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暑寒別天売焼尻国定公園

北海道石狩・空知・留萌地方にある国定公園 ウィキペディアから

暑寒別天売焼尻国定公園map
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暑寒別天売焼尻国定公園(しょかんべつてうりやぎしりこくていこうえん)は、北海道にある国定公園1990年平成2年)8月1日に暑寒別道立自然公園と天売焼尻道立自然公園を統合して日本国内で55番目、北海道内で5番目に指定された国定公園。公園区域は暑寒別山系と雄冬(おふゆ)地区の海岸部、送毛(おくりげ)・濃昼(ごきびる)地区の海岸部、日本海に浮かぶ天売島焼尻島の3つの地域で構成している。

概要 暑寒別天売焼尻国定公園 Shokanbetsu-Teuri-Yagishiri Quasi-national Park, 指定区域 ...
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地域

  • 送毛・濃昼地区
    • 石狩市浜益区毘砂別(びしゃべつ)から厚田区安瀬(やそすけ)に至る海岸部を中心とする地域。安瀬山などの山麓が100m内外の急崖となって海に落ち込む景観を形成しており[5]、厚田海岸には「ルーランの洞門」などの奇岩が連続して柱状節理が発達している[5]。日帰り・通過型での利用が大部分を占めている[5]
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自然

暑寒別山系では110を超える高山植物が確認されており、固有種であるマシケゲンゲマシケオトギリなどのほか、キバナシャクナゲチングルマシナノキンバイエゾツツジなどを見ることができる[3]。群別岳、天狗岳、雄冬山などの山頂や稜線部にはコケモモ-ハイマツ群落が発達しており、この中には道南地方とは隔離分布しているイワナシの生息が確認されている[3]

雨竜沼湿原は山地型湿原であり、中央部をペンケペタン川が蛇行している[3]。100以上の池塘が点在し、水面には浮島が見られる[3]。湿原性植物と高山性植物が混交して生息しているのが特徴になっている[3]

天売島は大部分がササ草原になっており[6]、西海岸の海食崖地域ではウミネコウミガラスケイマフリウトウなどの海鳥類が3月から8月にかけて大規模なコロニーを形成する[6]。焼尻島では約5万本のイチイミズナラなどが天然林を形成している[6]

天売島焼尻島の一帯は海獣の生息地でもあり、ゴマフアザラシトドなどの鰭脚類[9][10]ミンククジラカマイルカイシイルカシャチなどの鯨類も確認されているが[11][12][13]苫前郡において捕鯨が行われていたこともあり、以前は周辺に大型のヒゲクジラ類回遊も存在していたと思わしい[14]

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脚注

参考資料

関連項目

外部リンク

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