ベルツ賞

ベルツ賞（ベルツしょう、Erwin-von-Baelz-Preis）は、日本の近代医学に大きな功績を残したドイツの医学者エルヴィン・フォン・ベルツを記念して、両国間の歴史的な医学関係を回顧すると共に、両国の医学面での親善関係を更に深めて行く目的設立された^[1]。日本国内の医学論文を対象とし、現在はドイツの製薬会社・ベーリンガーインゲルハイム社によって運営されている。

受賞者

1960年代

年度	受賞者	等賞	受賞論文研究テーマ
1964	中村元臣 宮﨑忠 佐田禎造 石原保之	2等賞	「冠動脈組織のエネルギー代謝特異性」
	岳中典男	2等賞	「冠状循環におけるアドレナリン作動性の機構について」
	小出直 開原成允 上田慶二 飯尾正宏 上田英雄	佳作賞	「ラジオ・アイソトープによる冠循環の研究」
	八木舎四 小島一夫 持木太	佳作賞	「酸素電極法でみた冠循環の特性」
	中尾喜久 池田正男 蔵本築 栗原博 リーホン・ユイング 村田和彦 細田瑳一 木全心一 小沢利男	佳作賞	「冠循環に於ける血行力学因子の分析」
1965	市山新 中村重信 西塚泰美	1等賞	「哺乳動物肝臓におけるNicotinamide Adenin Dinucleotideの生合成機構ならびにその代謝調節機構に関する研究」
	国府達郎	2等賞	「血圧調節における蛋白分解酵素の意義－特にアンジオテンシネースについて－」
	塚田裕三 野口鉄也	2等賞	「フェニルアラニン代謝とその代謝異常に関する実験的研究」
1966	中山恒明	1等賞	「自家腸管遊離移植による頚部食道癌根治手術に関する研究」
1967	中村元臣 鳥井紳一郎 佐田禎造 石原保之 菊池裕 山本広史	1等賞	「日本人脳動脈硬化に関する研究－化学的形態的流体力学的立場から－」
	竹重順夫	2等賞	「脳幹部血行動態に関する静脈系の意義」
1968	酒井文徳 田所昌夫 寺岡諄	1等賞	「Micropuncture法による腎髄質機能に関する実験的研究」
	柴田整一 長沢俊彦 成清卓二 宮川侑三 北村潔	2等賞	「ネフロトキシン抗原の純化とその臨床的意義」
	大島研三 波多野道信	5周年 記念賞	「腎疾患とImmune Deposit Disease」
	阿部裕 古川俊之 加藤俊夫 梶谷文彦 稲田紘 林隆一	5周年 記念賞	「計量理論による腎機能とその疾病像の解析」
1969	中村隆 滝島任 笹本浩 横山哲朗	1等賞	「呼吸機能の肺内不均等分布に関する研究」
	吉良枝郎 福島保喜 北村諭	2等賞	「生理学的にみた肺血管床の基本的形態」

