マーシュサイド

マーシュサイド (Marsh Side) ^[2][3]は、アメリカ合衆国の競走馬、種牡馬。主な勝ち鞍に2008年のカナディアンインターナショナルステークス、2009年のノーザンダンサーターフステークス、2010年のスカイクラシックステークス（英語版）など。

マーシュサイド
欧字表記	Marsh Side[1][2]
品種	サラブレッド[1][2]
性別	牡[1][2]
毛色	鹿毛[1][2]
生誕	2003年4月5日[1][2]
父	Gone West[1][2]
母	Colonial Play[1][2]
母の父	Pleasant Colony[1][2]
生国	アメリカ合衆国（ケンタッキー州）[1][2]
生産者	ロバート・エヴァンス[1][2]
馬主	ロバート・エヴァンス[1][2]
調教師	マイケル・ディキンソン（アメリカ） →ニール・ドライスデール（アメリカ） [1][2]
競走成績
生涯成績	31戦7勝[1][2]
獲得賞金	2,360,853USドル[1]
勝ち鞍 GI カナディアンインターナショナルステークス 2008年 GI ノーザンダンサーターフステークス 2009年 GII スカイクラシックステークス 2010年 Listed ヴェールディクトリーステークス 2006年

経歴

• 特記事項なき場合、本節の出典はEQIBASE^[1]、Racing Post^[4]、JBISサーチ^[5]およびnetkeiba.com^[6]

2006年2月25日、ターフウェイパーク競馬場（英語版）でのメイドン競走でデビューし、1着。以降しばらくはアローワンス競走、オプショナルクレーミング競走、ブラックタイプ競走で走って10月までに2勝を積み重ね、12月ウッドバイン競馬場のリステッド競走ヴェールディクトリーステークスを制して、休養に入る。2007年7月に復帰し、G2競走ノーザンダンサーブリーダーズカップターフステークスで2着に入ったが、続く3戦では勝ち星がなかった。10月21日のカナディアンインターナショナルステークス12着後に休養入りし、その間にニール・ドライスデール厩舎に転厩した。

2008年、移籍初戦のG3競走バークレーステークス（英語版）6着のあと、リステッド競走2戦と2年連続出走のノーザンダンサーターフステークスでは結果が出なかったが、10月4日のカナディアンインターナショナルステークスでは10頭立ての8番人気見当ながら2着スパイスルートを1馬身4分の3差退けて重賞及びG1競走を初めて制した^[7]。このあと、予備登録を行っていたジャパンカップの招待を受諾し、11月20日に日本に到着^[3][8]。出走に向けて調整を行っていたが、11月29日に至って感冒のため出走を取り消し^[9]。その後帰国した。

2009年は1月20日のG2競走サンマルコスステークス（英語版）7着からドバイに遠征し、ドバイシーマクラシックでイースタンアンセムの5着^[10]。帰国後もマンハッタンハンデキャップ2着、マンノウォーステークス6着と勝てなかったが、9月20日のノーザンダンサーターフステークスでジャストアズウェルに半馬身差をつけて1位にに入線するも、キジャーノおよびシャンゼリゼ（英語版）の進路を妨害したと判断され、4着に降着となった^[11][12]。カナディアンインターナショナルステークス4着のあとジャパンカップ出走のため再び日本に向かい、レースではウオッカの17着に終わった^[13]。この間、陣営ではノーザンダンサーターフステークスの公式記録映像から作成した写真を複数枚使って、レースでの降着の不当性を申し立てていた^[14]。

7歳を迎えた2010年、2月のG2競走サンアントニオハンデキャップ（英語版）と3月のサンタアニタハンデキャップでともに7着に終わった後しばらく出走しなかったが、休養中の6月16日、オンタリオ州レーシング委員会は2009年ノーザンダンサーターフステークスの判定を覆し、入線通りの着順とする裁定を下した^[14][15]。7月のG3競走アーリントンハンデキャップ（英語版）4着のあと8月のスカイクラシックステークスで重賞3勝目を挙げたが、ノーザンダンサーターフステークス8着のあと出走のカナディアンインターナショナルステークスでジョシュアツリーの8着に終わったのが、最後の競馬となった。

