  • オールNBA2ndチーム:2000
  • 最優秀守備選手賞:1999, 2000
  • オールディフェンシブ1stチーム:1999, 2000
  • オールスター出場:1994, 1995, 1996, 1997, 2000, 2001, 2002
  • ブロック王:1999(1試合平均3.91)
  • オールルーキー1stチーム:1993

キャリアハイ記録

脚注

外部リンク

Loading related searches...

Wikiwand - on

Seamless Wikipedia browsing. On steroids.

Remove ads