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ガストニア (ノースカロライナ州)

アメリカ合衆国ノースカロライナ州の都市 ウィキペディアから

ガストニア (ノースカロライナ州)
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ガストニア: Gastonia)は、アメリカ合衆国ノースカロライナ州の都市。ガストン郡郡庁所在地である[2]。人口は8万0411人(2020年)で、ガストン郡では人口最大である。シャーロット都市圏に属し、圏内ではコンコードに次いで第2位の衛星都市である。

概要 ガストニア, 国 ...
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歴史

ガストニアは、ノースカロライナ州最高裁判所の判事だったウィリアム・ガストンにちなんで名付けられた[4]

市内のアメリカ合衆国国家歴史登録財としては、私立病院=ガストン記念病院、クレイグ農場、ガストニア中心街歴史地区、第一国定銀行ビル、ガストン郡庁舎、ガストニア高校、デイビッド・ジェンキンス邸、ローレイ・ミル歴史地区、ロビンソン=ガードナー・ビル、第三国定銀行ビル、ウィリアム・J・ウィルソン邸がある[5]

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ガストニアのローレイ・ミルで働く児童労働者、1908年、ルイス・ハイン撮影

地理

ガストニアは北緯35度15分19秒 西経81度10分49秒 (35.255220, -81.180249)に位置している[6]。ガストン郡の地理重心にある。

アメリカ合衆国国勢調査局に拠れば、市域全面積は50.7平方マイル (131.4 km2)であり、このうち陸地50.5平方マイル (130.8 km2)、水域は0.23平方マイル (0.6 km2)で水域率は0.45%である[7]。ガストニア市の面積はガストン郡の14%に相当する。

人口動態

さらに見る 年, 人口 ...

以下は2010年国勢調査による人口統計データである[2][9]

基礎データ

  • 人口: 71,741 人
  • 世帯数: 27,770 世帯
  • 家族数: 18,599 家族
  • 人口密度: 548.5人/km2(1,420.6 人/mi2
  • 住居数: 31,238 軒
  • 住居密度: 238.8軒/km2(618.6 軒/mi2

人種別人口構成

年齢別人口構成

  • 18歳未満: 24.7%
  • 18-24歳: 8.9%
  • 25-44歳: 26.5%
  • 45-64歳: 26.3%
  • 65歳以上: 13.6%
  • 年齢の中央値: 38歳
  • 性比(女性100人あたり男性の人口)
    • 総人口: 89.6
    • 18歳以上: 85.6

世帯と家族(対世帯数)

  • 18歳未満の子供がいる: 34.7%
  • 結婚・同居している夫婦: 42.5%
  • 未婚・離婚・死別女性が世帯主: 19.0%
  • 非家族世帯: 33.0%
  • 単身世帯: 27.1%
  • 65歳以上の老人1人暮らし: 9.7%
  • 平均構成人数
    • 世帯: 2.52人
    • 家族: 3.05人

収入

収入と家計[10]

  • 収入の中央値
    • 世帯: 36,881米ドル
    • 家族: 44,576米ドル
    • 性別
      • 男性: 38,151米ドル
      • 女性: 29,590米ドル
  • 人口1人あたり収入: 19,277米ドル
  • 貧困線以下
    • 対人口: 20.9%
    • 対家族数: 18.3%
    • 18歳未満: 32.5%
    • 65歳以上: 6.9%

犯罪

さらに見る 犯罪の種類, 2009年発生件数 ...

経済

過去10年間では多くの企業が閉鎖され、雇用数も減ったのでガストニアは大変な時代だった。ガストニア今も比較的強い製造業の労働力を維持しているが、多くの労働者が解雇され、さらに多くの者が失業状態である。2010年の失業率は7.9%だった。人口71,341人の内、12,536人が市内で働いており、日中は10,610人の人口増である。紡績糸の製造では世界のナンバーワンである繊維会社パークデール・ミルズの国際本社が市内にある[12]。この会社は市内と周辺の町で製造施設を操業させていた。パークデールは他の会社と同様に、工場を閉鎖し、生産は他の国に移してきた。

その他の製造業としては、ウィックス・フィルトレーション社、フレイトライナー・トラックス、スタビラス、カーチス・ライト・コントロールズ・エンジニアード・システムズ、ラディチ・グループがある。その他の大手雇用主としては、ガストニア市とガストン郡の政府、ガストン郡教育学区、カロモント・ヘルスケア(ガストン記念病院)があり、小売業のウォルマートが2店、アドバンス・オート・パーツが6店舗と物流センターを持っている[13]

