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ユーミン乾杯!!

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ユーミン乾杯!!』(ユーミンかんぱい!!)は、松任谷由実(ユーミン)のコラボレーションベスト・アルバム。2023年12月20日にユニバーサルミュージック内のレーベル・EMI Recordsより発売された。

概要 『ユーミン乾杯!!』, 松任谷由実 の コンピレーション・アルバム ...
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概要

  • デビュー50周年を記念して企画されたベストアルバム『ユーミン万歳!』に続く、松任谷由実50周年記念企画のファイナルを飾る自身初のコラボレーションベスト・アルバム[6]
  • 構想から発売まで約2年半。「懐かしい未来、新しい過去」をコンセプトに、ユーミンのオリジナルマルチテープを開放し、今のアーティストがそれぞれの解釈でスクラップ&ビルド、楽曲を再構築するという新しい形でのコラボレーションを実現[6]
  • 岡村靖幸くるりGLIM SPANKY小室哲哉Nina Kraviz乃木坂46[注 1]YOASOBIYONCE(Suchmos・Hedigan’s)、RHYMESTER(五十音順)という参加アーティストは、ユーミンとゆかりが深く、この企画に賛同するアーティストとしてユーミン自らが選定。企画、選曲にもユーミン本人が深く関わり、10組のアーティストとのコラボレーションが成立した[7]
  • 長らくCD化がされてなかった松任谷由実、小田和正財津和夫名義で1985年にリリースされた『今だから』を、シングルA面だけでなくB面収録の(another version)と共に先述のベストアルバム『ユーミン万歳!』でもマスタリングを手掛けたGOH HOTODAによるリマスターで初CD化[6]
  • 桑田佳祐&松任谷由実名義の『Kissin' Christmas (クリスマスだからじゃない) 2023』は、1986年に桑田佳祐が中心となって企画された音楽番組・日本テレビ「メリー・クリスマス・ショー」のために制作された作詞:松任谷由実、作曲:桑田佳祐による原曲を、世界観はそのままにリメイクし、桑田とユーミンのデュエット歌唱を新たにレコーディング。楽曲の中では、桑田佳祐、松任谷由実それぞれの名曲もマッシュアップされた[6]
  • 同アルバムの発売にあわせてユーミンは、以下のコメントを寄せている。
懐かしい未来、新しい過去。恋って、そのひとの目に映った自分を好きになること。そんな自分に無性に会いたいと思うこと。遠い日の恋。もう帰らない恋。ずっとそばにある恋。忘れかけていた恋。これから始まる恋。終わらない恋。2度とない恋。激しい恋。静かな恋...。ともあれ、私の好きな音楽家たちの目に、私の音楽はどう映るのだろうか。50年余りの時を経て形成してきた私の音楽の中に、自分でも知らなかった自分がまだいるのだろうか。それぞれのシーンを闘う彼らの助けを借りて、スクラップ&ビルドを試みたいと思った。この先もなお進んで行くために、音楽にもう一度恋したくて、このアルバムを作りました[6]
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記録

オリコンアルバムチャート 

  • 2023年12月23日付デイリーチャート
    • デイリーランキングで5,607枚を売り上げ、1位を記録した[9]
  • 2023年12月28日付デイリーチャート
    • デイリーランキングで1,675枚を売り上げ、1位を記録した
  • 2024年01月01日付週間チャート(発売初週)
    • 週間ランキングで初週57,490枚を売り上げ、初登場2位を記録した[1]
    • 週間デジタルランキングで1,468DLを獲得し、初登場3位を記録した[2]
    • 週間合算ランキングで59,842PTを獲得し、初登場2位を記録した[3]。自身通算3作目のTOP3入りとなった[10]

参加アーティストのコメント

岡村靖幸

  • 担当楽曲:影になって

ユーミン様から司令。
渾身の制作をしました。
気に入ってもらえると、嬉しいです。

岡村靖幸[6]

