トップQs
タイムライン
チャット
視点

水声社

ウィキペディアから

Remove ads

株式会社水声社(すいせいしゃ)は、日本出版社フランス文学を軸に、幻想文学などの作品や評論の翻訳などを出版する。

概要 種類, 本社所在地 ...

沿革

雑誌『幻想と怪奇』や国書刊行会の『世界幻想文学大系』の編集に関わった鈴木宏[1]が、1981年(昭和56年)に神奈川県横浜市港北区で、「株式会社書肆風の薔薇(しょしかぜのばら)」として創業し、社長に就任[2]

その後は移転を重ね[3]、1991年(平成3年)に現社名に改称、2000年(平成12年)に東京都文京区小石川に移転し[3]、平成29年には東京都文京区小石川の別のビルに移転した。

1997年(平成9年)出版フレデリック・ヴィトゥーフランス語版英語版作、権寧訳『セリーヌ伝』と、2007年(平成19年)出版のエレアザール・メレチンスキーロシア語版英語版作、津久井定雄、直野洋子訳『神話の詩学』で、日本翻訳出版文化賞を2度受賞。2012年(平成24年)出版のユーリウス・ハンス・シェプスドイツ語版作、鈴木隆雄ほか訳『ユダヤ小百科』では、日本翻訳出版文化賞翻訳特別賞を受賞した[4]

Remove ads

出版物

特徴あるシリーズとして、ルドルフ・シュタイナーの著作の翻訳多数と研究書などを含む「神秘学叢書」、「ロスミスティカ叢書」を刊行している。「記号学的実践叢書」は、ジェラール・ジュネット の翻訳多数を含むフランス系の記号学研究書シリーズである。また、ラテンアメリカ文学作品を集めた「アンデスの風叢書」では、ホルヘ・ルイス・ボルヘスアレホ・カルペンティエルオクタビオ・パスフリオ・コルタサルフアン・ルルフォガブリエル・ガルシア=マルケスカルロス・フエンテスなどの作品が取り上げられている。

特定作家の作品シリーズとして、マルキ・ド・サドオノレ・ド・バルザックヴィクトル・セガレンミハイル・バフチンヘンリー・ミラー中村真一郎などを取り上げている。「中村真一郎の会」を運営している。

PR誌『月刊水声通信』の記事は、公式ホームページにて一部公開されている。

また現代の海外文学を収める叢書としては「フィクションの楽しみ」や「フィクションのエル・ドラード」などがある。

異色のシリーズとして、吉田豪植地毅大西祥平らが参加した『マンガ地獄変』シリーズが1996年から1998年に刊行された。

Remove ads

脚注

外部リンク

Loading related searches...

Wikiwand - on

Seamless Wikipedia browsing. On steroids.

Remove ads