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芸術と文化

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クラウダーズ山、市域に入っている

ガストニアと周辺地域には幾つか注目すべき観光地がある

シール自然史博物館では、ノースカロライナ自然史ホールやアメリカ・インディアンに関するヘンリー・ホールなど恒久展示がある[14]。またシャーロット都市圏では唯一のものであるジェイムズ・H・リン・プラネタリウムもある[15]

ダニエル・ストウ植物園が市の南東のベルモント市、ノースカロライナ州道279号線沿いにある。

カトーバ川沿いのアメリカ合衆国全国ホワイトウォーター・センターが市の東、隣接するメクレンバーグ郡内にある。

クラウダーズ山州立公園が市の西、キングスマウンテン市内にある。この公園には多くのハイキング道があり、キャンプ場、ピクニック場、ロッククライミング場、釣り場がある[16]

ショッピング

ノースニューホープ道路出口20番にあるイーストリッジ・モールは、地域唯一の屋内型ショッピングモールである。アンカー店はベルク、ディラーズ、J.C.ペニーである。このモールには、ビクトリアズ・シークレット、エアロポスタル、パックサン、フットロッカー、ヒベット・スポーツ、クレアズ、ホリスター、シャーロット・ラス、ニューヨーク & Co.、ベストバイ・モバイル、レイディオ・シャック、ハット・ファンタスティック、アンコール・バイ・シュー・ディパートメントなど専門店が80以上あり、レッドロブスターなどフルサービスのフードコートもある。

一連の商店街であるフランクリン・スクエアは3段階に分けられている。フェイズIは、ウォルマートベッド・バス・アンド・ビヨンドベスト・バイ、ロス・ドレス・フォー・レス、マイケルズが入っている。フェイズIIはKマート、ロウズ・ホーム・インプルーブメント・ウェアハウス、サムズ・クラブが入っている。フェイズIIIには、コールズ、オールド・ネイビー、ブックス・ア・ミリオン、ガンダー・マウンテン、シュー・カーニバル、ピア1インポーツ、ペットスマートが入り、さらに14スクリーンの映画館もある。

市内には他にも幾つかショッピングセンターがあり、全国や地方で知られた小売店が入っている。

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スポーツ

野球のガストニア・グリズリーズがシムズ・リージョン・パークで試合を行っている。コースタル・プレーン・リーグに属し、大学レベルの選手が入っている。1つのシーズンは5月から8月である。

ラグビーのガストニア・ガーゴイルズは、ガストン郡のノース・ベルモント・パークで試合を行っている。カロライナズ・ジオグラフィカル・ユニオンに属し、デビジョン4の男子ソーシャル・ラグビーを行っている。秋(8月から11月)春(2月から5月)の2シーズンがある。サウスカロライナ州クローバーで、毎年6月の第1または第2土曜日のクロバー・スコティッシュ・ゲイムズ中にあるラグビー7のトーナメントも開催している。

ローラーゲームを行うチームとしてG*Force(シニア)と Mini*Gs(ジュニア)の2つがある。試合はハドソン大通りのケイツ・スケーティング・リンクで行われている。

政府

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ガストニア・シティプラザ

警察

市内の警察はガストニア警察署、ガストン郡警察署、およびガストン郡保安官事務所が担当している。

消防と救急

ガストニア消防署には梯子車、ポンプ車など16両の消防車がある。ガストン郡にはボランティアが指導する強力な消防団もある。ガストン郡EMSが救急サービスを行っている。

教育

初等中等教育

ガストニア市を含むガストン郡の公立初等中等教育学校は全て、ガストン郡教育学区に属している。小学校、中学校、高校を運営している。

公立高校は、アシュブルック、フォレストビュー、ハンター・ハス、ハイランド工業、スチュアート・W・クラマーの各高校、合計5校がある。

私立学校もある。ガストン・デイスクール、ガストン・クリスチャン学校などである。

チャータースクールでは、ピードモント・コミュニティ・チャータースクールがあり、幼稚園から12年生を教えている[17]

高等教育機関

市域内にはカレッジや大学が無いが、ガストニアの都市圏には高等教育機関がある。ガストン郡ベルモントには4年制のベルモント・アビー・カレッジがあり、ダラス、リンカーン郡のリンカーントン、ベルモントには2年制のガストン・カレッジがある。