1970年代

年度	受賞者	等賞	受賞論文研究テーマ
1970	大島博幸	1等賞	「Androgensの生成・代謝とその調節機構」
	井林博 大澤仲昭 山路徹	佳作賞	「副腎と性腺Androgenに関する実験的および臨床的研究」
	長瀧重信	佳作賞	「ヨードを多量に含む食物の摂取に適応する甲状腺ホルモン生成の調節」
1971	高久史麿 青木洋祐	1等賞	「血色素合成の調節、その病態生理学的意義」
	三輪史朗 仁科甫啓	2等賞	「諸種溶血性貧血赤血球の生化学的研究」
1972	阿部重人 永井裕	1等賞	「関節液コラゲナーゼ－酵素活性調節機構と病態生理的意義について－」
	大髙裕一	2等賞	「結合組織の病態に関する基質病理学的研究」
1973	亀山正邦	1等賞	「老人者脳血管障害の基本的問題－臨床的および病理学的考察－」
	古川俊之 井上通敏 稲田絋 高杉成一 堀正二 武田裕 吉川博通 梶谷文彦	2等賞	「確率モデルにおける老化と死亡の解析」
	佐藤秩子 田内久	10周年 記念賞	「老化過程におよぼす環境の影響について－在ハワイ日本人肝の老性変化を中心として－」
1974	永田豊 御子柴克彦 塚田裕三	1等賞	「分離ニューロンおよびグリア細胞群の生理化学的研究」
	大塚正徳 宮田雄平 小西史朗 髙橋智幸	2等賞	「脊髄における神経伝達物質の研究」
1975	松尾裕 関敦子	1等賞	「消化管分泌における消化管ホルモンと自律神経系との協働」
	藤田恒夫 小林繁	2等賞	「消化管ホルモンの分泌機序の研究」
1976	水上公宏 金弘 西嶌美智春 荒木五郎 美原博	1等賞	「脳血管障害の臨床－外科治療を中心として－」
	山之内博 東儀英夫 松田保 亀山正邦	2等賞	「脳梗塞発症要因に関する研究－血液ヘマトクリット値の問題と播種性血管内凝固症候群における脳梗塞－」
1977	多田富雄 谷口克 奥村康 竹森利忠	1等賞	「免疫細胞間相互作用の分子論的遺伝子論的解析－第2のネットワーク説に向かって－」
	本間光夫 東條毅 髙野愼	2等賞	「膠原病における酸性核淡白（NAPA）抗体に関する研究」
1978	青木延雄 松田道生 吉田信彦	1等賞	「血栓症発現促進因子としての血小板および線溶系の変化に関する研究」
	山崎博男 本宮武司 佐野忠弘 宮川昇 小野沢康輔 間下信昭 松原修	2等賞	「血栓形成における血小板の役割り」
	黒住武史 永渕幸寿 岡留健一郎 岡村孝	10周年 記念賞	「血栓症に関する病理学的研究」
1979	真弓忠 吉澤浩司 宮川侑三	1等賞	「B型肝炎ウイルス感染の基礎と臨床」
	鈎スミ子 藤川和生 西厚生	2等賞	「肝リンパ管系の形態、分布・微細構造と機能－特に肝血管系、胆管系との関係について－」

1980年代

年度	受賞者	等賞	受賞論文研究テーマ
1980	折田義正 藤原芳廣 吉川隆一 繁田幸男 髙光義博 佐々木榮喜	1等賞	「糸球体腎炎患者におけるNa排泄動態に関する臨床的研究－mesangium 増殖と体位変換時のexaggerated antinatriuresis－」
	関原久彦	2等賞	「アルドステロン amplifierに関する研究」
1981	青木洋祐 町並陸生	1等賞	「Medullasinと炎症」
	鹿取信	2等賞	「Mediators分析からみた急性炎症の動態と抗炎症薬投与の意義」
1982	沼正作	1等賞	「オピオイドペプチド前駆体とその遺伝子」
	山路徹 石橋みゆき	2等賞	「VasopressinとNeurophysinの生合成の機構について」
1983	受賞者なし
1984	本庶佑	1等賞	「ヒト抗体H 鎖遺伝子の分子生物学的研究」
	関口豊三 井坂英彦 山岸秀夫	2等賞	「哺乳動物再構成細胞による遺伝子発現の新たな制御機構、細胞質制御の分子生物学的アプローチとその医学的意義」
	金澤康徳 柴崎芳一	特別賞	「高プロインスリン血症」
1985	矢崎義雄 土持英嗣 小室一成	1等賞	「筋の肥大と分化に関する研究－負荷に対する適応現象としてのミオシンアイソザイムの変化を中心に－」
	金出英夫 平祐二 目野宏	2等賞	「虚血心筋の収縮不全と代謝変化との関連」
1986	岸本忠三 平野俊夫	1等賞	「Bリンパ球分化因子（BSF-2）と自己免疫疾患」
	秋月正史 三森経世 山縣元	佳作賞	「膠原病患者の自己抗体が認識する低分子リボ核蛋白（Sm-snRNP）の構造と抗原エピトープに関する研究」
	三浦恭定 梶井英治 池本卯典 植木壽一	佳作賞	「自己免疫性溶血性貧血の病因に関する新しい考え方－患者赤血球膜抗原物資と自己抗体の分子生物学的研究－」
1987	永津俊治	1等賞	「チロシンモノオキシゲナーゼとパーキンソン病の分子機構」
	渡辺恭良	2等賞	「脳神経系におけるプロスタグランジンの代謝とその作用及び病態診断の基礎的研究」
1988	中尾一和 井村裕夫	1等賞	「体液量血圧調節に関与するホルモンおよび神経ペプチドとしての心房性ナトリウム利尿ペプチド（ANP）－基礎研究より臨床応用へ－」
	竹下彰 今泉勉 廣岡良隆 鈴木哲	2等賞	「交感神経活動調節機構に対する心房性ナトリウム利尿ペプチドの生理作用とその発現機序に関する研究」
1989	松村人志 尾上浩隆	1等賞	「プロスタグランジンD2およびE2による睡眠・覚醒の生理的調節について」
	大川匡子 三島和夫 菱川泰夫 穂積慧 堀浩 高橋清久	2等賞	「痴呆老年者における睡眠・覚醒リズム障害についての時間生物学的研究－睡眠障害および異常行動の治療の試み－」

