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キーファー・サザーランド
カナダの俳優 ウィキペディアから
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キーファー・ウィリアム・フレデリック・デンプシー・ジョージ・ルーファス・サザーランド(Kiefer William Frederick Dempsey George Rufus Sutherland[3], 1966年12月21日 - )は、カナダの俳優・映画監督・歌手。
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人物
フォックスのドラマシリーズ『24 -TWENTY FOUR-』(2001-2010年・2014年)のジャック・バウアー役で知られ、エミー賞・ゴールデングローブ賞と全米映画俳優組合賞・サテライト賞をそれぞれ2回受賞している。ハリウッド・ウォーク・オブ・フェームとカナダ・ウォーク・オブ・フェイムに登録されている。
プロフィール
要約
視点
生い立ち
父は俳優のドナルド・サザーランド、母は女優のシャーリー・ダグラス(ともにカナダ国籍[4])。俳優のロッシフ・サザーランドは異母弟[5]。母方の祖父はカナダのサスカチュワン州首相を務めたトミー・ダグラス[4]。両親が働いていたロンドンで生まれ、7分後に生まれた双子の妹がいる。
キーファーの名はアメリカ生まれの作家、監督ウォーレン・キーファーにちなんで名付けられた。ウォーレン・キーファーはロレンツォ・サバティーニ [6] と名乗り、ドナルド・サザーランドの初出演映画であるイタリアの低予算ホラー映画『生ける屍の城』(Il castello dei morti vivi)で監督を務めた[7][8]。
一時期、カリフォルニア州コロナ市に住んでいたが[4][9]、1970年の両親の離婚後、母とともにカナダのトロントへ移住し[4][9]、カトリック系学校に通った。Crescent Town Elementary Schoolに通い、その後St. Clair Junior High East York、John G. Althouse Middle Schoolに通った。
高校はSt. Andrew's College、Martingrove Collegiate Institute、Harbord Collegiate Institute、Silverthorn Collegiate Institute, Malvern Collegiate Institute、Annex Village Campusなどを転々とした。
その後、London(Ontario)のRegina Mundi Catholic Collegeに通い、 Sir Frederick Banting Secondary Schoolで週末に演技レッスンを受けた。
俳優として
子役としてテレビなどに出演し1983年、本格的に映画デビュー。1986年に公開された『スタンド・バイ・ミー』の不良グループのリーダー「エース・メリル役」で一躍有名となるも、その後は役に恵まれない時期が続いた。『ダークシティ』ダニエル・P・シュレーバー博士役(1998年)では、「出演依頼は父への間違いだと思った」とコメンタリーで語っている。

その後、2001年から放映開始した『24 -TWENTY FOUR-』の主人公ジャック・バウアー役[10]が大ヒットし、2006年度エミー賞ドラマ部門で主演男優賞を受賞。『24』に出演中の2001年以降は、テレビ・シーズンの撮影がオフになる春から初夏にかけて映画撮影のスケジュールを組むことにより、ほぼ毎年1本のペースで映画出演も続けた。
俳優として作品へ出演するだけでなく、近年では製作および監督も手がけており、2010年時点ではロサンゼルス在住。また、モンタナ州に牧場を所有している[9][11]。2012年に放送が始まった『TOUCH/タッチ』では、主演だけでなく製作総指揮にも名を連ねている。
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私生活
これまで2度結婚し離婚している。最初の妻はロックバンド シカゴのギタリストで事故死したテリー・キャスの未亡人、キャメリア・キャスで、女児(サラ・ジュード)をもうける。1996年に2番目の妻である、エリザベス・ケリー・ウィンと結婚したが1999年より別居し、2009年に離婚が成立した[13]。義理の娘(キャスの連れ子)もおり、2005年の二月には義理の孫が産まれた[14]。
『24 -TWENTY FOUR-』で自身の娘サラ(現在は女優として活動している)をADとして起用するも態度が悪く、父親であるサザーランド自身が解雇した[15]。
『フラットライナーズ』で共演したジュリア・ロバーツとも婚約していたが、挙式の3日前(1991年)に破局した[4][9]。
エピソード
- ギター収集家
- アメリカの楽器メーカー・ギブソン社のエレキギターの熱心なコレクターであり、自宅に多数のオールドギターを所有[9]。ギブソン社のギター博物館を訪れた際、尊敬するギタリストはレッド・ツェッペリンのジミー・ペイジとAC/DCのアンガス・ヤングだと答える。この時ペイジを意識してレスポールを低く構えおどけた表情で写っている。
- 賭けに負けて女装
- 2010年。アメリカンフットボールの試合で友人と賭け「ニューイングランドが負けたら、女装でテレビ番組に出るよ」と言ったところ本当にニューイングランドが敗北。その約束通り、自分で店にドレスを買いに行って試着し、そのドレスを着て深夜トーク番組『レイト・ショー・ウィズ・デイヴィッド・レターマン』に出演した[9]。