引退後は、ニューヨーク州のシルバーネイルズファームで種牡馬となった^[16]。

競走成績

以下の内容は、EQIBASE^[1]、Racing Post^[4]、JBISサーチ^[5]およびnetkeiba.com^[6]の情報および記載法に基づく。

出走日	競馬場	競走名	格	距離	頭数	枠番 (PP)	馬番 (Pgm)	着順	騎手	斤量（lb./kg換算）	タイム	着差	勝ち馬/（2着）馬
2006.02.25	ターフウェイパーク	メイドン競走		AW8f	8	1	1	1着	J. ルパルー	117/53	1:41.67	3馬身	（Lang Field）
0000.04.08	アケダクト	オプショナルクレーミング		ダ8f	6	2	2	3着	R. ドミンゲス	120/54.5		（7馬身3/4）	Luxembourg
0000.04.28	アケダクト	オプショナルクレーミング		ダ9f	6	2	2	5着	E. コーア	118/53.5		（21馬身）	Throng
0000.06.09	ベルモントパーク	アローワンス競走		ダ9f	7	1	1	2着	G. ゴメス	116/52.5		（11馬身1/2）	Take the Bluff
0000.07.15	コロニアルダウンズ	アローワンス競走		芝12f	10	4	5	1着	G. ゴメス	114/51.5	2:30.98	2馬身	（Highland Bowl）
0000.09.01	サラトガ	アローワンス競走		芝9.5f	8	6	6	5着	K. デザーモ	117/53		（2馬身1/4）	Big Prairie
0000.09.09	モンマスパーク	ボブハーディングS	BT	芝11f	7	5	6	6着	E. キングJr.	117/53		（3馬身3/4）	Revved Up
0000.10.19	ローレルパーク	オプショナルクレーミング		ダ8f	8	1	3	1着	J. カラバロ	117/53		1馬身1/4	（Squintz）
0000.12.10	ウッドバイン	ヴェールディクトリーS	L	AW14f	7	3	3	1着	E-J. ウィルソン	111/50.5	2:58.27	3馬身3/4	（Bureaucratic）
2007.07.22	ウッドバイン	ノーザンダンサーBCターフS	G2	芝12f	8	1	1	2着	E-J. ウィルソン	117/53		（1馬身1/2）	Sky Conqueror
0000.09.08	ベルモントパーク	マンノウォーS	G1	芝11f	7	6	6	7着	K. デザーモ	126/57		（11馬身1/4）	Doctor Dino
0000.09.23	ウッドバイン	スカイクラシックS	G2	芝11f	10	5	5	5着	E-J. ウィルソン	115/52		（2馬身）	Cloudy's Knight
0000.10.21	ウッドバイン	カナディアン国際S	G1	芝12f	12	1	1	12着	E-J. ウィルソン	126/57		（10馬身1/2）	Cloudy's Knight
2008.05.26	ゴールデンゲート	バークレーS	G3	AW8.5f	6	1	1	6着	C. ランデロス	123/55.5		（16馬身）	McCann's Mojave
0000.06.14	ハリウッドパーク	ラウンドテーブルH	L	芝14f	8	8	8	8着	M. スミス	116/52.5		（27馬身1/2）	Cedar Mountain
0000.07.30	デルマー	クーガーIIH	L	AW12f	7	7	7	4着	D. フローレス	116/52.5		（9馬身）	Zappa
0000.09.07	ウッドバイン	ノーザンダンサーターフS	G1	芝12f	9	7	8	4着	M. スミス	117/53		（3/4馬身）	Champs Elysees
0000.10.04	ウッドバイン	カナディアン国際S	G1	芝12f	10	6	6	1着	J. カステリャーノ	126/57	2:28.73	（1馬身3/4）	Spice Route
0000.11.30	東京	ジャパンC	G1	芝2400m	17	6	12		J. カステリャーノ	57kg	出走取消		スクリーンヒーロー
