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彼女が公爵邸に行った理由
韓国のコミック作品 ウィキペディアから
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『彼女が公爵邸に行った理由』(かのじょがこうしゃくていにいったりゆう、韓: 그녀가 공작저로 가야 했던 사정、英: THE REASON WHY RAELIANA ENDED UP AT THE DUKE'S MANSION[1])は、Milchaによる韓国の小説およびこれを原作とする漫画(ウェブトゥーン)作品。韓国ではカカオページで2016年9月19日から2018年6月18日まで小説として発表されたあと[4]、2017年9月3日から2021年3月22日までコミカライズ版が連載された[6]。日本ではピッコマにて小説とコミカライズの日本語版が併せて配信されている。
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概要
日本でのコミカライズ版は2018年10月26日よりピッコマでの連載がスタートし、2021年5月に完結[7][8]。2019年12月には、同年度にピッコマで最も読まれた作品を表彰する「ピッコマ BEST OF 2019」において第14位に入賞しており[13]、その後コミカライズ版より遅れる形で原作となる小説版が2020年6月26日より連載された[14]。また、日本語版の連載の際、主人公の名前が日本人名に置き換えられている。
ストーリー
2015年2月18日、冴えない浪人生として暮らしていた花咲凛子は、志望大学に追加合格したという通知を受けた直後、何者かによって突き落とされ、転落死するという最期を迎える。だが目が覚めると、彼女は自分が生前読んでいたファンタジー小説の世界にいること、そしてその小説の登場人物の一人であるレリアナ・マクミランに転生していることに気付く[8][15]。小説の中のレリアナは貴族の令嬢であり、しかも婚約者に暗殺される運命にあることを知っていた彼女は、この世界で強い権力を持つチェイモス王国の王位継承者ノアボルステア・ウィンナイトに取引を持ち掛け、6か月間だけ婚約者のふりをしてもらう。かくしてレリアナは、ノアボルステアの婚約者として彼の屋敷で暮らすことになる[8][15]。
登場人物
要約
視点
声の項はテレビアニメ版の声優。
主要キャラクター
- レリアナ・マクミラン(레리아나 맥밀런)/花咲 凛子(はなさき りんこ)※原語版ではパク・ウナ(박은하)[2]
- 声 - 宮本侑芽[16]
- 本作の主人公。前世の頃に大学に受かった矢先に屋上から突き落とされ、自分がかつて読んだことのあるファンタジー小説の世界に転生した。小説では主人公が帰郷するきっかけとなる貴族令嬢という設定であり、婚約者のフレンチに暗殺される運命にあったため、二度目の死を回避すべく、小説の内容の記憶と引き換えに6か月間だけ婚約者のふりをしてもらうという取引をノアボルステアに持ち掛ける。花嫁修業の名目でウィンナイト家に移り住み、当初はあくまで保身のためで後悔に苛まれるほどの苦痛だったが、ノアボルステアと共に時間を過ごしていくうちに、彼に心惹かれるようになる[8][15]。前世では受験生だったこともあり頭の回転が速く、物事を冷静に分析することができる[17]。少なくとも母と兄がいる。
- ノアボルステア・ウィンナイト(노아 벌스테어 윈나이트)
- 声 - 梅原裕一郎[16]
- チェイモス王国の現国王の弟で、第一王位継承者[17]。愛称は「ノア」。その美しい顔立ちと高い身分で、社交界では多くの女性を虜にしている。しかし実際は腹黒な性格であり、衰退した王権の復活を目論む野心家でもある[8][15]。自身の野望を叶えるため、レリアナから小説に書かれた自身の運命を聞き出す代わりに期間限定で彼女の婚約者となるが、いつしか彼女に興味を抱くようになる。王国内では旧貴族側に立っており、新興貴族に対抗しうる最後の砦として旧貴族から期待を寄せられている[17][8][15]。
- アダム・テイラー(아담 테일러)
- 声 - 梅田修一朗[16]
- ノアボルステアの側近であり、アルササという少数民族出身の青年。18歳[15]。ノアボルステアがレリアナと期間限定の婚約を交わしたのち、彼女の専属騎士となった。表向きはレリアナの護衛役だが、ノアボルステアがいない場所で不審な行動を起こさないよう監視する役割も担っている。かつてチェイモス王国の少年兵として第一線で戦ったのち、ウィンナイト家に騎士として迎え入れられたという経緯がある。口数が少なく、一切の感情を表に出さないが、レリアナのことは気に入っている模様。剣術に優れており、どんなに絶望的な局面であっても必ず生きて帰ってくることから、周囲の間では伝説となっているが、王国ではアルササが忌み嫌われているため差別を受けることも少なくない[8][15]。
- キース・ウエスタンバーグ(키이스 웨스턴버그)
- 声 - 土岐隼一[16]
- ヒーカー・デミント(히이카 데민트)
- 声 - 石田彰[16]
- ジャスティン・シャマル(저스틴 샤말)
- 声 - 杉田智和[16]
- ビビアン・シャマル(비비안 샤말)
- 声 - 矢野優美華[16]
- レリアナのライバルとして現れる貴族令嬢。美貌を持ち「社交界の女王」と呼ばれている人気者。ノアボルステアに好意を抱いており、これまで積極的なアプローチを繰り返していたが、相手にされないどころかレリアナと婚約したため、彼女に対し敵意を抱き、その後も立場を奪われるなどで憎しみは深まる。非常にプライドが高く、言いたいことははっきりと口に出すタイプ。小説では、ノアボルステアとその婚約者になる主人公の女性との間に割って入り、関係を混乱させる悪女として登場する[8][15]。