1990年代

年度	受賞者	等賞	受賞論文研究テーマ
1990	長田重一 浅野茂隆	1等賞	「顆粒球コロニー刺激因子（G-CSF）に関する基礎研究とその臨床応用」
	須田年生 三浦恭定 山口祐司	2等賞	「血液幹細胞の純化とその機能の解析」
1991	中西重忠	1等賞	「タキキニン・ペプチドの生合成と受容機構」
	遠山正彌	2等賞	「痛覚伝達機能の分子基盤」
1992	村山正博 太田壽城 豊嶋英明 川久保清 徳留省悟 小堀悦孝 武者春樹 田辺一彦 長田尚彦 小笹明	1等賞	「本邦成人におけるスポーツ中の突然死の実態と発生機序に関する研究」
	近藤久雄 糸川嘉則	2等賞	「廃用性筋萎縮における酸化的ストレスについて」
1993	家森幸男 水島春朔 澤村誠 奈良安雄	1等賞	「高血圧、主要循環器疾患の栄養因子：食事による予防のための国際比較研究」
	森本兼曩	2等賞	「ライフスタイル環境と健康度との関連性に係わる予防医学的研究」
	野見山一 野見山紘子	30周年 記念賞	「カドミウムによる腎機能異常：発症機序、治療、予防」
1994	井原康夫	1等賞	「Paired Helical Filaments（PHF）内tauの翻訳後修飾：その同定と意義」
	吉川和明	2等賞	「アルツハイマー病の細胞病理に関する分子生物学的研究」
1995	菅村和夫 竹下敏一	1等賞	「X連鎖重症複合免疫不全症（XSCID）の病因遺伝子単離と分子診断法の確立」
	平井久丸 小川誠司 平野直人 田中智之 三谷絹子	2等賞	「白血病の遺伝子診断と遺伝子治療」
1996	春日雅人	1等賞	「インスリンの作用機構ならびにその異常の解明」
	岡本宏 髙澤伸 那谷耕司 加藤一郎 東郷暁	2等賞	「新しいインスリン分泌機構とその病態」
1997	宮園浩平	1等賞	「骨形成因子の作用機構と臨床応用」
	小守壽文	2等賞	「転写因子Cbfa1/Pebp2αAによる骨芽細胞分化と骨形成」
1998	北徹 横出正之 石井賢二 久米典昭	1等賞	「粥状動脈硬化発生、進展の分子機構」
	永井良三 倉林正彦 眞鍋一郎 黒尾誠 鍋島陽一	2等賞	「血管壁細胞の形質変換と動脈硬化の分子機構」
	児玉龍彦 和田洋一郎 浜窪隆雄 松本明世 土井健史 竹屋元裕	35周年 記念賞	「マクロファージのスカベンジャー受容体と動脈硬化」
1999	広橋説雄 金井弥栄 落合淳志	1等賞	「ヒトがんの浸潤・転移におけるE- カドヘリン細胞接着系の不活化」
	明渡均 伊藤和幸 成宮周	2等賞	「宿主細胞層を越えてのがん細胞の浸潤（transcellular migration）分子機構の解明とその薬物制御」

