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ハヌノオ文字 (Unicodeのブロック)
Unicodeのブロック ウィキペディアから
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ハヌノオ文字(ハヌノオもじ、英語: Hanunoo)は、Unicodeの46個目のブロック。
解説
フィリピンのミンドロ島で話されるハヌノオ語を表記するためのハヌノオ文字を収録している。
ハヌノオ文字はデーヴァナーガリーなどと同様に、ブラーフミー文字から派生した所謂ブラーフミー系文字(インド系文字)の一つであり、音素文字のうち、子音字に母音記号を付加することで発音を切り替えるアブギダに分類される。書字方向はラテン文字などと同様に左から右へ横書き(左横書き)する。分かち書きは原則しない。
符号位置の順序はおおむね伝統的なブラーフミー系文字の順序に従っている。
Unicodeのバージョン3.2において初めて追加された。
収録文字
要約
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小分類
このブロックの小分類は「独立母音字」(Independent vowels)、「子音字」(Consonants)、「従属母音記号」(Dependent vowel signs)、「ヴィラーマ」(Virama)、「フィリピン諸文字体系用一般句読点」(Generic punctuation for Philippine scripts)の5つとなっている[1]。
独立母音字(Independent vowels)
この小分類にはハヌノオ文字のうち、頭子音のない母音の音節を表す際に用いられる独立した母音字が収録されている。
子音字(Consonants)
この小分類にはハヌノオ文字のうち、基本的な子音字が収録されている。
従属母音記号(Dependent vowel signs)
この小分類にはハヌノオ文字のうち、子音字に結合する母音記号が収録されている。
ヴィラーマ(Virama)
この小分類にはハヌノオ文字のうち、pamudpodと呼ばれる、子音字の持つ暗黙の母音/-a/を読まずに子音のみを発音することを表す記号1つのみが収録されている。
なお小分類名の「ヴィラーマ(virama)」とはデーヴァナーガリーにおける同様の機能を持つ記号の名称である。
フィリピン諸文字体系用一般句読点(Generic punctuation for Philippine scripts)
ハヌノオ文字だけでなく、他のフィリピンの文字体系(タガログ文字、ブヒッド文字、タグバヌワ文字)においても使用されることが想定されている。
文字コード
ハヌノオ文字(Hanunoo)[1] Official Unicode Consortium code chart (PDF) | ||||||||||||||||
0 | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | A | B | C | D | E | F | |
U+172x | ᜠ | ᜡ | ᜢ | ᜣ | ᜤ | ᜥ | ᜦ | ᜧ | ᜨ | ᜩ | ᜪ | ᜫ | ᜬ | ᜭ | ᜮ | ᜯ |
U+173x | ᜰ | ᜱ | ᜲ | ᜳ | ᜴ | ᜵ | ᜶ | |||||||||
注釈
|
履歴
以下の表に挙げられているUnicode関連のドキュメントには、このブロックの特定の文字を定義する目的とプロセスが記録されている。
出典
関連項目
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