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ウーピー・ゴールドバーグ

アメリカの女優、歌手 ウィキペディアから

ウーピー・ゴールドバーグ
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ウーピー・ゴールドバーグ(Whoopi Goldberg[2], 本名:Caryn Elaine Johnson, 1955年11月13日 - )は、アメリカ合衆国ニューヨーク出身の女優コメディエンヌ歌手エミー賞グラミー賞、オスカー(アカデミー賞)、トニー賞4つの賞をすべて受賞した人物(EGOT)である。

概要 Whoopi Goldberg ウーピー・ゴールドバーグ, 本名 ...
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経歴

ニューヨーク大学卒業。『スタートレック』に登場する黒人士官ウフーラを演じたニシェル・ニコルズに強く影響されて女優を志した。放映当時、黒人かつ女性SFのTVシリーズのレギュラーを、しかも軍隊(に準じる組織)の士官を演じることは極めて異例であり、ウフーラは多くのアメリカ黒人女性に大きな希望を与えたという。その経緯から、SFドラマ『新スタートレック』シリーズに、本人の希望もあって「ガイナン」役で準レギュラー出演を果たしている。

8歳の頃にニューヨークにあるハドソン・ギルド英語版の劇場で演劇デビュー[1]。1975年にサンディエゴに移住していくつかの舞台に出演。1980年代初頭にサンフランシスコ・ベイエリアに移住してバークレーの前衛劇団「Blake Street Hawkeyes 」に参加[1]。その後、スタンダップ・コメディの舞台やテレビにも出るようになった。

1984年の「The Spook Show」公演が注目を浴びる。同公演の録音で第28回グラミー賞最優秀コメディ・アルバム賞受賞[3]

当時のステージネームは"Whoopi Cusion(ブーブークッション)"であり、現在の芸名はこの頃の名残である。ゴールドバーグというドイツ系ユダヤ人の苗字を名乗ったのは、母がジョンソンという苗字をスターになるには「充分にユダヤ的」でないと考えたためであるという[4]

サンフランシスコの舞台に立っていたところを『カラーパープル』の原作者アリス・ウォーカーに見いだされ、1985年に制作された映画版の主役としてデビューした。

1990年度公開の映画『ゴースト/ニューヨークの幻』での演技でアカデミー助演女優賞を受賞し、1992年に主演したコメディ映画『天使にラブ・ソングを…』が半年に及ぶロングランを記録したことで世界的に有名になった。

2007年、ゲスト出演したCNNラリー・キング・ライブ』にて、女優を引退しトークショー等の司会に専念すると宣言[5]。現在は朝のラジオ番組Wake Up With Whoopi』でメインを務め、2007年9月からはアメリカ・ABCのトーク番組『The View』の共同ホストの一人となっている。

2017年、ウォルト・ディズニー・カンパニーに対して多大な貢献を果たした人物に授与される「ディズニー・レジェンド」を授与された。

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その他

女性として初めてアカデミー賞授賞式の司会を務めた(その後も数回、司会を務めている)。

テレビ司会者としては、辛口コメントや女性の悩みを奔放に話す豪快な切り口で知られる。

私生活では、3度の結婚歴がある。最初の結婚で一人娘で俳優のアレックス・マーティン(1973年-)をもうけている[6]。俳優のテッド・ダンソンフランク・ランジェラと交際していた時もあった。

学習障害の一種、字を書くことに障害が出るディスグラフィア(書字表出障害)を持っていることを明らかにした。

ビートルズのファンであり、ドキュメンタリー映画『ザ・ビートルズ〜EIGHT DAYS A WEEK - The Touring Years』にも活動当時を知るファンの1人として出演し、彼らの『エド・サリヴァン・ショー』初出演で初めて目撃した時の印象や、母親にサプライズでシェイ・スタジアム公演に連れて行ってもらったエピソードなどをインタビューで答えている。

ホロコースト発言

2022年1月31日、ウーピーは自身が司会を務めている番組『ザ・ビュー』において、「ホロコーストは人種問題ではない。別の人間に対する非人道的な行いだ」「これは白人が白人にやっていること」などと発言。歴史的事実に反するとして、ユダヤ系の団体などが強く反発していた[7][8][9]

ウーピーは2022年2月1日放送の同番組の冒頭において、「ヒトラーナチスは、ユダヤ人を劣った人種とみなしていたため、実際には人種をめぐるものだった」と謝罪したが、番組を制作しているABCニュース社長のキム・ゴドウィンは「彼女に発言の影響について深く考え、学ぶことを求めた」として、2週間の出演停止処分にしたことをTwitterにて明らかにした[7][9][10]

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主な出演作品

映画

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テレビシリーズ

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ラジオ

CM

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日本語吹き替え

主に担当しているのは、以下の二人である。

片岡富枝
ディズニーアニメライオン・キング』のウーピー演ずるハイエナのシェンジ役の日本語版で初担当。その後は洋画、アニメ問わずウーピーの作品のオファーの多くが片岡に来るようになり、専属(フィックス)として定着した。元々バイプレイヤーであったウーピーが、次第に主演もこなす女優となっていく過程を見ていて片岡は自分のことのように嬉しかったとインタビューで語っている[11]
小宮和枝
ゴースト/ニューヨークの幻』(ソフト・機内上映版)で初担当。片岡と並んで多くの作品で吹き替えを担当しており、ウーピーのもう一人のフィックスとして定着している[12]

この他にも、後藤和代中村晃子東美江なども複数回、声を当てている。

脚注

外部リンク

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