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南越後観光バス
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南越後観光バス株式会社(みなみえちごかんこうバス)は、乗合バス・貸切バスを運行する会社である。英略は「MEK」。
概要
1987年12月に路線を越後交通から継承して発足した。
運行エリアは魚沼地方全域であり、一部路線は長野県栄村に乗り入れる。
事業所
ナンバリング

南越後観光バスでは中越地方の乗合バス事業者の中では最も早くナンバリングを導入している[1][2]。(越後交通では2020年3月31日に廃止された十日町車庫 - 小白倉線のみ設定)
導入までの経緯は、2010年に雪国観光圏が実施した「外国人に魅力ある観光地づくり事業」[1]の中での検討会議により、「国際観光に対応した案内サイン整備ルールブック」[1](2012年3月)および「バス停記号化マニュアル」(2013年3月)が策定された[1]ことがきっかけとなって導入が行われた[1]。
ナンバリングは英字2つと数字2桁の4字で構成されている[1]。
最初の英字は主な走行エリア[1]、2番目の英字は方面の頭文字[1](目的地や施設[1])、3番目以降の数字はその路線の起点から数えた順番を示す[1]。
例えば、清津峡入口バス停(十日町市)であれば以下の表記となる[1]。
(この停留所の場合、湯沢町を主に走行するため、英称「Yuzawa」の頭文字『Y』が最初に入り、栄村方面に向かうため英称「Sakae」の頭文字『S』が2番目に、残りの数字は起点の湯沢車庫から数えた数を示す[1])
ナンバリングは停留所にのみ掲載され、バス車体には表示されないため要注意である。
ギャラリー
- ハイライトカラー車両(浦佐駅東口バスターミナルにて)
営業路線
新潟県南部の上越新幹線・上越線の駅の他、ほくほく線・只見線・飯山線の駅からも発着している。越後湯沢駅発の栄村(森宮野原駅前)を結ぶ路線は、新潟・長野県境を越える唯一の「急行バス」であった。 尚、※は地域間幹線系統として、国・新潟県の補助を受ける[3]。
湯沢営業所

六日町営業所
津南営業所

小出営業所
- UH 小出=上条=穴沢 線
- UA 小出=下倉=広瀬駅角=小平尾=白椛 線
- 平日のみ運行。
- UT 小出=大湯温泉=栃尾又温泉 線 ※
- 湯之谷温泉郷へのアクセスとなる路線バス。夏季には後述の特急・急行が設定される。
- UK 小出=川口=小千谷 線 ※
- 上越線とおおむね並行し、大部分において国道17号を走る。
- 小出駅前=小出高校 線
- 十日町車庫前=魚沼基幹病院線 (TS 十日町=新水=菅沼・後山 =浦佐駅東口=魚沼基幹病院 線)
- 十日町-後山 線を延長する形で2022年4月試験運行開始、2024年4月1日より正式開業した[8] 。
- 平日のみ運行。2025年ダイヤでは4往復、うち1.5往復が浦佐駅東口止まり。
奥只見方面急行バス
- UG <急行>小出=大湯=枝折峠=銀山平 線
- 夏季休日運行。
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廃止路線
要約
視点
湯沢営業所
野沢温泉線 湯沢車庫前 - 湯沢駅前 - 清津峡入口 - 山崎 - 津南 - 森宮野原駅前 - 野沢温泉
湯沢=湯沢学園=中里=土樽 線 (YT)
- さらに以前、平日の一部便が蓬橋(土樽駅近傍)まで運行していたが、2019年に廃止された。
急行 越後湯沢・森宮野原線 (YS) <急行> 湯沢車庫 - 越後湯沢駅 - 清津峡入口 - 山崎 - 津南 - 森宮野原駅
- 2018年から通過するバス停を順次減らし、2021年3月31日を以て急行運転を終了。同年4月1日から各停留所に停車するようになった。
六日町営業所
六日町=野田=五日町=大崎=浦佐 線 (MU)
津南営業所
倉下線 十日町車庫前→中里支所→清津峡入口→倉下入口
- かつては十日町発倉下行きも運行されていた。廃止時期は不明。
- TJ 倉下入口→清津峡入口→中里支所→十日町車庫前(朝の1日片道1本のみ)
- 途中にある、東田尻上口バス停と白羽毛上口バス停は、一部で同じ経路を通る急行森宮野原線は通過するため、当路線のみしか停車しなかった。2017年9月30日を以って廃止。
- 片道1日1本のみにもかかわらず、「TJ」のナンバリングが与えられたのも大きな特徴であった。
- 倉下線の廃止後は、平日のみ越後湯沢→森宮野原線のバスの発車時刻を7時台に変更し、山崎バス停で宮中経由十日町行きバスへの乗り継ぎができるようにした。
十日町・津南線
- ※十日町車庫前→十日町駅前→中里支所→津南→津南原(源内山)
- ※十日町車庫前 - 中里支所 - 津南 - 津南原(源内山)
- ※水口 - 十日町本町三丁目 - 中里支所 - 津南 - 津南原(源内山)(本数少)
- 十日町 - 津南原の通し路線は2017年9月30日を以って廃止され、津南を境に分断された。
六箇線 十日町車庫 - 十日町駅前 - 二ツ屋
- 2018年3月31日廃止
長里線 (TH) 十日町 - 関根 - 池の平 - 長里
- 六日町営業所も運行に携わっていた。2017年10月1日からは平日のみの運行となった。
- 2020年9月30日廃止
田代線 十日町駅前ー新屋敷ー中里支所ー田代
- 2022年3月31日廃止
十日町=高島=鉢 線 (TY)
- 2024年3月31日廃止。十日町市営バスが同年4月1日より運行開始[11]。
小出営業所
中家線 小出駅前 - 七日市 - 中家
- 2010年9月30日廃止
上稲倉線 小出営業所前 - 小出駅角 - 堀之内駅角 - 明神 - 上稲倉
- 2010年9月30日廃止
新道島線 小出営業所前 - 堀之内駅角 - 堀之内病院 - 新道島
- 2010年9月30日廃止
小出=干溝=虫野=荒金=浦佐 線 (UU)
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車両の特徴

親会社である越後交通に準じた車両が使用されている。4メーカー製の車両を保有している。かつては越後交通から継承された車両がほとんどであったが、2010年代以降は東急バスを中心に全国各地のあらゆるバス会社から中古車両を購入しており、北恵那交通など南越後観光バスにしか中古導入されなかった車両も目立つ。ノンステップ車を含む低床車の導入も進んでいる。
カラーリングは銀色地に赤帯の越後交通色のほか、ハイライトカラーと呼ばれる白地に青系の模様を配した車両も若干在籍している。
なお、前者の場合、赤帯部に金色の文字で「南越後観光」と社名が入るが、越後交通本体から移籍してきた車両の一部には本来「越後交通」と書いてあったものに「南」の文字のみ付け加えた「南越後交通」となっている車両も存在する。また、側面に「M.E.K.K.」と大きく略称を表示しているものもある。
以前は運賃表示器に、旧式の紙製の料金表を使用した旧式の車内の運賃表示器が日本国内で最後まで使われていたが、消費税増税による運賃改定が大きく影響してデジタル式運賃表への交換が進み、平成20年代後半になって全廃された。
移籍車の供給元
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脚注
関連項目
外部リンク
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