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モブから始まる探索英雄譚

日本のライトノベル作品、テレビアニメ番組 ウィキペディアから

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モブから始まる探索英雄譚』(モブからはじまるたんさくえいゆうたん)は、海翔による日本ライトノベルイラストはあるみっくが担当している。「小説家になろう」にて2019年4月から連載されており、書籍版がHJ文庫ホビージャパン)より2021年7月から刊行されている。「HJネット小説大賞2019」受賞作[3]

概要 モブから始まる探索英雄譚, ジャンル ...

メディアミックスとして、てりてりおによるコミカライズが『どこでもヤングチャンピオン』(秋田書店)にて2021年9月号から連載中[2]。また、テレビアニメ化され2024年7月から9月まで放送された[4]

漫画版は大幅にアレンジが加えられ、原作・アニメ版とは大筋は同じだが異なる内容となっている[5]

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あらすじ

突如としてダンジョンが出現し、人々がレアアイテムを探索するようになった現代日本。駆け出しで秀でたスキルを持たず、モブを自覚している高校生の高木海斗はダンジョンの低層階でスライムを狩りながら小遣い稼ぎに明け暮れていた。

海斗がいつものようにスライム狩りをしていると、初めて見る黄金に輝くスライムが出現した。そのスライムを倒すと、時価数億円は下らないと言われる激レアアイテムの「サーバントカード」をドロップしたので、意を決した海斗はカードを使って伝承上の存在を召喚しようと試みる。そして海斗の前に現れたのは、幼女の姿でありながら超ハイスペックな戦乙女シルフィーであった。

こうして強力なサーバントを味方に付けた海斗は、モブから一気に成り上がる野心を抱いてダンジョン深層の探索を開始する。

登場キャラクター

高木 海斗(たかぎ かいと)
声 - 保住有哉[4]
本作の主人公[1]。高校生[1]
元々は殺虫剤でスライムを倒すだけの日々を送る小心者でさえない男だったが、サーバントカードの入手をきっかけに人生が一変する。
思い付きで行動して失敗する、サーバント達に迫られて逆らえなくなるなど、情けない一面が多い。
葛城 春香(かつらぎ はるか)
声 - 和氣あず未[6]
クラスメイト。海斗の幼なじみの美少女[6]。海斗に好意を抱く[6]。志望校は愛理が通う大学を目指してる。
テレビアニメ版では彼女の父親が探索者としてダンジョンに潜ったまま消息不明になっているため、海斗は彼女にダンジョンのことは内緒にしているが愛理が通う大学のオープンキャンパスで海斗がダンジョンに行ってることを知る[7]
漫画版では学校での授業シーン等で登場する程度でほとんど出番が無い。原作同様の幼なじみで海斗の憧れの人であるが、自分がモブであることで壁を感じた海斗の側から話しかけることをしなくなり、現在は他のクラスメイト以上に関係が希薄になっている。
シルフィー
声 - 花澤香菜[4]
ヴァルキリー[6]
レアスライムから入手したサーバントカードで召喚された。
本来は絶世の美女なのだが、召喚時にレベルが初期化されているため、幼女の姿で召喚されている。
漫画版では神々の世界と海斗たちの世界のはざまにあるエルドガルという世界での召喚前の彼女が描かれ、本来の能力を発揮しての戦闘も披露している。
ルシェリア
声 - 相良茉優[6]
子爵級の悪魔[6]
漫画とアニメでは登場が異なりアニメはシルフィーと同じく召喚された際レベルが初期化されているため、幼女の姿となっている。
漫画版では茨に囚われて魔界に封印されており、片目に突き刺さった「魔王の角」の影響でレベルが初期化されずに大人の姿で召喚される。ヤンデレ的思考により海斗を主人として認める一方で、シルフィーを同じサーバントとして認めようとせず、彼女に襲い掛かって海斗を独り占めしようする。シルフィーを痛めつけたことで、海斗の怒りをかい、海斗とシルフィーとの戦いの末、魔王の角を抜き取られて幼女の姿になった(シルフィーと戦った時の記憶はない)。封印の影響で魔界に送還されてもMPが回復することは無く、召喚の度にヘロヘロに力尽きて回復のための魔核を要求する。
ベルリア
声 - 置鮎龍太郎 (大) / 宮咲あかり(小)
士爵級悪魔。
ダンジョン9階層にてオルトロスを従え、海斗たちに襲い掛かる。
暴食の美姫を使用したルシェリアに倒されてサーバントカードとなり、海斗がその場の勢いで自分のものにしてしまった。
例によってレベルが初期化されているため、敵として登場した青年の姿ではなく少年の姿で召喚されている。
ティターニア
声 - 城咲名津
原作小説では海斗が召喚した4番目の支援型サーバント。容姿は妖精の姿。回復系が得意。
アニメではレインボースライムから入手したサーバントカードで光梨が召喚したことで、光梨のサーバントになる。
原作小説ではティターニアの「ユグドラシル」とベルリアのダークキュアにより光梨の体力を回復させる。アニメではレベル1のためユグドラシルが使えないため、1年で効果が切れる治療魔法で、光梨を回復させる。
神宮寺 愛理(じんぐうじ あいり)
声 - 青山吉能[8]
大学生[8]。海斗たちから頼りにされる、リーダー的な存在[8]
薙刀を駆使して前衛を務めている。8階層で、大型のモンスターに窮地に立たされ、海斗のサーバントに助けられてからは愛理、ミクと一緒に海斗のパーティーに加わる。
漫画版では第一階層でレアゴブリンに背後からの不意打ちで襲われ、それを海斗に救われて知り合いとなる。
森山 ミク(もりやま ミク)
声 - 北守さいか[8]
女子高生[8]。ミステリアスな雰囲気を持つ[8]。カードゲームが得意[8]で、クインと呼ばれてた。「スナッチ」という風魔法を操るカーバンクルと共に戦う。
光梨と知り合う経緯は原作小説とアニメでは異なる。
原作小説では、他のパーティーメンバーと同じく探索のイベントで光梨と知り合うが、アニメではカードゲームで知り合う。
田辺 光梨(たなべ ひかり)
声 - 辻森梓咲[8]
女子高生[8]。通称「ヒカリン」。魔法が得意。主に火球を発射するファイアボルトと地面を泥に変えて足止めをするアースウェーブを使う。
全身の臓器の機能が低下していく不治の病を患っている。この事をパーティーメンバーが知る経緯は、原作小説とアニメでは異なっている。 原作小説では、光梨の父親が海斗のもとを訪ね、彼女の病気の事と共に、その克服に必要となるアイテムの取得を依頼される。他のメンバーへは翌日海斗から教えられる。 アニメでは、カードゲームの大会で、光梨が発作を起こしたことで、同行していたミクは彼女が不治の病を患っていることを知る。他のパーティーメンバーはダンジョン探索中に光梨が倒れた事を機会にミクから知らされる。
アニメではティターニアのマスターになる。
日番谷(ひつがや)
声 - 宮世真理子
国営ダンジョン探索センターのギルド受付嬢。
漫画版ではギルド上層部を信用せず独自に暗躍しており、底辺冒険者だったのに突然イレギュラーな成果を出すようになった海斗の動向に注目し、後輩である猫田を監視役として送り込むなどしている。
猫田(ねこた)
日番谷の後輩。
大山 真司(おおやま しんじ)、水谷 隼人(みずたに はやと)
声 - 鈴木崚汰(大山)、 土岐隼一(水谷)
クラスメイト。海斗の親友。海斗とパーティを組んでダンジョン攻略を始めたが、早々に脱落したため唯一残った海斗がソロ探索者となる。
原作ではダンジョン内での海斗の活躍を知った2人が探索者に復帰して海斗とパーティを組む展開があるのだが、アニメ版ではカットされている。
前澤 悠美(まえざわ あゆみ)
声 - 城崎桃華
クラスメイト。春香の親友。
藻武
声 - 夏吉ゆうこ
海斗の担任教師。
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既刊一覧

