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代表なき国家民族機構
少数民族や国際的承認を得られていない国家、独立運動が活発な地域等が加盟する国際組織 ウィキペディアから
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代表なき国家民族機構[1][2][3][4][5][6][7](だいひょうなきこっかみんぞくきこう)、又は、代表権をもたない国民・民族機構[8](だいひょうけんをもたないこくみん・みんぞくきこう)、代表のない民族と人々の機構[9](だいひょうのないみんぞくとひとびとのきこう)、代表権のない国家と民族の組織[10](だいひょうけんのないこっかとみんぞくのそしき)(英語: Unrepresented Nations and Peoples Organization、UNPO)は、代表権を持たずに取り残されている世界中の諸国民・諸人民・諸民族の声を促進し、彼らの基本的人権を擁護するために設立された国際的・非暴力・民主的な会員制の組織[注 1]である[14]。

かつての参加団体がある国
事実上独立した参加団体がある国
参加団体が1つある国
参加団体が2つある国
参加団体が3つある国
参加団体が4つ以上ある国


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概要
UNPOは、自分達の政治的・社会的・文化的な権利を防衛し、環境を保全し、自己決定権を促進するために結集した先住民族、少数民族、非承認国家、被占領領域をその会員とする[14]。UNPO内において代表される全ての諸人民・諸民族は、国内的・国際的な統治制度における平等な代表権を認められていない、という共通の境遇の下で一致している[14]。その結果、彼らは、国内的・国際的な舞台に参加する機会を制限されており、市民的・政治的な参加の権利を完全に実感するために、そして、経済的・社会的・文化的な発展を自治するために、苦闘している[14]。多くのケースにおいて彼らは、暴力や抑圧の最悪の形態の支配下にある[14]。
UNPOは、全ての会員が署名・締約する定款において以下などを掲げている[15]。
- 民族自決権をその最も広範かつ総合的な理解に基づいて解釈すること、例えば、オートノミー[注 2]、権限委譲[注 3]、パワー・シェアリング[注 4]、連邦主義が含まれ、それゆえ、いずれの形態においても分離主義 (secessionism) に対する狭量な関心や訴追を拒否すること[15]。
- 世界人権宣言、国際人権規約、先住民族の権利に関する国際連合宣言、その他の諸条約に定められた人権を堅持すること[15]。
- 個人の権利が、集団アイデンティティ[注 5]、信仰 (religious beliefs) 、意見 (opinions) 、尊厳 (Dignity) などについての表現の自由 (free expression) を含む、集団の権利の承認・保護に、密接に結び付いていることを意識・理解する (aware) こと[15]。
- 民主的な多元主義の原則を順守し、全体主義や宗教的不寛容を拒否すること[15]。
- 非暴力を促進し、テロリズムや暴力を政策の手段として使用することを拒否すること[15]。
- 環境を保全すること[15]。
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沿革
1980年代の終わり、共産主義者による弾圧の下にあった人々の亡命指導者である、エストニア会議のレナルト・マル、世界ウイグル会議のエルキン・アルプテキン、チベットのための国際キャンペーンのロディ・ギャリらにより、ダライ・ラマ14世の国際法アドバイザーとして知られるマイケル・ヴァン・ウォルト・ヴァン・プラーグと共に、構想された[14]。
1991年2月11日、オランダ・ハーグの平和宮にて、オーストラリアン・アボリジナル、アルメニア人、クリミア・タタール人、コルディリェラ人、東トルキスタン(ウイグル)人、エストニア人、ジョージア(旧・グルジア)人、アルバニアにおけるギリシャ人、クルド人、ラトビア人、パラオ人、チベット人、台湾人、タタール人、パプア人(西パプア)の各々に属する運動の代表者たちによって設立され、その数ヶ月後に、アブハズ人、アチェ人(アチェ)、アッシリア人、ジュマ人 (Jumma people) (チッタゴン丘陵地帯)、南モルッカ人、ブーゲンビル人、チェチェン人、コソボ人、ザンジバル人、イラクにおけるトルクメン人らからの代表者たちが合流した[14]。
