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ランゴ

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ランゴ』(原題: Rango)は、ゴア・ヴァービンスキー監督による2011年アニメーション映画である。

概要 ランゴ, 監督 ...

おしゃべりカメレオンの不思議な冒険』という副題を付している表記も見られる[2][3]

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ストーリー

人間にペットとしていて飼われていたカメレオンジョニー・デップ)は、車での移動中に誤って水槽ごと放り出されてしまい、モハーヴェ砂漠で立ち往生してしまう。西部の精霊を探すアルマジロのロードキル(アルフレッド・モリーナ)に出会い、アカオノスリからの逃げ延びた次の日、カメレオンは悪夢から目覚めた。彼はサバクイグアナのマメータ(アイラ・フィッシャー)と出会った。彼女は動物たちによる西部開拓時代のような風貌の町「ダートタウン」で牧場主をしていた。

カメレオンと共にダートタウンに戻ったマメータは、この町が深刻な水不足に被われ、銀行に保存されている水も残りわずかとなっていたことを知った。一方カメレオンは酒場へと行き、そこで町の住人たちに自らをランゴと名乗り(瓶に書かれていたドゥ「ランゴ」から引用)、嘘の武勇伝を語り始めた。すると店に無法者のバッド・ビル(レイ・ウィンストン)が現れ、拳銃を渡され決闘する羽目になった。だが決闘開始直前に町をタカが襲撃してビルは逃げ出す。ランゴは逃げ回り、そして運良く空の給水塔を倒壊させてタカを潰した。この活躍により、ランゴは町長(ネッド・ビーティ)から保安官に任命された。住民たちはこれまで天敵のタカを恐れて町に来なかったガラガラヘビのジェイクの襲来を恐れつつ、水不足問題の解決を新たな保安官に期待した。

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キャスト

さらに見る 役名, 原語版声優 ...
  • 日本語吹替版制作スタッフ 演出:久保宗一郎、翻訳:小寺陽子、音楽演出:市之瀬洋一、録音・調整:高久孝雄/金谷和美、制作進行:筋野茂樹/飯塚義豪/植田剛司、制作:東北新社、プロデューサー:岩川勝至
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製作

本作はパラマウント映画が配給、ニコロデオン・ムービーズゴア・ヴァービンスキーの製作会社のブラインド・ウィンク、及びグレアム・キングのGKフィルムズが製作した。CGIアニメーションインダストリアル・ライト&マジック (ILM) が制作した。ILMがアニメ映画を手掛けるのは初めてのことである[4]。これまで実写作品を撮ってきたヴァービンスキー監督にとっては初めてのアニメ映画となる[5]。音声を録音する際、俳優たちには「大西部を感じさせる手助けをするため」に衣裳をセットが与えられた。大作『パイレーツ・オブ・カリビアン』三作を手がけたヴァービンスキーは、『ランゴ』では「小規模」にしようと試みていたが、アニメ映画は予想以上に手間と時間がかかるものであったと彼は語った[6][4]

本作には、『腰抜け二挺拳銃』、『荒野の用心棒』、『チャイナタウン』、『続・夕陽のガンマン』、『ウエスタン』、『キャット・バルー』、『赤ちゃん泥棒』、『ラスベガスをやっつけろ』などの多数の西部劇やその他ジャンルの映画の引用がある[7]

マーケティング

『ランゴ』のティーザー予告は2010年6月9日に公開された[8][9][10]。2010年6月28日にはランゴが写った第1弾ポスターが公開された[11]。2010年6月29日、2分に及ぶ予告編第1弾が公開された[12][13]。2010年12月14日には別の予告編が公開された[14]。2011年2月6日の第45回スーパーボウルでは30秒のスポットが流された[15]

評価

批評

『ランゴ』は批評家に好感触を得た。Rotten Tomatoesでは199個の評論家レビューのうち、88%が肯定的なものであった[16]。また、Metacriticでは35個のレビューで平均は75点であった[17]。『タイム』のリチャード・コルリスは、「知識豊富なユーモア」に讃辞を送り、声優たちを「完璧である」と述べた[18]。『シカゴ・サンタイムズ』のロジャー・イーバートは4つ星満点を与えた[19]

興行成績

2011年10月24日までに北米で1億2325万7581ドル、その他で1億1934万8156ドル、全世界で2億4260万5737ドルを売り上げている[1]。2011年公開作品としては『SUPER8/スーパーエイト』に次いで16位の成績である[20]

アメリカ合衆国カナダでは3917劇場で公開され、初日に960万8091ドル、初週末3日間で3807万9323ドルを売り上げ、ランキングで初登場1位となった[1]。また他33カ国でも同時公開され、週末に1677万243ドルを売り上げた[21]。2011年3月26日に北米興行収入は1億ドルに達した。2011年に北米で1億ドル突破した作品は本作が初めてである[22]

本作の成功を受け、2012年にドリームワークス・アニメーションとの配給契約が切れるパラマウント映画は新たに独自のアニメ部門を立ち上げる計画を発表した[23]

受賞歴

さらに見る 賞, 部門 ...

アカデミー賞 長編アニメ部門受賞

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参考文献

外部リンク

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