カルラネイチャー

カルラネイチャー（Karura Nature、1991年5月14日 - 2009年4月14日）^[1]は、日本の競走馬、種牡馬。主な勝ち鞍に1994年のとちぎダービー、しもつけさつき賞、しもつけ弥生賞。

カルラネイチャー
欧字表記	Karura Nature[1]
品種	サラブレッド[1]
性別	牡[1]
毛色	鹿毛[1]
生誕	1991年5月14日[1]
死没	2009年4月14日（18歳没）
父	ブライアンズタイム[1]
母	サクラネイチャー[1]
母の父	ノーザンテースト[1]
生国	日本（福島県）[1]
生産者	今泉牧場[1]
馬主	井上修一[1]
調教師	荒川嘉幸（宇都宮） →飯塚好次（美浦） [1]
競走成績
生涯成績	12戦8勝 中央競馬 : 3戦0勝 地方競馬 : 9戦8勝 [1]
獲得賞金	3446万3000円[1]
勝ち鞍	とちぎダービー（1994年） しもつけさつき賞（1994年） しもつけ弥生賞（1994年）[1]

競走馬時代

1993年11月1日にデビューし、2着に3秒1の大差をつける勝利。2戦目は取りこぼしたものの、3戦目に再び2着に3秒差をつける圧勝を演じると一気に4連勝し、重賞のしもつけ弥生賞、しもつけさつき賞も勝ち、とちぎダービーに駒を進めた。とちぎダービーでは5戦5勝のブライアンズロマンと対決し、1馬身退けて勝利、2冠を達成した。しかし、その後骨折が判明、休養に入る。

休養後は中央競馬の飯塚好次厩舎に移籍したものの、中央初戦のダービー卿チャレンジトロフィーで14着に惨敗すると、続く2戦も2桁着順に大敗して、そのまま引退となった。^[2]

競走成績

以下の内容は、JBISサーチ^[2]およびnetkeiba.com^[3]に基づく。

年月日	競馬場	競走名	格	距離（馬場）	頭数	枠番	馬番	オッズ（人気）	着順	タイム （上り3F）	着差	騎手	斤量 （kg）	勝ち馬/（2着馬）
1993.11.01	宇都宮	3歳イ新馬		ダ800m（稍）	7	2	2	00.0（1人）	1着	0:47.2 (00.0)	-3.1	平澤則雄	54	（サウスキング）
0000.12.06	宇都宮	サラ系3歳		ダ1400m（良）	8	7	7	00.0（1人）	4着	1:34.9 (00.0)	-1.4	平澤則雄	54	ケンセイユキオー
0000.12.26	宇都宮	サラ系3歳		ダ1400m（良）	10	4	4	00.0（1人）	1着	1:32.4 (00.0)	-3.0	平澤則雄	54	（シャインホープ）
1994.01.10	宇都宮	サラ系4歳		ダ1500m（良）	10	8	9	00.0（1人）	1着	1:38.5 (00.0)	-0.8	平澤則雄	54	（ニシノアイランド）
0000.02.09	宇都宮	サラ系4歳		ダ1500m（稍）	10	2	2	00.0（1人）	1着	1:36.6 (00.0)	-2.9	平澤則雄	54	（オキダンサー）
0000.02.23	宇都宮	サラ系4歳		ダ1500m（重）	7	7	7	00.0（1人）	1着	1:35.6 (00.0)	-2.9	平澤則雄	54	（イチノキング）
0000.03.21	宇都宮	しもつけ弥生賞		ダ1900m（良）	8	3	3	00.0（1人）	1着	2:08.4 (00.0)	-0.2	平澤則雄	55	（ハーモニーホー）
0000.05.04	宇都宮	しもつけさつき賞		ダ1900m（良）	9	4	4	00.0（1人）	1着	2:06.4 (00.0)	-1.6	平澤則雄	55	（マルケンサンシー）
0000.06.26	宇都宮	とちぎダービー		ダ2000m（良）	11	3	3	00.0（1人）	1着	2:10.8 (00.0)	-0.2	平澤則雄	55	（ブライアンズロマン）
1995.04.02	中山	ダービー卿CT	GIII	芝1200m（稍）	14	4	5	12.1（4人）	14着	1:13.2 (39.2)	-3.2	的場均	56	オギティファニー
0000.04.22	東京	京王杯スプリングC	GII	芝1400m（良）	18	7	14	46.3（16人）	17着	1:23.4 (37.8)	-2.1	的場均	56	ドゥマーニ
0000.05.13	東京	武蔵野S	OP	ダ1600m（重）	16	4	8	12.8（5人）	15着	1:38.5 (40.3)	-2.9	大塚栄三郎	52	イブキクラッシュ

種牡馬時代

引退後は種牡馬入りし、後に優駿スタリオンステーションに移動。13年間で計85頭の産駒を送り出した^[4]。2009年に1頭に種付けした^[4]後、同年4月14日に死亡した^[5]。後継種牡馬として菊水賞2着馬ホープダイヤを送り出したロードマップがいた^[6]が、同馬も同年の6月に死亡している^[5]。

主な産駒

• 2000年産
  • ビックネイチャー（道営記念、北海優駿、華月賞、王冠賞、星雲賞）^[7]
• 2001年産
  • マルハチエトルリア（若駒賞、かもしか賞）^[8]
• 2005年産
  • ケイゾク（ゴールドジュニア、オッズパーク・ファンセレクションin笠松）^[9]
  • チェイリュイ（秋風ジュニア、ジュニアクラウン）^[10]

血統表

カルラネイチャーの血統			（血統表の出典）[§ 1]
父系	ロベルト系			[§ 2]
父 *ブライアンズタイム Brian's Time 1985 黒鹿毛	父の父 Roberto 1969 鹿毛	Hail to Reason	Turn-to
			Nothirdchance
		Bramalea	Nashua
			Rarelea
	父の母 Kelley's Day 1977 鹿毛	Graustark	Ribot
			Flower Bowl
		Golden Trail	Hasty Road
			Sunny Vale
母 サクラネイチャー 1984 鹿毛	母の父 *ノーザンテースト Northern Taste 1971 栗毛	Northern Dancer	Nearctic
			Natalma
		Lady Victoria	Victoria Park
			Lady Angela
	母の母 サクラクール 1977 鹿毛	*ドン	Grey Sovereign
			Diviana
		スミタカオル	*ガバドール
			リュウカオル
母系(F-No.)	シルバーバツトン(GB)系(FN:4)			[§ 3]
5代内の近親交配	Nasrullah 5 x 5 = 6.25%、Lady Angela 5 x 4 - 9.38%(母内)			[§ 4]
出典	[11] [12] [11] [11][12]

3代母スミタカオルの半妹キョウエイグリーン（父マタドア）は、スプリンターズステークス、安田記念などの勝ち馬。