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合成可能なダイアクリティカルマーク補助

Unicodeのブロック ウィキペディアから

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合成可能なダイアクリティカルマーク補助(ごうせいかのうなダイアクリティカルマークほじょ、英語: Combining Diacritical Marks Supplement)は、Unicodeの70個目のブロック

概要 合成可能なダイアクリティカルマーク補助, 範囲 ...
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解説

文字に結合して発音の変化などを表すダイアクリティカルマークのうち、合成可能なダイアクリティカルマークブロックにも合成可能なダイアクリティカルマーク拡張ブロックにも含まれていないものが収録されている。

本ブロックに含まれる文字はすべてダイアクリティカルマークのため、文字幅を持たない結合文字である。

Unicodeのバージョン4.1において初めて追加された。

収録文字

要約
視点
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小分類

要約
視点

このブロックの小分類は「古典ギリシャ語で用いられた記号」(Used for Ancient Greek)、「その他の記号」(Miscellaneous marks)、「曲線声調記号」(Contour tone marks)、「2文字幅の発音区別符号」(Double diacritic)、「中世学用の追加」(Medievalist additions)、「中世の上付き文字発音区別符号」(Medieval superscript letter diacritics)、「ドイツ語方言学用の上付き文字発音区別記号」(Superscript letter diacritics for German dialectology)、「アメリカ辞書学における発音区別符号」(Diacritic for American lexicography)、「ティピコン記号」(Typicon marks)、「UPA用の2文字幅の発音区別符号」(Double diacritic mark for UPA)、「UPA用の追加の記号」(Additional marks for UPA)の11個となっている[1]。本ブロックでは、Unicodeのバージョン更新時の文字追加が隙間を埋める形で行われた影響で、同一の小分類に属する文字が飛び飛びの符号位置に割り当てられていることがある。また、収録文字が1文字しかない小分類については小分類名が単数形で表現されているが、本記事では単数形か複数形かによる小分類名の表記ゆれについては別の小分類として扱わず、同一の小分類として扱うこととする。

古典ギリシャ語で用いられた記号(Used for Ancient Greek

この小分類には古典ギリシャ語において用いられたダイアクリティカルマークが収録されている。

これらは、古典ギリシャ語の編集記号として使用され、誤ったアクセント記号を筆写者が削除したことを示す[1]

その他の記号(Miscellaneous marks

この小分類には様々なダイアクリティカルマークが収録されている。

曲線声調記号(Contour tone marks

この小分類には複数の声調記号を組み合わせて一つの曲線アクセントを表すための記号が収録されている。

2文字幅の発音区別符号(Double diacritic

この小分類には2文字に跨って書かれるダイアクリティカルマークが収録されている。

中世学用の追加(Medievalist additions

この小分類には古ノルド語西ゴート語などの中世の書物で主に略語の表記に用いられたダイアクリティカルマークが収録されている。

中世の上付き文字発音区別符号(Medieval superscript letter diacritics

この小分類には古ノルド語、ラテン語、中世ポルトガル語などの中世の書物で主に略語の表記に用いられた上付き文字のダイアクリティカルマークが収録されている。

ドイツ語方言学用の上付き文字発音区別記号(Superscript letter diacritics for German dialectology

この小分類にはドイツ語方言学で用いられるダイアクリティカルマークが収録されている。

アメリカ辞書学における発音区別符号(Diacritic for American lexicography

この小分類にはアメリカ辞書学で用いられるダイアクリティカルマークが収録されている。

ティピコン記号(Typicon marks

この小分類にはティピコン英語版と呼ばれる、主にスラヴ系言語においてビザンツ式典礼の事務処理の順序と聖体礼儀のさまざまな賛美歌についての指示が含まれている典礼の本の記述に用いられるダイアクリティカルマークが収録されている。

UPA用の2文字幅の発音区別符号(Double diacritic mark for UPA

この小分類にはウラル音声記号英語版(UPA)で用いられる、2文字に跨って書かれるダイアクリティカルマークが収録されている。

UPA用の追加の記号(Additional marks for UPA

この小分類にはウラル音声記号英語版(UPA)で用いられるダイアクリティカルマークが収録されている。

文字コード

合成可能なダイアクリティカルマーク補助(Combining Diacritical Marks Supplement)[1]
Official Unicode Consortium code chart (PDF)
 0123456789ABCDEF
U+1DCx
U+1DDx
U+1DEx
U+1DFx ᷿
注釈
1.^バージョン16.0時点

履歴

要約
視点

以下の表に挙げられているUnicode関連のドキュメントには、このブロックの特定の文字を定義する目的とプロセスが記録されている。

さらに見る バージョン, コードポイント ...
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出典

関連項目

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