2000年代

年度	受賞者	等賞	受賞論文研究テーマ
2000	三宅健介 木本雅夫	1等賞	「感染防御における病原体認識機構に関わるToll-like Receptorと会合するMDタンパクについての研究」
	小池和彦	2等賞	「肝炎ウイルス感染症の分子基盤－病態発生、特に肝発癌の分子機構の解明－」
2001	松澤佑次 船橋徹 木原進士 下村伊一郎	1等賞	「内臓脂肪症候群の分子機構」
	門脇孝 山内敏正 戸邉一之 窪田直人 原一雄 寺内康夫	2等賞	「脂肪細胞と生活習慣病の分子メカニズム」
2002	服部信孝 水野美邦	1等賞	「パーキンソン病の原因を追って：孤発型パーキンソン病、家族性パーキンソン病発症の分子機構」
	垣塚彰	佳作賞	「Machado-Joseph 病の分子解析から挑む神経変性疾患に共通する発症メカニズムの解明」
	辻省次 佐藤俊哉 下畑光輝 下畑享良 五十嵐修一 成瀬聡 小野寺理	佳作賞	「ポリグルタミン病における神経変性の分子病態機序と治療法開発への展望」
2003	白川太郎	1等賞	「生活習慣関連病モデルとしてのアレルギー疾患の予防戦略の構築：原因遺伝子解析からフィールドにおける予防実施疫学研究へ」
	平井浩一 山口正雄 戸邉一之 山本一彦	2等賞	「アレルギー疾患における病態形成機序の解析－慢性炎症を形成する細胞動態の制御に向けて－」
2004	依馬秀夫 岩間厚志 中内啓光	1等賞	「造血幹細胞の分化と自己複製の機構」
	須田年生 新井文用 平尾敦	2等賞	「ニッチにおける静止期造血幹細胞の制御」
2005	三嶋理晃 新実彰男 平井豊博 室繁郎 小賀徹 中野恭幸 西村浩一 星野勇馬 中村肇 淀井淳司	1等賞	「COPDの病態解析と治療法開発・治療評価への挑戦－CT 画像解析・チオレドキシン創薬・アウトカムスタディを通じて－」
	永井厚志 青柴和徹 近藤光子 玉置淳	2等賞	「COPD: 病態形成機序の解明と治療法の開発」
	西村正治 檜澤伸之 別役智子 牧田比呂仁 南須原康行	2等賞	「慢性閉塞性肺疾患（COPD）の克服を目指して－病因・病態に関する基礎的・臨床的統合研究－」
2006	木下茂 外園千恵 稲富勉 川﨑諭 上田真由美 横井則彦 中村隆宏 小泉範子 上野盛夫 笹井芳樹	1等賞	「再生医学による重症角膜疾患の新規治療法開発への戦略的研究」
	古川貴久	2等賞	「脊椎動物の網膜発生の分子制御機構」
	伊藤壽一 中川隆之 山本典生	2等賞	「内耳障害への再生医学的アプローチ」
2007	渡辺恭良 鈴木正昭 尾上浩隆 土居久志 和田康弘 片岡洋祐 榎本秀一	1等賞	「分子イメージング研究による創薬・疾患診断の革新」
	青木茂樹 増谷佳孝 阿部修 大友邦	2等賞	「中枢神経系MRIにおける拡散テンソル解析の基礎と臨床応用：解析ソフトウエアの開発から臨床応用までのトランスレーショナルリサーチ」
2008	丸山征郎 鈴木宏治	1等賞	「血管内皮細胞の抗血栓分子トロンボモデュリン（TM）による循環維持機構の解明と遺伝子組換えTMによる血栓制御の臨床展開」
	藤村吉博 松本雅則 植村正人 杉本充彦 小亀浩市 宮田敏行	2等賞	「動脈血栓症の制圧：VWF-GPIb軸依存性血小板血栓形成を調節するADAMTS13 の基礎・臨床病態解析」
2009	須原哲也 大久保善朗 安野史彦 高野晶寛 髙橋英彦 荒川亮介 一宮哲哉 伊藤浩 加藤元一郎 樋口真人	1等賞	「精神疾患の病態解明と客観的治療評価に向けたPET イメージング研究」
	内匠透	2等賞	「自閉症ヒト型モデルマウスの開発」

