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ビアンカ・ナイト

アメリカの陸上競技選手 (1989-) ウィキペディアから

ビアンカ・ナイト
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ビアンカ・ナイトBianca Knight1989年1月2日 ‐ )は、アメリカ合衆国ミシシッピ州パール出身の陸上競技選手。専門は短距離走100mで11秒07、200mで22秒35の自己ベストを持つ。2012年ロンドンオリンピック女子4×100mリレーの金メダリストであり、同種目の世界記録保持者である。

概要 ビアンカ・ナイト, 選手情報 ...
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経歴

要約
視点

高校時代まで

12歳の時に陸上競技を始めた[1]。高校はミシシッピ州にあるリッジランド・ハイ・スクール (en) に進学すると、2007年に200mで22秒97の室内全米高校記録を樹立[2]、2006年ナイキ選手権(Nike Outdoor Nationals)と2007年全米ジュニア選手権の女子200mで全米タイトルを獲得するなど、全米高校屈指のスプリンターに成長した[3]。また、州レベルでは100mで200mでミシシッピ州高校記録を樹立し、15の個人種目(100mで6、200mで5、400mで4)を含む計23のミシシッピ州タイトルを獲得する活躍を見せた[4][5]。2006年にはゲータレード全米最優秀女子陸上競技選手賞(Gatorade National Girls Track Athlete of the Year) をミシシッピ州の選手として初めて受賞した[3]

2005年世界ユース選手権

2005年7月の世界ユース選手権に出場すると、女子100mの予選で11秒38(+1.8)の今季ユース世界最高記録をマーク。準決勝は11秒44(-0.5)とタイムを落としたものの、決勝では再び11秒38(-0.1)の今季ユース世界最高記録タイで金メダルを獲得した[6]。女子200mは23秒33(+0.7)の2位で優勝を逃したが、アメリカチームの3走を務めたメドレーリレーは2分03秒93の今季ユース世界最高記録での優勝に貢献し、100mとの2冠を達成した[7]

2006年

2006年8月8日にユージーンで行われた競技大会の女子4×100mリレーでアメリカジュニアチームの1走を務め、1999年にアメリカチームがマークした43秒38を更新する43秒29のジュニア世界記録樹立(当時)に貢献した[8]。しかし、この大会で負傷したため、出場予定だった1週間後の北京世界ジュニア選手権に出場することはできなかった[9]

大学時代

2008年全米学生室内選手権

テキサス大学オースティン校に進学すると、2008年3月の全米学生(NCAA)室内選手権女子200mを制し、1年生ながら全米学生タイトルを獲得した。優勝タイムの22秒40は、室内世界歴代8位(当時)・室内全米歴代2位(当時)・室内ジュニア世界記録・室内全米学生記録(当時)という好タイムだった[10]。また、同大会女子60m予選では7秒16の室内ジュニア全米記録を樹立している(決勝は7秒21で3位)[11]。この大会の直後にプロに転向した[3]

プロ時代

2011年大邱世界選手権

2011年の全米選手権女子200m決勝では22秒35(+1.0)の自己ベストをマークするも、3位のジェネバ・タモー英語版に0秒07及ばず表彰台を逃した[12]。この結果、8-9月に行われる大邱世界選手権女子4×100mリレーのアメリカ代表に選出され[13]、迎えた大会では予選と決勝でアメリカチームの1走を務めた。予選を今季世界最高記録の41秒94で突破すると、2走アリソン・フェリックス、3走マーシェベット・メイヤーズ英語版、4走カーメリタ・ジーターのオーダーで臨んだ決勝では予選のタイムを更に縮める41秒56の今季世界最高記録で優勝に貢献し、シニア世界大会で初の金メダルを獲得した[14]

2012年ロンドンオリンピック

2012年6月の全米オリンピックトライアル(全米選手権)では女子100mと女子200mの両種目で決勝に進出するも、女子100mは11秒14(+0.9)で5位[15]、女子200mは22秒60(+1.0)で7位に終わった[16]。この結果、個人種目での代表は逃したもののロンドンオリンピック女子4×100mリレーアメリカ代表に選出されると[17]、迎えた8月の大会では予選と決勝でアメリカチームの3走を務めた。予選を今季アメリカ最高記録の41秒64で突破すると、1走ティアナ・マディソン、2走アリソン・フェリックス、4走カーメリタ・ジーターで臨んだ決勝では40秒82の世界記録を樹立し、1985年に東ドイツがマークした41秒37を塗り替えての優勝に貢献した[18][19]

2014年世界リレー

2014年5月には今年新設された世界リレーに出場すると、オリンピック世界選手権では実施されない種目の女子4×200mに出場し、アメリカチームの3走を務めて1分29秒45の大会記録(当時)樹立と優勝に貢献した[20]

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自己ベスト

記録欄の( )内の数字は風速m/s)で、+は追い風、-は向かい風を意味する。

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主要大会成績

備考欄の記録は当時のもの

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ダイヤモンドリーグ

ダイヤモンドリーグの総合成績を記載。獲得ポイント欄の( )内は出場したポイント対象レースの数を意味する。

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優勝したダイヤモンドリーグの大会を記載(個人種目のみ)。金色の背景はポイント対象レースを意味する。

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脚注

外部リンク

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