- 投資詐欺の被害
- 2010年1月27日、牛の投資詐欺に遭った[9][11]。投資額は86万9000ドルで、「メキシコで購入した畜牛を、アメリカに輸入し売却すると高い利益を得ることができる」と架空のビジネス・システムを吹き込み、投資家から莫大な資金を集めていたが、犯人は重窃盗罪、文書偽造、詐取、横領などの罪で逮捕された。
90年代後半、俳優業を休業してロデオ選手として全米大会などに出場していたキーファーは、モンタナに900エーカーの牧場を所有しており、馬だけでなく牛なども飼っている。そのため、今回の架空投資をファイナンシャル・アドバイザーから紹介された際にも、迷うことなく購入してしまったと見られている。 - 有名俳優との同居
- 俳優のロバート・ダウニー・Jr(『1969』(1988年)で共演)や女優のサラ・ジェシカ・パーカーらとルームメイトだった事がある。『ジミー・キンメル・ライブ!』においてサザーランドが、「1980年代にロサンゼルスで3年間同居していた」と明かしている。また「売れっ子俳優ばかりだったので同居中一度も家賃を払わなかった」とも語っている。
- 共演者からの評判
- 24の撮影現場では横柄な態度をとることが多く、出演したフレディ・プリンゼ・ジュニア (S.8…コール・オーティス役)や、ショーレ・アグダシュルー (S.4…ディナ・アラス役)らは、サザーランドの人間性を大批判した事がある[16][17]。
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金銭
2006年4月、『24 TWENTY FOUR』の第5シーズン終了後、さらに3年間の出演契約をしたことがわかった。この3年契約は出演料だけで4000万ドルと推定され、テレビドラマでは最も高額な出演料の上位にランクインされる[18]。
2009年8月、『24 -TWENTY FOUR-』の出演料が1話につき、33万ポンド(日本円で約5200万円)で米テレビドラマに出演している俳優の中で最も高額の出演料をもらっている俳優になることがわかった[19]。
2009年11月、経済誌『フォーブス』が「アメリカのテレビ界で最も稼いでいる男性」のランキングを発表し、2008年6月から2009年6月までの収入が1,300万ドル(日本円で約11億7,000万円)で7位にランクインした[20]。
2010年3月、『ニューヨーク・デイリーニュース』紙によると、太っ腹なチップを残すセレブとして過去にバーの客全員に酒を振舞い、500ドル(約4万5000円)を支払った上に200ドル(約1万8000円)のチップをスタッフに手渡したことがわかった[21]。
2011年8月、米『テレビガイド』誌が「テレビ界の出演料」を発表し、新しいドラマのギャラを1エピソード22万5,000ドル(日本円で約1,710万円)で契約したことがわかった[22]。
尚、サザーランドは自身だけでなく高騰するハリウッド俳優の出演料については高すぎるとの発言をしたことがある[23]。
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不祥事
- 飲酒運転
- 2007年9月25日、ロサンゼルス市内で飲酒運転により逮捕され、48時間拘留[4][9][24]。『24 -TWENTY FOUR-』を放映するFOX主催のパーティーからの帰途で、保釈金約300万円を支払い釈放。以前も飲酒運転容疑で逮捕、保護観察処分中だった。2007年10月10日、司法取引に応じ禁固48日間の実刑、同年12月、判決下る。米国脚本家組合によるストライキの影響で『24 -TWENTY FOUR-』放映が無期限延期になり、刑は12月5日から2008年1月21日に執行。収監中、洗濯や掃除業務を行い模範囚として過ごす。後にテレビ番組などで自らの獄中でのエピソードを披露した。
- その他、飲酒にまつわるゴシップが多く報道されている。
- 暴行傷害罪
- 2009年5月7日、パーティの席でプロエンザ・スクーラーのファッションデザイナー、ジャック・マッコローがブルック・シールズにぶつかり転倒させた事に立腹、マッコローへ頭突きして顔を切傷させ暴行傷害罪で逮捕[4][9]。「ジャック・バウアー捜査官、またも逮捕される」と報じたメディアもある。
- 上記のことなども含め、サザーランドは、少なくとも四度の逮捕歴があることが報じられている[25]。
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出演作品
映画
テレビシリーズ
その他
- ゲーム
- PS2用ソフト『24: The Game 』(2006年):声の出演(主人公ジャック役)
- 『コール オブ デューティ ワールド・アット・ウォー』 (Call of Duty: World at War) (2008年):声の出演(アメリカ海兵隊ローバック軍曹役)
- 『メタルギアソリッドV』 (METAL GEAR SOLID V: THE PHANTOM PAIN) (2015年):声の出演、フェイシャルキャプチャー(スネーク役)
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日本語吹き替え
当初は大塚芳忠[26]、大塚明夫などが務めていたが『24 -TWENTY FOUR-』のジャック・バウアー役で小山力也が起用されたことを機に、現在は大半の作品を小山が担当している。また、小山は2010年末に『24 -TWENTY FOUR-』ファイナルシーズンのキャンペーン及びファン感謝祭にてキーファー本人と対面している[27]。
脚注
外部リンク
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