2010年代

年度	受賞者	等賞	受賞論文研究テーマ
2010	小室一成 塩島一朗 内藤篤彦 赤澤宏 岡亨 永井敏雄 高野博之 南野徹	1等賞	「心不全の病態生理の解明と新しい治療法の開発」
	福田恵一	2等賞	「心不全の病態解明と新規治療法の開発」
2011	柳澤勝彦 松﨑勝巳 加藤晃一	1等賞	「アミロイド蓄積開始機構の解明と治療薬開発への展開」
	岩坪威 富田泰輔	2等賞	「アルツハイマー病：βアミロイドをめぐる分子病態と先制医療への展望」
2012	天谷雅行	1等賞	「自己免疫疾患、天疱瘡の病態解明と臨床応用」
	山本一彦 高地雄太 鈴木亜香里 岡田随象 山田亮	2等賞	「自己免疫疾患の遺伝子解析：ゲノム情報から機能解析へ」
2013	清野裕 山田祐一郎 稲垣暢也 清野進	1等賞	「インクレチン：生理学、病態生理学、そして臨床医学への展開」
	駒津光久 佐藤吉彦 相澤徹	2等賞	「ブドウ糖によるインシュリン分泌とインクレチン：生理的意義の理解に向けて」
2014	中村雅也 岡野栄之	1等賞	「幹細胞を用いた脊髄損傷の再生医療」
	谷口英樹 武部貴則	2等賞	「iPS由来器官原基移植による機能的なヒト肝臓の創出」
2015	間野博行 曽田学 崔永林 竹内賢吾	1等賞	「EML4-ALKがん遺伝子の発見と分子標的療法の実現」
2016	本田賢也 竹田潔	1等賞	「腸内細菌叢と宿主免疫相互作用インターフェースの理解と臨床応用」
	大野博司 長谷耕二	2等賞	「宿主−腸内細菌叢相互作用」
2017	柳沢正史 船戸弘正	1等賞	「フォワード・ジェネティクスによる、睡眠制御とその障害の解明」
	三島和夫 肥田昌子 北村真吾	2等賞	「個人の睡眠・覚醒リズム特性と求められている社会時刻とその不調和による心身の異常とその病態生理に関する研究」
2018	牛島俊和	1等賞	「エピジェネティックフィールド：その発見から、形成機構解明、臨床応用まで」
	古関明彦	2等賞	「エピジェネティクスによる器官構築と維持の制御」
2019	小川誠司	1等賞	「骨髄異形成症候群(MDS)の分子遺伝学的基盤の解明と分子診断への応用」
	小松則夫 荒木真理人 森下総司	2等賞	「骨髄増殖性腫瘍の診断と治療の進歩」

2020年代

年度	受賞者	等賞	受賞論文研究テーマ
2020	南学正	1等賞	「腎臓病進行の最終共通経路としての低酸素状態の病態生理的意義の解明と新規治療法の開発」
	柳田素子	2等賞	「慢性腎臓病の進展を担う細胞群の同定とその制御機構の解明」
2021	荒瀬尚	1等賞	「ウイルス感染症の制御機構」
	松岡雅雄	2等賞	「ヒトT細胞白血病ウイルス1 型の生き残り戦略と病原性」
2022	樋口真人	1等賞	「アルツハイマー病および類縁疾患の病態解明研究ならびに診断・治療・予防法の開発」
	岩坪威	2等賞	「アルツハイマー病：疾患メカニズムに即した診断・評価と疾患修飾による治療・予防の実現を目指して」
2023	西岡安彦	1等賞	「肺線維症に対する抗線維化薬開発：がんと線維化肺の接点を捉えたトランスレーショナルリサーチ」
	平井豊博 半田知宏 後藤慎平	2等賞	「間質性肺疾患の病態解明を目指した臨床・基礎研究」
2024	戸田達史	1等賞	「福山型筋ジストロフィーを含めた糖鎖合成異常症の系統的な解明・治療に関する研究」
	柴田龍弘	2等賞	「がんゲノム医学を基盤とした個別化医療」