- シアトリヒ・ニューリアル・チェイモス(시아트리히 뉴리얼 체이머스)
- 声 - 諏訪部順一[16]
マクミラン家の人物
- ジョンデーン・マクミラン(존데인 맥밀런)
- 声 - 金城大和
- レリアナの父親。石油事業で成功を収め、男爵の爵位を与えられている。娘のレリアナがノアボルステアとの婚約のためにフレンチとの関係を破棄したため、彼の家であるブルックス家に多額の慰謝料を支払う羽目になった。しかし本人は彼女の幸せのためならばと心から祝福している。温厚な性格で、レリアナとローズマリーを愛している[8][15]。
- ローズマリー・マクミラン(로즈마리 맥밀런)
- 声 - 近貞月乃
- レリアナの妹。愛称は「ローズ」。姉妹仲は非常に良い。明るく素直かつ好奇心旺盛な性格で、家族の中ではムードメーカー的な存在となっている[8][15]。
- エルマ(엘마)
- 声 - 夏目妃菜
- マクミラン家で働く家政婦。主にレリアナの身の回りの世話をしており、彼女とノアボルステアの関係を心配している。料理が得意であり、レリアナに頼まれて彼女が前世で食べていたお菓子を再現してみせるほどの腕前を持つ[8][15]。
ウィンナイト家の人物
その他
- フレンチ・ブルックス(프렌치 브룩스)
- 声 - 岸尾だいすけ
- レリアナの当初の婚約者であり、侯爵位を持つブルックス家の出身。端正な顔立ちの持ち主ながら性悪な性格で、何人もの女性に金を貢がせている。小説ではレリアナを毒殺したのち傷心しているジョンデーンを丸め込み、マクミラン家を乗っ取ることになっており、彼女の婚約者となったのもマクミラン家の財産を狙ってのことである。だが事前に小説での運命を知っていたレリアナの策略により婚約を破棄されたことで計画を潰され、以降は彼女に対し恨みを抱くようになり、彼女を拉致したりする。過去にソフィーを死に追いやったことで、その兄であるジェイクに弱みを握られている[8][15]。
- ジェイク・ラングストン(제이크 랭스턴)
- 声 - 吉野裕行
- マクミラン家の財産に目を付け、フレンチをレリアナの婚約者となるよう仕向けた張本人。妹のソフィーがフレンチともみ合いになって死んだ場面を目撃しており、その件をネタにして彼をゆすっている。冷酷な性格で、金のためなら手段をいとわない卑劣漢[8][15]。
- ソフィー・ラングストン(소피 랭스턴)
- ジェイクの妹で故人。フレンチに言葉巧みに騙され、借金を重ねてまでして金を貢いでいた。しかし、これ以上金を出せないと知ったフレンチに別れを切り出されたことで、ナイフでの自殺を試みて彼ともみ合いになった末、ナイフが喉に刺さり死亡する[8][15]。
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用語
書籍情報
小説(韓国)
コミカライズ版
日本ではKADOKAWAよりFLOS COMICレーベルにて刊行された[17]。
各巻リスト
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ゲーム
2021年5月28日にSteam、iOS、Android向けのゲームとして配信が開始された[12]。開発・運営元はSHIFT UP[10]。プレイヤーの選択に応じてストーリーが変わるマルチエンディング形式となっており、原作本編からはノアボルステア、アダム、ジャスティンの3名が攻略対象として用意されている[10]。また、原作には登場しない人物と関わるストーリーがあるほか[12]、追加ダウンロードコンテンツとしてヒーカーが登場する「ヒーカーの華麗なる外出」が用意されている[10]。
なお2023年8月現在対応している言語は韓国語のみで、英語と日本語は翻訳作業が完了次第、パッチで追加される予定になっている[10]。
テレビアニメ
要約
視点
コミカライズの日本語版を原作としたテレビアニメが、2023年4月から6月までAT-Xほかにて放送された[34][35][36]。
スタッフ
- 原作 - Milcha[17]
- 漫画 - Whale[17]
- 監督 - 山元隼一[17]
- シリーズ構成 - 広田光毅[17]
- キャラクターデザイン・総作画監督 - 橋本治奈[17]
- プロップデザイン - 枝松聖[17]
- 美術監督・美術設定 - 加藤賢司[17]
- 色彩設計 - 日比智恵子[17]
- 3DCGディレクター - 渡辺哲也[17]
- 撮影監督 - 船越雄弦[17]
- 編集 - 茶圓一郎[17]
- 音響監督 - えびなやすのり[17]
- 音響効果 - 今野康之
- 音響制作 - グロービジョン[17]
- 音楽 - 井内啓二[17]
- 音楽制作 - ランティス[17]
- プロデューサー - 松永孝之、臼井久人、朴珍海、本多光、礒谷徳知、竹山茂人、内山祐紀、瀬川昇
- アニメーションプロデューサー - 櫻井崇
- アニメーション制作 - 颱風グラフィックス[17]
- 製作 - 「彼女が公爵邸に行った理由」製作委員会
主題歌
各話リスト
放送局
BD
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出典
外部リンク
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