小説

  • 海翔(著)・あるみっく(イラスト)『モブから始まる探索英雄譚』ホビージャパン〈HJ文庫〉、既刊11巻(2025年3月1日現在)
    1. 2021年7月1日発売[9]ISBN 978-4-7986-2436-5
    2. 2021年9月1日発売[10]ISBN 978-4-7986-2580-5
    3. 2021年12月1日発売[11]ISBN 978-4-7986-2679-6
    4. 2022年4月1日発売[12]ISBN 978-4-7986-2801-1
    5. 2022年9月30日発売[13]ISBN 978-4-7986-2921-6
    6. 2023年4月1日発売[14]ISBN 978-4-7986-3149-3
    7. 2023年9月29日発売[15]ISBN 978-4-7986-3313-8
    8. 2024年2月1日発売[16]ISBN 978-4-7986-3405-0
    9. 2024年7月1日発売[17]ISBN 978-4-7986-3584-2
    10. 2024年11月1日発売[18]ISBN 978-4-7986-3670-2
    11. 2025年3月1日発売[19]ISBN 978-4-7986-3781-5

漫画

テレビアニメ

要約
視点

2023年12月にテレビアニメ化企画が進行中であることが発表され[1]、2024年7月から9月まで放送された[4]

スタッフ

  • 原作 - 海翔
  • キャラクター原案 - あるみっく
  • 監督 - 小林智樹[25]
  • シリーズ構成 - 筆安一幸[25]
  • キャラクターデザイン - 安田祥子[25]
  • 衣装デザイン - 高橋敦子
  • プロップデザイン - 鷺島優香、福井麻記、頂真司、佐々木勅嘉
  • モンスターデザイン - フェニックスQ太郎、久我嘉輝
  • 色彩設計 - 勝田綾太、山本真希
  • 美術監督 - 細田舞華
  • 美術設定 - 海津利子
  • 撮影監督 - 村上優作
  • 2Dワークス・UIデザイン - 西村徹也
  • オフライン編集 - 小守真由美
  • 音響監督 - 阿部信行
  • 音楽 - 井内啓二[25]
  • 音楽プロデュース - 田中宏幸
  • プロデューサー - 田中宏幸、尾崎穂乃香、佐々木秀太、藤原由紀子、杉本俊太、髙橋菜穂子、尾山仁康、横田正明、大貫佑介、西山弘志
  • プロデュース - Starry Cube[25]
  • アニメーションプロデューサー - 平田実
  • アニメーション制作 - 月虹[25]
  • 製作 - モブから始まる製作委員会

主題歌

「Up Start」
天月-あまつき-によるオープニングテーマ[25]。作詞・作曲・編曲は宮田“レフティ”リョウ
「ストロボ・ファンタジー」
May'nによるエンディングテーマ[8]。作詞はMay'nと草野華余子、作曲・編曲は草野華余子。
「MOVE ON BABY」
SMILE PRINCESSによるエンディングテーマ。作詞は只野菜摘、作曲・編曲は広川恵一(MONACA)。
「戦乙女の歌」
May'nによる挿入歌。作詞はつむぎしゃち、作曲・編曲は井内啓二

各話リスト

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放送局

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BD

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出典

外部リンク

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