2009.01.19	サンタアニタ	サンマルコスS	G2	芝12f	10	3	3	7着	J. カステリャーノ	123/55.5		（4馬身1/2）	Artiste Royal
0000.03.28	ナドアルシバ	ドバイシーマクラシック	G1	芝1m4f	15	8	8	5着	E. プラード	126/57		（5馬身3/4）	Eastern Anthem
0000.06.06	ベルモントパーク	マンハッタンH	G1	芝12f	12	1	3	2着	J. カステリャーノ	117/53		（1馬身1/2）	Gio Ponti
0000.07.11	ベルモントパーク	マンノウォーS	G1	芝11f	9	4	4	6着	J. カステリャーノ	120/54.5		（4馬身1/4）	Gio Ponti
0000.09.20	ウッドバイン	ノーザンダンサーターフS	G1	芝12f	9	4	5	1着[race 1]	J. カステリャーノ	121/55	2:26.68	1/2馬身	（Just as Well）
0000.10.17	ウッドバイン	カナディアン国際S	G1	芝12f	8	5	5	4着	J. カステリャーノ	126/57		（2馬身1/2）	Champs Elysees
0000.11.29	東京	ジャパンC	G1	芝2400m	18	6	11	17着	J. カステリャーノ	57kg	2:25.6	（3.2秒）	ウオッカ
2010.02.07	サンタアニタ	サンアントニオH	G2	AW9f	11	2	2	7着	J. ロサリオ	119/54		（2馬身1/2）	Richard's Kid
0000.03.06	サンタアニタ	サンタアニタH	G1	AW10f	14	9	9	7着	M. ペトロサ	117/53		（6馬身3/4）	Misremembered
0000.07.17	アーリントンパーク	アーリントンH	G3	芝10f	11	7	7	4着	C. ナカタニ	122/55.5		（1馬身3/4）	Rahystrada
0000.08.22	ウッドバイン	スカイクラシックS	G2	芝10f	6	6	7	1着	E. プラード	117/53	2:08.99	5馬身	（Windward Islands）
0000.09.19	ウッドバイン	ノーザンダンサーターフS	G1	芝12f	9	1	1	8着	E. プラード	121/55		（10馬身）	Redwood
0000.10.16	ウッドバイン	カナディアン国際S	G1	芝12f	9	6	6	8着	E. プラード	126/57		（3馬身1/2）	Joshua Tree

1. 1位入線→2着降着→

• BT：ブラックタイプ競走

血統表

マーシュサイドの血統			（血統表の出典）[§ 1]
父系	ミスタープロスペクター系			[§ 2]
父 Gone West 1984 鹿毛	父の父 Mr. Prospector 1970 鹿毛	Raise a Native	Native Dancer
			Raise You
		Gold Digger	Nashua
			Sequence
	父の母 Secrettame 1978 栗毛	Secretariat	Bold Ruler
			Somethingroyal
		Tamerett	Tim Tam
			Mixed Marriage
母 Colonial Play 1994 黒鹿毛	母の父 Pleasant Colony 1978 黒鹿毛	His Majesty	Ribot
			Flower Bowl
		Sun Colony	Sunrise Flight
			Colonia
	母の母 Meteor Stage 1982 黒鹿毛	Stage Door Johnny	Prince John
			Peroxide Blonde
		Northern Meteor	Northern Dancer
			Patelin
母系(F-No.)	(FN:23-b)			[§ 3]
5代内の近親交配	Nasrullah 5 × 5 = 6.25%（父内）、Princequillo 5 × 5 = 6.25%			[§ 4]
出典	[17] [18] [17] [17][18]