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パシフィカス

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パシフィカス (Pacificus) はイギリス競走馬。競走馬としては活躍できなかったが、繁殖牝馬として日本に輸入され、GI競走3勝を挙げたビワハヤヒデ、史上5頭目のクラシック三冠馬ナリタブライアンなどを産んだ。

概要 パシフィカス, 欧字表記 ...

ノーザンダンサー20世紀を代表する種牡馬である。同馬の項を参照。母パシフィックプリンセスG1競走デラウェアオークス優勝馬で近親には活躍馬多数、JRAGI3勝のファレノプシスに、日本ダービー優勝馬のキズナにあたる。

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生涯

パシフィカスは、早田光一郎1989年12月イギリスニューマーケットで開かれたディセンバーセールで購入した繁殖牝馬である。ノーザンダンサー血統も悪くなく8歳と若かったが、パシフィカス自身および産駒の競走成績が芳しくなかったこと、セールの際に無名種牡馬シャルードの仔(のちのビワハヤヒデ)を受胎していたことから、3万1000ギニー(約520万円)の安値で購入された。

日本へ輸入後にビワハヤヒデ、ナリタブライアンと相次いで活躍馬を輩出[1]し、さらに輩出したビワタケヒデも兄2頭にはおよばなかったものの、ラジオたんぱ賞に勝つなどの活躍を見せた。そのほかの産駒に、ビワカレン、ビワビーナス、ビワタイテイ、スペリオルパール、ビワパシフィカスがいる。全く系統が異なる種牡馬でGIの実績を残していることからも、パシフィカスの繁殖能力の高さが窺える。また2014年にはスペリオルパール産駒のラストインパクト小倉大賞典を勝利し、孫世代からも重賞馬が出ている。

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パシフィカスと2番仔ナリタブライアンの墓(パノラマで角を挟んで撮影しているので位置関係に注意)

1999年5月4日、ビワパシフィカスを産んだ際に子宮破裂を起こして死亡し、土葬された。

墓は新冠町優駿メモリアルパークに建立されており、2番仔ナリタブライアンのすぐ近くで眠っている。

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繁殖成績

※日本輸入後のみを記す

さらに見る 生年, 馬名 ...

血統表

パシフィカス血統(血統表の出典)[§ 1]
父系ノーザンダンサー系
[§ 2]

Northern Dancer 1961
父の父
Nearctic 1954
Nearco 1935 Pharos 1920
Nogara 1928
Lady Angela 1944 Hyperion 1930
Sister Sarah 1930
父の母
Natalma 1957
Native Dancer 1950 Polynesian 1942
Geisha 1943
Almahmoud 1947 Mahmoud 1933
Arbitrator 1937

Pacific Princess 1973
Damascus 1964 Sword Dancer 1956 Sunglow 1947
Highland Fling 1950
Kerala 1958 My Babu 1945
Blade of Time 1938
母の母
Fiji 1960
Acropolis 1952 Donatello 1934
Aurora 1936
Rififi 1952 Mossborough 1947
Khanum 1944 F-No.13-a
母系(F-No.) 13号族(FN:13-a) [§ 3]
5代内の近親交配 Nearco  3×5  15.63%
Hyperion  4×5  9.38%
Blenheim 5×5  6.25%
[§ 4]
出典

脚注

外部リンク

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