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デクセリアルズ

日本の電子部品メーカー ウィキペディアから

デクセリアルズ
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デクセリアルズ株式会社は、電子部品、接合材料、光学材料などの製造・販売する日本の企業である。かつてはソニーグループの一員であったが、2012年(平成24年)9月に日本政策投資銀行ユニゾン・キャピタルグループの投資ファンドとが出資する持株会社に売却された。2015年(平成27年)7月、東証1部に再上場を果たした。現在は東証プライムに上場している[4]

概要 種類, 市場情報 ...
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概要

前身のソニーケミカルは東証2部(現・スタンダード)に上場していたが、2000年1月に実施された株式交換によりソニーの完全子会社となり、上場廃止。2006年7月1日にソニーケミカルを存続会社としてソニー宮城と合併し、ソニーケミカル&インフォメーションデバイス株式会社へ社名変更した。ソニーグループからの離脱とともに、2012年9月に現社名に変更した。デクセリアルズとは、dexterousとmaterialsとを組み合わせた造語(かばん語)である[5]

主な取扱製品は異方性導電膜(ACF)、光学弾性樹脂(SVR)、光学関連フィルム、表面実装型ヒューズ、工業用接着剤、両面・片面テープ、光ディスク用紫外線硬化型樹脂、熱伝導シート、太陽電池用タブ線接合材料、スパッタリングターゲット、無機波長板、無機偏光板などである。

中でも、半導体をパネルに実装する材料としてディスプレーになくてはならない部材である異方性導電膜(ACF)、スパッタリング技術で製造する反射防止フィルム、スマートフォンやタブレットに使われる光学弾性樹脂(SVR)のシェアは世界トップである[1]

また、経済産業省によって2019年度の健康経営優良法人(ホワイト500)に、2022年度、2023年度、2024年度の健康経営優良法人に認定されている[6][7]。2022年度、2023年度、2024年度の健康経営優良法人には、関連会社のDexerials Precision Componentsも共に認定されている[6][7]

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沿革

  • 1962年(昭和37年)3月5日:ソニーケミカル設立。
  • 1987年(昭和62年)7月:東京証券取引所市場第二部に上場。
  • 1990年(平成2年)11月:ソニー根上設立。
  • 1999年(平成11年)12月28日

:ソニーケミカル上場廃止。

  • 2000年(平成12年)1月:株式交換により、ソニーケミカルはソニーの完全子会社となる。
  • 2000年(平成12年)4月:ソニー宮城設立。
  • 2002年(平成14年)4月:ソニー根上を吸収合併。ソニーケミカルの根上事業所に。
  • 2006年(平成18年)7月:ソニーケミカルがソニー宮城を吸収合併し、ソニーケミカル&インフォメーションデバイスに社名変更。
  • 2012年(平成24年)9月:ソニーケミカル&インフォメーションデバイスは、日本政策投資銀行とユニゾン・キャピタルグループの投資ファンドとが出資するファンド傘下の持株会社・VGケミカルの完全子会社となり、(旧)デクセリアルズに社名変更。
  • 2013年(平成25年)3月:VGケミカルが(旧)デクセリアルズを吸収合併し、デクセリアルズに社名変更。
  • 2015年(平成27年)7月29日:東京証券取引所市場第一部に再上場。
  • 2021年(令和3年)7月13日:本社を栃木県下野市へ移転
  • 2022年(令和4年)3月24日:日本政策投資銀行と共同で、京都セミコンダクターの株式を取得し子会社化[2][3]
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脚注

外部リンク

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