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楠田枝里子

日本の女性アナウンサー、タレント (1952-) ウィキペディアから

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楠田 枝里子くすた えりこ1952年1月12日 - )は、日本のフリーアナウンサータレントテレビ司会者エッセイスト翻訳家、サイエンスライター、チョコレート研究家。元日本テレビアナウンサー。身長170cm。独身。日本ペンクラブ会員。

概要 くすた えりこ楠田 枝里子, プロフィール ...
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来歴・人物

三重県伊勢市出身。三重県立伊勢高等学校[1]東京理科大学理学部第一部応用化学科[2]卒業後、1974年、日本テレビにアナウンサーとして入社。同期には松永二三男小池裕美子がいる。

1981年秋に退社、フリーアナウンサー、エッセイストに転身。『なるほど!ザ・ワールド』『世界まる見え!テレビ特捜部』などの海外情報系番組を多く担当した。日本テレビ『金曜娯楽館』とフジテレビの年末大型イベント『FNS歌謡祭』においては、芳村真理の後任として抜擢された。科学エッセイなどでも楠田ならではの持ち味を発揮し、ドゥーガル・ディクソン著『新恐竜』(旧版)などの翻訳を手がけるなど[3]、幅広いメディアで活動する。

消しゴムのコレクションが趣味。実用性を問わず、国内外約40カ国からありとあらゆる形状の消しゴムを収集しており、コレクション総数は2万個以上である[4]

チョコレート好きとしても知られ、カカオ分を多く含んだチョコレートを常にストック・携帯している。2004年に著書『チョコレート・ダイエット』(幻冬舎刊)を発表したことが縁で、2006年3月から2007年10月頃まで明治製菓チョコレート効果CMに出演した。2022年には親交があるジャンポール・エヴァンピエール・エルメなどショコラ界の巨匠とコラボしたチョコレート・ブティックをプロヂュース。あべのハルカスのバレンタインフェアに出展した[5][6][7]

ナスカの地上絵の保護運動に熱心であることでも知られる。きっかけは海外雑誌の特集で、紹介されていたドイツ人の女性研究者マリア・ライヘに強い関心を持ち、単身でペルーに渡り取材。その後も何度もの対面取材を重ね『ナスカ砂の王国』を上梓[8][9]。日本マリア・ライヘ基金の代表を務める[10]。楠田はこの出会いが英語英会話の再学習意欲につながったと語っている[8]

1988年、ドイツのバレエダンサーで振付師のピナ・バウシュの舞台を初めて観て以来、その熱烈な「追っかけファン」となり本人と親交も持った[11]。2003年には『ピナ・バウシュ中毒』(河出書房新社刊)という著書も上梓している[12]

デビュー当初から1991年頃までは、高い身長とおかっぱ頭の髪型がトレードマークであったが、1992年頃から徐々に帽子を被ったり他の髪型にすることも増えていき、2000年頃からおかっぱ頭の髪型には全くしなくなった。なお、このおかっぱの髪はカツラであり、地毛はパーマの掛かったかなり短めのショートヘアーである。

2009年、1990年の番組開始から19年間司会を務めた『世界まる見え!テレビ特捜部』を降板。番組プロデューサーに「若返りを図りたい」と言われたことが降板理由であることを自身のブログで明かした[13]

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エピソード

  • 楠田の消しゴムコレクションは、窓に紫外線カットフィルムを張るなどした別室に保管している。ジャンル別に立てて飾られており、地震が来た際は並べ直す。また劣化が進むという理由で、人が消しゴムに触るのを嫌う[4]
  • チョコレートは幼少期から好きだったが、ハマるきっかけとなったのは1990年代にミッシェル・ショーダンのチョコに出会ってから。原料のカカオや成分のポリフェノールについて論文を読み漁るなどが理系らしいアプローチをしていた[5]。カカオの科学的・文化的研究にも情熱を注ぎ、日本の高カカオチョコレート・ブームをリードした[8]
  • 長らく年齢を非公開としていたが、2017年TBS系情報番組『ビビット』で公開。同時に独身を貫き結婚をしない理由を「結婚の必要性を感じたことがない」「若い頃から結婚願望はなかった」「人を愛することに契約書はいらない」と明かし話題となった[14][15]
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主な出演

要約
視点

テレビ番組

司会者として

司会者以外

作詞

  • 宿題なんかおさらばさ(日本テレビ、「先生は一年生」主題歌、1981年10月₋1982年3月)

ラジオ番組

映画

広告など

アーケードゲーム ダブルドラゴン3 クレオパトラ役

著作

  • 楠田, 枝里子『ロマンチック・サイエンス』PHP研究所、1982年。ISBN 4569209122 NCID BN07870516
  • 楠田, 枝里子、佐藤和宏絵『色の小宇宙』PHP研究所、京都、1983年。 NCID BN12206687
  • 楠田, 枝里子『気になる女性の現代病16 : 楠田枝里子のクリニック・インタビュー』小学館〈セブンブックス〉、1983年。ISBN 4093060037 NCID BN12393926
  • 楠田, 枝里子『科学技術の事典 : 21世紀の扉を開く』三省堂〈Sun lexica 19〉、1984年。ISBN 4385155267 NCID BN05421806
  • 楠田, 枝里子『不思議の国のエリコ』文芸春秋、1984a年。 NCID BN03041360
  • 楠田, 枝里子『楠田枝里子の気分はサイエンス』毎日新聞社、1984b年。 NCID BN10967423
  • 楠田, 枝里子『青いサーカステントの夜』新潮社、1985年。ISBN 4103600012 NCID BN07676852 のち文庫。
  • 楠田, 枝里子『センチメンタル・マシーン』毎日新聞社、1986年。ISBN 4620305464 NCID BN01767820
  • 楠田, 枝里子『パンとサーカス物語』読売新聞社、1988年。ISBN 4643880457 NCID BN07856435
  • 楠田, 枝里子『消しゴム図鑑』光琳社出版、1998年。ISBN 4771303509 NCID BA40019121
  • 楠田, 枝里子『ピナ・バウシュ中毒』河出書房新社、2003年。ISBN 4309266886 NCID BA64506127
  • 楠田, 枝里子『チョコレート・ダイエット』幻冬舎、2004年。ISBN 4344007018 NCID BA69891885
  • 楠田, 枝里子『ナスカ砂の王国 : 地上絵の謎を追ったマリア・ライヘの生涯』文藝春秋〈文春文庫, [く-11-7]〉、2006年。ISBN 4167455072 NCID BA75454138
  • 楠田, 枝里子『チョコレートの奇跡』中央公論新社、2011年。ISBN 9784120041846 NCID BB04481808
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脚注

外部リンク

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