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モイ・メンリン

マレーシア出身のウイルス学者 ウィキペディアから

モイ・メンリン
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モイ・メンリン(もい めんりん、英語名:Sherry MOI(シェリー・モイ))は、マレーシア出身のウイルス学者東京大学大学院医学系研究科教授[3]学位博士(医学)筑波大学2010年)。
専門は新興感染症再興感染症で、中枢神経系感染症日本脳炎マレーバレー脳炎[4]や、特にデング熱ジカ熱チクングニア熱等の研究では、日本国内外で高い評価を得ている[5]

概要 モイ・メンリンMOI MENG LING, 生誕 ...
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人物

多民族国家マレーシアクアラルンプールで、華人の両親の二女として生誕。東南アジアでは毎年多くの命を奪っているデング熱を発症して、熱帯病感染症などの治療薬やワクチン研究を志すきっかけとなった。

マレーシアプトラ大学では微生物学、筑波大学修士課程では婦人科学子宮内膜症等)の研究をおこなった[6]。筑波大学博士課程では国立感染症研究所にて倉根一郎に師事しウイルス学感染免疫学ワクチン学等を学ぶ。

新型コロナウイルス感染症の世界的流行 (2019年-)の際には、WHO専門家として、WHOと日本との情報共有や感染症対策の提言などに尽力した。

2024年6月国際原子力機関(IAEA)オーストリア本部から要請を受けて、IAEA感染症専門家としてオマーンへ派遣され、感染症危機管理対策に必要となる医学、公衆衛生学などの専門的・技術的な事項についてのタスク構築や提言をおこない、オマーンの国家プロジェクトに尽力した[7]

語学は母語のマレーシア語の他、英語TOEIC 990点)・日本語標準中国語広東中国語インドネシア語の6言語を習得したマルチリンガル

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略歴

  • 2002年(平成14年)
  • 2003年(平成15年)
  • 2004年(平成16年)
  • 2006年(平成18年)
    • 筑波大学大学院医科学研究科 医科学専攻(現 フロンティア医科学学位プログラム) 修士課程修了
  • 2010年(平成22年)
    • 筑波大学大学院人間総合科学研究科 社会環境医学専攻(現 医学学位プログラム) 博士課程修了
  • 2010年(平成22年) - 2014年(平成26年)
  • 2015年(平成27年) - 2020年(令和2年)
  • 2015年(平成27年) - 2021年(令和3年)9月
    • 世界保健機関 熱帯新興ウイルス感染症 指定研究協力センター・副センター長(WHO Collaboration Center for Research & Reference of Tropical Viral Diseases.)(兼任)
  • 2020年(令和2年) - 2021年(令和3年)9月
    • 長崎大学熱帯医学研究所 病原体解析部門 ウイルス学分野・教授

現職

委員

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賞歴

  • 2010年3月
    • 筑波大学大学院 人間総合科学研究科長賞
  • 2013年11月
    • 日本マレーシア学術会議 ベストポスター賞
  • 2014年10月
    • 一般公開サイエンスカフェ 国立感染症研究所 トーク部門奨励賞
  • 2014年11月
    • 公益財団法人 日本国際医学協会 石橋記念講演
  • 2014年11月
    • 第26回加藤記念国際交流助成
  • 2015年1月
    • 万有生命科学振興国際交流財団 女性研究者支援
  • 2016年4月
    • 平成28年度科学技術分野の文部科学大臣表彰 若手科学者賞[11](長崎大学初)
  • 2016年12月
    • 第3回万有医学奨励賞・優秀賞 2016年度 女性研究者支援[12](長崎大学初、外国人初)
  • 2018年2月
    • 長崎大学熱研同門会 ベスト論文賞
  • 2018年2月
    • 長崎大学未来に羽ばたく女性研究者賞 優秀女性研究者賞[13]
  • 2018年10月
  • 2019年11月
  • 2020年12月

主な出演

など多数

著書

など多数

所属学会

関連項目

脚注

外部リンク

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