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四国三十六不動尊霊場

四国の36箇所の不動明王霊場寺院の総称 ウィキペディアから

四国三十六不動尊霊場
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四国三十六不動霊場(しこくさんじゅうろくふどうれいじょう)は、徳島県香川県高知県愛媛県内にある36箇所の不動明王霊場寺院の総称である。弘法大師の生誕の地の四国に、お大師様が深いご縁で結ばれた不動様の霊場を開こうと、霊験ある不動明王が祀られていられる寺院36箇所が、平成元年(1989年)に結集し霊場を開いた。

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バインダー式納経帳
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掛け軸
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不動の火祭り(箸蔵寺)
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納札
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巡拝満願記念品

概要

各札所には36童子が割り振られ、それぞれの童子がお迎え童子石像として設置されている。参拝するお堂は、本堂本尊が不動明王の場合は本堂を、札所として不動堂(護摩堂)もあるところでは両方で、不動明王以外の本堂本尊の場合は不動堂(護摩堂)を参拝する。指導先達によって違いはあるが、四国八十八ヶ所の読経内容に加え、仏説聖不動経と各札所の童子名とその真言も唱える。大師堂の参拝は自由であるが、霊場会では参拝をすすめている[1]。納経は、納経帳や掛け軸にも納経してもらえるが、ここ独自のバインダー表紙があり、初めての巡礼のとき、各寺ごとに2枚組の専用用紙で、1枚目の表には寺名・御詠歌を印刷し、その裏に墨書き朱印で納経したもの、2枚目は童子印を押す枠が36あるものが提供される。2回目以降は、童子印のみを押印してもらう。納経料はいずれも300円。また、各札所で1ピースずつ集めて作れるものに、「不動胸飾り」「不動成就セット」「不動念珠」「童子金カード」がある。なお、加茂不動院(7番)は、狭い車道を上ったところにあり、無住寺のため、麓の福性寺の本堂裏に遥拝所があり、納経も福性寺でする。

  • 年中行事として、春には「不動の火祭り」と称し大柴灯護摩が行われ、誰でも参加でき、火渡りや、餅まきがある。
  • 四国三十六不動霊場のオリジナル不動納札は、巡拝回数により納札の色が変わる。:1~9回 白、10~19回 黄、20~35回 青、36~71回 赤、72~107回 銀、108~143回 金、錦札144回以上となっている。
贈呈品
  • 10回巡拝満願記念品:寿山石不動明王尊像(総高25cm)
  • 20回巡拝満願記念品:四国三十六童子御印譜額装
  • 36回巡拝満願記念品:感謝状、赤い表紙の「納経帳赤バインダー」、満願記念満願念珠、36回巡拝満願記念バッジ
  • その後、72回で「黄色バインダー」を、108回で「錦色バインダー」が贈呈される[2]
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公認先達

年1度、秋ころ霊場会による先達会が行われ、行事として、新任・昇補の任命、物故者法要、研修講演、そして親睦会がある。

先達規定
四国八十八箇所や四国別格二十霊場と同様に先達制度があり、信徒を獲得して不動霊場を3回以上巡拝先導して興隆に寄与せし者にして、霊場寺院住職の推薦により公認先達の資格を得る。
昇進は権中と中先達へは前称号補任後2ヶ年および3回以上巡拝のこと、かつ、不動の火祭り大祭に1回以上参加し協力することである。権大と大先達へは前称号補任後3ヶ年および5回以上巡拝、大先達にはさらに累計で計36回以上の巡拝と霊場会総会の決議を要する。 霊場会総会の決議により昇補基準に満たないものでも特別に貢献した者は昇補ができる[3]
階級は先達(補任料3万円)、権中先達(1.5万円)、中先達(2万円)、権大先達(5万円)、大先達(8万円)、特任大先達(20万円)で、袈裟の色が階級により違っていて、先達は白、権中と中は黄、権大と大先達は紫、特任は赤である。

霊場会役員

任期は、令和5年(2023年)10月1日から令和8年(2026年)9月30日まで。

  • 会長・5番密厳寺
  • 事務局・2番明王院
  • 会計・13番密厳寺
  • 先達事務・26番仙龍寺
  • 営業企画・23番極楽寺
  • 開発推進企画・6番不動院
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霊場一覧

さらに見る 札番, 寺院名 ...

ギャラリー

霊場としての信仰対象の不動明王が鎮座していると思われるお堂を掲載した。

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脚注

関連項目

外部リンク

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