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南下沼駅

日本の北海道天塩郡幌延町にあった北海道旅客鉄道の駅(廃駅) ウィキペディアから

南下沼駅
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南下沼駅(みなみしもぬまえき)は、北海道留萌支庁天塩郡幌延町字下沼にあった北海道旅客鉄道(JR北海道)宗谷本線廃駅)である。電報略号ミシ。利用者僅少に伴い2006年(平成18年)3月18日に廃駅となった[1]

概要 南下沼駅, 所在地 ...
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駅名標(2006年3月)
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1977年の南下沼仮乗降場の状況。周囲約500m範囲。左上が稚内方面。ホームの稚内側に踏切があり、その手前左手に水色屋根の待合室が見える。その先の跨線橋は国道40号。国土交通省 国土地理院 地図・空中写真閲覧サービスの空中写真を基に作成
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歴史

駅構造

廃止時点で、単式ホーム1面1線を有する地上駅であった。ホームは線路の南西側(稚内方面に向かって左手側)に存在した[5]分岐器を持たない棒線駅となっていた[5]

仮乗降場に出自を持つ無人駅となっており、駅舎は無いがホーム出入口附近に待合所を有していた[5]。待合所はトタン張りの建物であった[5]。ホームは木造で稚内方(西側)にスロープを有し[5]駅施設外に連絡していた。

いわゆる秘境駅のひとつに数えられていた[6]

駅名の由来

当駅の所在する地「下沼」の南に位置していたため「南」を冠していた[7]

利用状況

かつては隣駅の下沼駅から当駅そばの小中学校(ともに1982(昭和57)年3月閉校)への通学に使用された[8]

  • 1992年度(平成4年度)の1日乗降客数は0人[5]

駅周辺

南下沼駅の上り方(名寄方面)には、かつてトンネルが存在した。当時、そのトンネルを列車が通過する際に「男女の幽霊が出没し、ヒソヒソ話の声がする」といった、石北本線常紋トンネルと類似する風説が広まり、世間の間で恐れられたためにトンネルが切通し化された[9]。また、その近くには見張り所が存在し、1955年(昭和30年)頃にはトンネルの切通しの法面改良試験工事の飯場が建てられた。そこで人夫として勤務していた夫婦が悲惨な最期を遂げたらしく、その怨みからか夜間になると「下駄の足音が聞こえる」「見張り所の戸を叩く音がし、女性の幽霊が出没した」という[10]

現在は、南下沼駅付近の203キロポスト地点付近(切通しの西側)に地蔵尊が祀られている。

隣の駅

北海道旅客鉄道
宗谷本線
幌延駅 (W72) - *南下沼駅 - 下沼駅 (W73)
*打消線は廃駅

脚注

関連項目

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