YOASOBI

  • 担当楽曲:中央フリーウェイ
令和も走り続けられているユーミンさんと、令和に走り出した僕ら。当時の中央高速を抜けて、今を走るトヨタマーク㈼に僕らも乗り込んで大都会の夜を一緒にドライブ。そんなイメージを頭に浮かべながら作りました。こんなに光栄なことはないなあと、本当に思います。改めてユーミンさん、デビュー50周年おめでとうございます。大好きな楽曲に同乗させてもらえたこと、心から感謝しています。Ayase[6]
ユーミンさんの50周年記念コラボベストアルバムに参加させていただき、とても嬉しく光栄に思います。母のお腹の中にいた時から、そして幼少期も今日までも、ユーミンさんの音楽を聴いて育ちました。沢山の思い出が楽曲と共に残っているのですが、その中で今回は「中央フリーウェイ」をYOASOBIでコラボさせていただきました。歌詞に登場する風景を頭に描きつつ、風を感じながら楽しく歌わせていただきました。改めてユーミンさん50周年おめでとうございます!ikura[6]

桑田佳祐

  • 担当楽曲:Kissin' Christmas (クリスマスだからじゃない) 2023

私が敬愛する大先輩、ユーミンこと松任谷由実さんから「何か二人で一緒にコラボレーションするのはどう?」とご提案をいただき、今回のプロジェクトは始まりました。
久しぶりにゆっくりお話をさせていただく中で、“世界各国で起きている様々な出来事に対しての憂い”や、“次の世代へ向けて、今の自分達に何が出来るか”といった話にもなりました。
“ユーミンさんの50周年を純粋にお祝いしたい”という気持ちとともに、“何か世の中に明るい話題(メッセージ)を届けることが出来ないか?”という思いが湧き上がり、今回この「Kissin’ Christmas」をリメイクし、デュエットするに至りました。
ユーミンさんが書かれたこの楽曲の歌詞は、オリジナル制作当時のものと基本的には変わりませんが、今改めて聴くと、現代を生きる我々の心にも響く言葉が詰まっています。
多くの言葉を尽くすよりも、我々“音楽人”に出来ることはただ、歌を作り届けることに限られます。
世の中全体に「仲良くしようよ!!」というメッセージを届けるべく、まずは私とユーミンさんが心を一つに、三十数年の時を超えてこの曲を歌わせていただきました。
ユーミンさん、50周年、心よりおめでとうございます!
これからも仲良くしてね!!

桑田佳祐[11]

Nina Kraviz

  • 担当楽曲:春よ、来い
I've had the privilege of remixing “Haru Yo, Koi” - a song by Yumi Matsutoya-a true legend in Japanese pop music, celebrating the 50th anniversary of her incredible career. Big congratulations and Kanpai Yumi-san.Nina Kraviz[12]
(日本語訳) 日本のポップス界の真のレジェンドである松任谷由実さんの「春よ、来い」をリミックスさせていただきました。彼女の50周年という素晴らしいキャリアを心からお祝い申し上げます。おめでとうございます。そして、乾杯!!、由実さん !

RHYMESTER

  • 担当楽曲:SATURDAY NIGHT ZOMBIES

80年代日本で青春を過ごした少なからぬ者たちにとって、『オレたちひょうきん族』のエンディングをきらびやかに飾る都会的ポップスの数々は、まさにバブル頂点前夜の浮かれゆく世相のなか、「ちょっとだけ背伸びした週末の夜遊び」に自ら繰り出す直前の、最高に高揚するテーマソングでもあったのではないかと思う。特に、やはり名曲『土曜日は大キライ』に続いて、1987年10月から一年間使用された『SATURDAY NIGHT ZOMBIES』は、やや落とし目のテンポが醸すアダルトなファンク感含め、その頃から実際に六本木や霞町でのナイトクラビングに精を出し始めた私の感覚に、ドンピシャでハマる一曲だった。確かにこれは、「ホントに遊んでる人」じゃなきゃ書かないし、書けない歌だろう! ホラー~ハロウィン的なメタファーも、特に80年代後半サブカルチャー界隈の空気感を、メインストリームど真ん中で鋭敏に捉えたものと言え……早い話がユーミンはやっぱり、「イケてるオトナ」代表だったのだ。
そんなわけで、まずは2012年、ユーミンデビュー40周年を祝う武道館ライブにライムスターで参加させていただくという話が来たとき、80年代育ちのラップグループとして彼女の曲をカバーするなら、そりゃもう『SATURDAY NIGHT ZOMBIES』しかないだろう!というのは、もちろん秒で思いついたあたり。ご本人リクエストで、B-BOYたちと振りを合わせたりしたのも楽しい思い出。ただし、錚々たるメンツが居並ぶなか、アンコールで真っ先に出ていきオーディエンスを煽るという重責には、内心震えた。
そして、ついに今回の正式音源化。ラップサビは武道館バージョンのままだが、リリックは一部書き直した。また、Mummy-Dによって再構築されたトラックは、恐らく同曲のインスパイア元のひとつでもあったろう、80年代を代表する「あのキラーチューン」の世界観に、改めてちょっぴり寄せていたりもする。
ともあれ、かつて憧れに憧れた世界の「中の人」に、自分自身がいつの間にかなっている! という不思議な感覚を、今はただただ、密かに噛み締めるばかりなのだ。

