トップQs
タイムライン
チャット
視点

山本二三

日本のアニメーション監督 (1953-2023) ウィキペディアから

Remove ads

山本 二三(やまもと にぞう、1953年6月27日 - 2023年8月19日) は、日本アニメーション美術監督アニメーション監督。背景美術会社、絵映舎(かいえいしゃ)代表。東京アニメーションカレッジ専門学校講師などを務めた[1]長崎県五島市(旧福江市)出身[2]。五島市ふるさと大使[3]

概要 やまもと にぞう 山本 二三, 生年月日 ...
Remove ads

人物・来歴

長崎県五島市出身[1]。中学卒業後、岐阜県の高校で建築絵画を学んだのち上京、 東京デザイナー学院(現東京ネットウエイブ)に進学する[2][1]。在学中からアニメーションの美術スタジオで働き始め、背景画の仕事を手掛けるようになる[2][1]。この頃は『サザエさん』や『マジンガーZ』などの背景を担当したといい、『サザエさん』は月に200枚前後の背景を描いてたという。

学院を卒業後は東映系の美術スタジオを経て、日本アニメーションに入社。宮崎駿が演出したテレビアニメ『未来少年コナン』で初めて美術監督をつとめる。

テレコム・アニメーションフィルムに移籍し、『ルパン三世 カリオストロの城』で背景、映画『じゃりン子チエ』で美術監督を務める[4]

1985年、宮崎駿に誘われ、『天空の城ラピュタ』の制作に参加するためにスタジオジブリに入る[注 1][5]。その後も高畑勲や宮崎駿の作品の多くに美術監督や背景として参加する[2][1]

2006年、アニメ映画『時をかける少女』で第12回AMD Award'06大賞/総務大臣賞を美術監督として受賞[2]。また『時をかける少女』では、監督の細田守の「『天空の城ラピュタ』のあの雲を表現してほしい」という要望で、作品を印象付ける夏の青空を背景とした特徴的な雲を描いた[2]。以降、その迫力ある独特の雲の描き方が注目され、「二三雲」と呼ばれるようになる[注 2][2]

2007年フジテレビ土曜プレミアムにて放送された『ミヨリの森』で長編初監督[2]

2011年7月から9月まで、神戸ビエンナーレ2011 プレイベント「日本アニメーション美術の創造者 山本二三展」が開催され、来場者約8万5千人を記録[2]

2018年7月1日、福江島に山本二三美術館が開館した[6]

2023年8月19日埼玉県飯能市の自宅で胃がんのため死去[7]70歳没[8][9][10]

Remove ads

主な作品

要約
視点

公式サイトより[11]

テレビアニメ

アニメ映画

実写映画

OVA

ゲーム

ミュージック・ビデオ

Remove ads

画集

  • アニメージュ編集部『The art of RAPUTA』徳間書店〈ジブリTHE ARTシリーズ (7)〉、1986年11月1日。ISBN 4-19-816610-2
  • 山本二三『山本二三画集 フィルムからの言葉』角川書店、1993年11月26日。ISBN 4-04-852462-3
  • スタジオジブリ責任編集『The art of The Princess Mononoke』徳間書店〈ジブリTHE ARTシリーズ〉、1997年8月20日。ISBN 4-19-810002-0
  • 山本二三『山本二三背景画集』廣済堂出版、2012年2月23日。ISBN 4-33-151601-6
  • 山本二三『山本二三 風景を描く』美術出版社、2013年7月23日。ISBN 4-56-838905-4

出演

脚注

参考文献

外部リンク

Loading related searches...

Wikiwand - on

Seamless Wikipedia browsing. On steroids.

Remove ads