2022年3月よりはエドナ・アダン・イスマイルが組織の代表を務めている。
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会員
要約
視点
本節の出典は[13]。
アジア
アチェ人(アチェ / アチェ・スマトラ民族解放戦線として)
アワジ・アラブ人(フーゼスターン州 / アワズ民主連帯党として)
アッシリア人(アッシリア人世界同盟として)
バローチスターン(バローチ人)
バローチスターン州(パキスタン領バローチスターン)(バローチスターン民族党として)
- 西バローチスターン(イラン領バローチスターン)(バローチスターン人民党(Balochistan People's Party)として)
チッタゴン丘陵地帯(ジュマ人 (Jumma people) / チッタゴン丘陵地帯統一人民党として)
東トルキスタン(ウイグル / 世界ウイグル会議として)
ギルギット・バルティスタン(ギルギット管区・バルティスターン管区・ディアマー管区 / ギルギット・バルティスターン / ギルギット・バルティスタン民主同盟として)
モン族 (Hmong)(世界モン族会議として)
イランのクルド人(イラン・クルディスタン民主党として)
クメール・クロム(クメール・カンプチア・クロム連盟として)
レズギ人(連合レズギ民族・文化自治(Federal Lezghin National and Cultural Autonomy)として)
マデシ(独立マデシ同盟として)
ナガ族(ナガランド州 / ナガリム民族社会主義会議として)
シンド州(シンド人 / 世界シンド人会議として)
南アゼルバイジャン(イラン領アゼルバイジャン)(南アゼルバイジャン民族覚醒運動として)
南モンゴル(内蒙古)(南モンゴル人権情報センター(Southern Mongolian Human Rights Information Center)として)
スールー (スールー九民族部族財団として)
台湾(台湾民主基金会として)[16]
チベット(チベット民族 / ガンデンポタンとして)
オセアニア
アフリカ
アフリカーナー(自由戦線プラスとして)
アンバゾニア (Ambazonia)
- ベラ族 (Ikelan) (マラ文化保存のためのマリ協会として)
ビアフラ(ビアフラの主権国家の実現のための運動)
バロッツェランド(バロッツェ民族自由同盟(Barotse National Freedom Alliance)として)
- ハラティン(奴隷制度廃止運動再生イニシアティヴとして)
カビール人(カビリア / カビリア自己決定運動として)
オガデン(オガデン部族 / オガデン民族解放戦線として)
オゴニ(オゴニ民族生存運動として)
オロモ人(オロミア州 / オロモ解放戦線として)
レホボス・バスター
ソマリランド(ソマリランド政府として)
西トーゴランド(Homeland Study Group Foundationとして)
ヨルバ人(ヨルバ世界会議として)
ザンベジア(ザンベジア川の民族生存運動として)
アメリカ大陸
コロンビア特別区(コロンビア特別区における州昇格運動 / D.C.州昇格議会代表団 (D.C. Statehood Congressional Delegation) として)
ヨーロッパ
アブハジア(アブハズ人 / アブハジア共和国外務省として)
クリミア・タタール人(クリミア・タタール民族議会として)
ブルターニュ(ブルターニュ地域圏)
カタルーニャ州(カタルーニャ人 / カタルーニャ国民会議として)
サヴォワ
かつての会員
要約
視点
本節の出典は[13]。
独立国家として国際連合に加盟
アジア
オセアニア
オーストラリアのアボリジナル
ブーゲンビル州(ブーゲンビル島)
カラフイ・ハワイ
マオヒ(フランス領ポリネシア)
アフリカ
アマーズィーグ(アマジグ人)
バトゥワ (en:Batwa) (トゥワ (en:Twa) (en:Great Lakes Twa) / ピグミー (en:Pygmy peoples) (en:African Pygmies) )
カビンダ
マサイ族
南カメルーン
ヴァヴェンダ(ヴェンダ)
ザンジバル
アメリカ大陸
ヨーロッパ
現在のロシア領
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脚注
関連項目
外部リンク
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