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林俊雄

日本の歴史学者・考古学者 ウィキペディアから

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林 俊雄(はやし としお、1949年3月[1] - )は、日本歴史学者考古学者創価大学名誉教授。専門は中央ユーラシアの歴史と考古学[2]東京都中野区出身[3]

概要 人物情報, 生誕 ...

略歴

1949年東京都生まれ。私立桐朋学園高等学校を経て[3]東京教育大学(現・筑波大学)文学部史学方法論専攻で学んだ。考古学を専攻し、1972年に卒業。東京大学大学院人文科学研究科東洋史学科に進学し、1979年に博士課程を単位取得退学[1]

1979年4月、古代オリエント博物館研究員に就いた。1985年5月に主任研究員に昇進。1991年4月に創価大学文学部助教授となり、1994年に教授昇格[4]2019年に創価大学を退任し、名誉教授となった[5]。公益財団法人東洋文庫 研究部研究員を務めている[6]

著作

単著

  • 『ユーラシアの石人』〈ユーラシア考古学選書〉(雄山閣 2005 / 第2版 2019 ISBN 978-4639026778
  • グリフィンの飛翔:聖獣からみた文化交流』〈ユーラシア考古学選書〉(雄山閣 2006 ISBN 978-4639019367
  • スキタイ匈奴 遊牧の文明』〈興亡の世界史 2〉(講談社 2007 ISBN 978-4062807029[8][9]
  • 遊牧国家の誕生』〈世界史リブレット 98〉(山川出版社 2009 ISBN 978-4634349360

共著・編著

別冊解説:シルクロードの遺跡と出土品(林俊雄). シルクロードの歴史(加藤九祚)
「匈奴における農耕と定着集落」[12]
「草原の民:古代ユーラシアの遊牧騎馬民族」25-58頁.[13]
「北方ユーラシアの火打金ウラル以東」352-369頁.
4.7「草原遊牧文明は成立するか?」160-171頁.
  • 『文明の危機:民族移動の世紀』〈講座 文明と環境 5〉(安田喜憲共編, 1996 ISBN 978-4254106558
    • 新装版 2008年
2.2「遊牧騎馬民族スキタイの侵入」35-48頁.
4.1「フン族あらわる」78-92頁.
「草原遊牧文明論」125-149頁.
「草原遊牧民の美術」56-72頁, 336-351頁.
第5章「草原世界の展開:中世の中央ユーラシア」263-339頁.
第1章「草原世界の展開」15-88頁.
「遊牧民族の王権:突厥・ウイグルを例に」115-139頁.
「ユーラシア草原における馬の埋納遺跡(スキタイ時代以前)」103-157頁.
第1部第3章「中央ユーラシア遊牧民の古墳から見た王権の成立と発展」46-69頁.
「フン型鍑」341-382頁.
「ユーラシアにおける人間集団の移動と文化の伝播」164-208頁.
ビザンツ史料に見えるテュルク:テュルクの外交感覚」189-193頁.
第1章「騎馬遊牧民の誕生と発展:スキタイ時代から突厥・ウイグルまで」17-32頁.
「ユーラシ草原文化と樹木」47-61頁.
「草原考古学とは何か:その現状と課題」7-35頁.
「ビザンツの貨幣、シルクロードを通ってさらにその先へ:四〜九世紀」バルトゥオーミエイ・シモン・シモニェーフスキ著, 林俊雄訳, 266-278頁.
「中央アジアにおける土着信仰の復権と大国の思惑:考古学の視点から」
「ユーラシア草原の大型墳墓:草原の古墳時代」20-53頁. [18]
第8章「遊牧国家の君主はこうあらねばならぬ - 冷酷にして寛大、先読みは鋭く」445-506頁.

雑誌論文

  • 古代オリエント博物館紀要』(古代オリエント博物館[19]
    • 鮮卑柔然における農耕と城塞」第5号 1983年, 377-394頁.
    • "Agriculture and Settlements in the Hsiung-nu" 第6号 1984年, 51-92頁.
    • "The Development of a Nomadic Empire: The Case of Ancient Turks (Tuque)" 第11号 1990年, 135-184頁.
    • "Discoveries and Investigations of the Barrows in the Ili Basin"(張玉忠著, 林俊雄訳)第21号 2000年, 37-64頁.
  • 「掠奪・農耕・交易から觀た遊牧國家の發展:突厥の場合」『東洋史研究』第44巻第1号、東洋史研究會、1985年6月、110-136頁、doi:10.14989/154102
  • 『創価大学人文論集』創価大学人文学会
    • 「ウイグルの対唐政策」第4号, 111-143頁, 1992年03月. hdl:10911/2740
    • 「突厥の石人に見られるソグドの影響:とくに手指表現に焦点を当てて」第5号, 27-44頁, 1993年03月. hdl:10911/2753
    • 」第8号, A53-A97頁, 1996年03月. hdl:10911/2787
    • 「スキタイ時代におけるグリフィン図像の伝播」第10号, 219-249頁, 1998年03月. hdl:10911/2596
    • 「2013年西安発見廻鶻王子墓誌」第26号, 1-11頁, 2014年03月. hdl:10911/4670
    • 「馬の家畜化と騎乗の問題」第35号, 65-118頁, 2023年03月. hdl:10911/00040976
  • 『金大考古』金沢大学人文学類考古学研究室 編
    • 「中国史料から見た匈奴の城塞と農耕」第77号, 2019年12月, 102-106頁. doi:10.24517/00057199
    • 「フン時代の考古学(上):赤色石象嵌製品の考察」第81号, 2022年12月, 75-89頁. doi:10.24517/00069155
    • 「フン時代の考古学(下) : フン型鍑」第82号, 2023年3月, 33-47頁. doi:10.24517/00069162
    • 「ユーラシアの火打金ひうちがね (一):西ユーラシア」第84号, 2024年12月, 57-85頁. doi:10.24517/0002002213
    • 「ユーラシアの火打金(二):7 ~ 8 世紀の朝鮮半島と日本」第85号, 2025年4月,92-95頁. doi:10.24517/0002002960

翻訳

「スキタイとユーラシア草原」ヴェロニック・シルツ英語版著, 210-225頁.

エッセイ

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脚注・出典

参考資料

外部リンク

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