宇多丸[6]

YONCE

  • 担当楽曲:真珠のピアス

爽やかでタイトなサウンドに秘められた女の情念を自分なりにドリップしてみました。
由実さんといえば時代の先端をゆくハイエンドな音像を常に意識されていると解釈していますが、このアレンジではオリエンタルな異世界感・遊牧的なグルーヴを暖かいローファイな音で表現しようと思いました。
最後の夜明けはタンジールの白壁の家での出来事だったかもしれない、という妄想が形になりました。恥ずかしながら、訪れたことはありません。

YONCE[6]

乃木坂46・小室哲哉

  • 担当楽曲:守ってあげたい

幼い頃よく聴いていた「守ってあげたい」を、小室哲哉さんに手掛けて頂いた音で、乃木坂46として歌わせていただきました。
優しさとあたたかさで溢れたこの歌の温度感を大切に、温めながら、守りながら、大切な人を思いながら。
松任谷由実さんからいただいた、「落ち込んだ時、どうかこの歌を思い出して。」という御言葉は、私たちがこれから歩む道にとって、道標となる宝物です。
こんなにも貴重な機会を、本当にありがとうございました。

久保史緒里(乃木坂46)[6]

昔からとても自分のスタイルに似ているし、何よりも、歌詞に何度も憧れた。
何かとても寂しいとき、切ないとき、頼りないとき、人になかなか言えないとりとめのない悩みがよぎるとき、この曲に甘えたくなる。
ユーミンが歌っているくらいなのだから、きっと世の中にはたくさん大切な人に暖かい眼差しが向けられているのだろうと、いつもついつい遠くを眺めてしまう。
幾千の曲があってもこのようなメッセージを送ってくれる曲はそうそうない。
あー、まだ頑張れるかなと思わせてくれる。
実際に教会に行くことはめったにないけれど、守ってあげたいを聴いているとき、僕はいつもポツンと椅子に腰掛けて、清らかな空間に降り注ぐ光をあびています。

小室哲哉[6]

くるり

  • 担当楽曲:輪舞曲(ロンド)

ユーミンからいただいたこのお仕事の依頼は、ヴォーカル・トラック以外は全てリハーモナイズしてもらって、アレンジも全然変えてください、とのことでした。
色々やってみたんですが、とにかくオリジナルのソングライティングとアレンジの完成度が高すぎて、何をやってもオリジナルを超えることは出来ないということが分かりました。
特にリズムや対旋律がどれ程彼女の詞作やヴォーカリゼーションを活かすものであるか、ということに大きな気付きがありました。
リハーモナイズをしましたが、ビートルズのジャズアレンジ、みたいなものにならないように、出来る限り繊細にやりました。
個人的にはとてもやり甲斐のある仕事でした。感謝感激です。またやらせてください!

岸田繁[6]

GLIM SPANKY

  • 担当楽曲:真夏の夜の夢

尊敬するガールフレンド、ユーミンの名曲にGLIMテイストをプラスして新しい「真夏の夜の夢」が完成しました。
ユーミンから「あのリフを使わずに作ってみて!」と難しいリクエストをもらいまして、原曲リスペクトしつつ、新しい気持ちで制作しました。
土臭くざらっとしたテイスト、軽快なリズムと怪しく煙の立ち込める雰囲気、交互に歌うボーカル、お互いがハモリをしたり、楽しい仕上がりになっています。
シェイクスピア「真夏の夜の夢」をフィーチャーした怪しげなドリーミーさ、GLIM的サイケデリック感を楽しんでいただけたら嬉しいです。

GLIM SPANKY[6]
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収録曲

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演奏

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脚注

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