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昭和40年台風第15号

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昭和40年台風第15号(しょうわ40ねんたいふうだい15ごう、国際名:Jean / ジーン[1])は、1965年8月九州に上陸した台風である[2]

概要 昭和40年台風第15号 ジーン・Jean, カテゴリー5の スーパー・タイフーン (SSHS) ...

概要

要約
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進路図

1965年7月25日に、マーシャル諸島ポナペ島付近で発生した弱い熱帯低気圧が西北西に進み、31日にフィリピンの東の海上で台風15号となった[3]。台風はその後しばらく西進した後、8月1日9時に北北西に進路を変え、3日21時に北に進路を転じた。4日15時には沖縄の西海上に達して中型の強い台風となり、東シナ海を北北東に進んで九州に接近[3]。6日0時から3時にかけて、九州の南西で台風は急速に発達し、中心気圧940mb(hPa)・最大風速50m/sとなった。そして4時11分に、最盛期の勢力(中心気圧940mb)を維持したまま熊本県牛深市付近に上陸した[3]。その後は熊本県・大分県を通過し、周防灘を経て山口県宇部市に再上陸(この時の勢力は中心気圧960mbに衰えていた)[4]。6日12時に日本海へと抜けた[2][5]

九州上陸時に観測された中心気圧940mbは、上陸時に観測された台風の中心気圧としては、1951年の統計開始以降で5番目に低いものであった[6]。また、台風の影響で、それまでは太平洋高気圧の張り出しにより降雨がなかった天候が一転し、熊本県を中心に各地で風雨共に強まった[3]

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被害

この台風の影響により、28人が死亡・368人が重軽傷を負ったほか、58,951棟の住家が損壊し、5,716棟の住家が浸水被害を受けた[7]

台風による死者は鹿児島県が最多で15人。その中で川内市では、公民館が倒壊して避難していた一家のうち3人が死亡する被害があった[8]

脚注

外部リンク

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