図書館

ガストン郡公共図書館が市内に3つの支所を持っている[18]

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メディア

新聞

「ガストン・ガゼット」がガストニアの主要新聞である。日刊紙でありガストニア市、ガストン郡と周辺地域をカバーしている。ノースカロライナ州最大の新聞である「シャーロット・オブザーバー」も入手でき、以前は水曜日と日曜日の版でガストン郡とリンカーン郡をカバーしていたが、近年は縮小されてしまった。

テレビ

市内で免許の降りたテレビ局は無いが、近くのシャーロットから全国系列局や独立系局が放送を流している。ケーブルテレビは主にタイム・ワーナー・ケーブルによるものである。

ラジオ

ガストニアで聴取できるラジオ放送は主にシャーロットに基地を置くものである。市内にはAMラジオ局、FMラジオ局、各1局がある。

交通

要約
視点
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ガストニア駅

鉄道

ガストニア駅(無人駅)がハンコック通り350にある。アムトラックの長距離旅客列車クレセント号がガストニアと、北のニューヨークフィラデルフィアボルチモアワシントンD.C.とシャーロット、南のアトランタアラバマ州バーミングハムルイジアナ州ニューオーリンズとを結んでいる。

道路

州間高速道路85号線がガストニアから直接州内のシャーロット、グリーンズボロダーラムや、北東のバージニア州ピーターズバーグ/リッチモンド、南西のサウスカロライナ州スパータンバーグジョージア州アトランタアラバマ州モンゴメリーの各市を繋いでいる。ガストニアの交通ネットワークは自動車専用道であるアメリカ国道321号線で補われており、その専用道部分がガストニアと大陸横断道である州間高速道路40号線とを繋ぎ、ガストニアの北56キロメートルにあるヒッコリー市とを繋いでいる。さらに自動車専用道で有料のガーデン・パークウェイがガストニアの西を環状に囲む計画がある。また南東のシャーロット、州間高速道路485号線、シャーロット・ダグラス国際空港への接続路になる予定である。

ガストニアの市内にはアメリカ国道20号線、同74号線(ガストン郡内ではこの2本が合流する)、同321号線が通っている。国道29号線は両カロライナ州で州間高速道路85号線に並行しており、74号線は東のシャーロットやウィルミントンと、西のアシュビル、チェロキーを繋ぐ東西方向の幹線道である。321号線はガストニアからサウスカロライナ州中央部、ノースカロライナ州北西部のブルーリッジ山脈を結んでいる。

州道では7号線、274号線、275号線、279号線が市内を通っている。

市内の幹線道は、フランクリン大通り、ガリソン大通り、ハドソン大通り、オザーク・アベニュー、ロング・アベニュー、エアライン・アベニュー、ガストン・アベニューが東西方向の幹線道であり、ニューホープ道路、チェスター通り、ヨーク道路、マリエッタ通りが南北方向の幹線道である。

バス

ガストニア交通がガストニア市の交通運営者である。市内の大部分をカバーするバスの定期便を運行している。月曜日から土曜日まで運行され、ガストニア市の中心街ブラドリー駅で乗り換えできる。通常料金は1ドル、乗り換えは無料である。

シャーロット地域交通システムがシャーロットへの通勤バスを運行している。ガストニア・イクスプレスは月曜日から金曜日にシャーロットのアップタウンまでバスを往復させる。途中でブラドリー駅を経由する。シャーロットのアップタウンまで片道料金が4.40ドルである。シャーロット地域交通システムのバス便への乗り換えは無料である。

空港

ガストニアの近辺に2つの空港がある。ガストニア市民空港(AKH)は市内の民間航空需要に対応している。市内南東部、ノースカロライナ州道274号線近くにある。シャーロット・ダグラス国際空港が国内便と国際便の入口であり、ガストニアの東29キロメートル、シャーロット市内にある。

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著名な出身者

姉妹都市

ガストニアは下記2都市と姉妹都市を結んでいる。

ゴータは1994年に締結して最初の姉妹都市になった。サンティアゴ・デ・スルコは2004年3月に公式パートナーになった。2007年、ガストニア市市長ジェニー・スタルツがゴータを訪問した。2007年12月サンティアゴ・デ・スルコ市長がガストニアを訪れ、ロータリー・パビリオンでクリスマスツリーに毎年行う点火式を見学した。彼は一人の市政委員と共に点火式に招かれていた。

脚注

外部リンク

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