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榮枝裕貴

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榮枝裕貴
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榮枝 裕貴(さかえだ ゆうき、1998年5月16日[2] - )は、高知県高知市出身のプロ野球選手捕手)。右投右打。阪神タイガース所属。

概要 阪神タイガース #39, 基本情報 ...
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経歴

要約
視点

プロ入り前

高知市立朝倉小学校1年で「朝倉スワローズ」に入団し野球を始め[3]、主に捕手を務め、6年時には全国大会で準優勝に貢献。高知中学校時代は同校の軟式野球部に所属、全国優勝を経験した[4]

高知高校では、1年秋からベンチ入りすると共に正捕手の座を掴むと[5]、その後「4番・捕手」を担った[6]。2年夏は県大会決勝で明徳義塾に6-7で敗れ準優勝。6-5とリードし迎えた9回表二死一・二塁、カウント1ボール2ストライクと追い込み、甲子園まであとストライク1つの場面で逆転適時三塁打を打たれた試合だった[7]。3年春の四国大会では優勝を果たしたものの[4]、同年夏は準々決勝で中村に敗れベスト8に終わった[8]。甲子園出場はなし。

立命館大学では1年秋からベンチ入り[4]。3年時までは控え捕手だったが、通算40打数16安打、打率.400を記録[9]。同年の大学野球日本代表候補合宿に参加した[10]。4年時から正捕手となった[11]。大学の先輩の古田敦也にちなみ「古田2世」とも呼ばれ、古田がヤクルト時代に着けていた背番号「27」を背負っていた[12]。通算46試合出場で、打率.329、0本塁打、15打点[4]。3学年上に東克樹、2学年上に辰己涼介、1学年上に坂本裕哉がいる。

2020年のドラフト会議阪神タイガースから4位指名を受けた(プロ側には5位以下なら社会人に進むと伝えていた)[13]。契約金5000万円、年俸800万円で仮契約(金額は推定)[14]。背番号は39[15]

阪神時代

2021年、3月30日に右肋骨の疲労骨折と診断されたことが発表された[16]。6月9日の対広島東洋カープ二軍戦(由宇練習場)で実戦に復帰した[17]。10月12日に初めて一軍に昇格するも[18]、翌日の練習中に再び右肋骨を疲労骨折し、15日に出場登録を抹消された[19]。このことから来シーズンは怪我をしないよう心がけているという[20]。オフには現状維持となる800万円で契約を更改した[21]

2022年新型コロナウイルスの濃厚接触者となった坂本誠志郎に代わって7月14日に一軍に昇格[22]。しかし、特例2022によって昇格した大山悠輔の枠を開けるため18日に再度抹消された[23]。8月28日には鼻詰まりの症状を訴えた梅野隆太郎に代わり再昇格するも、梅野が2日後に復帰したことで再抹消された[24][25]。9月28日に新型コロナウイルス陽性が判明した長坂拳弥に代わり3度目の昇格[26]。10月2日の対東京ヤクルトスワローズ戦(阪神甲子園球場)で1点を追う9回に代打で登場し、抑えのスコット・マクガフからプロ初安打となる同点適時打を放った[27]。シーズン最終戦であったこともあり、ベンチ入りしていた最後の野手としての出場であった[28]

2023年は、9月15日の広島戦でプロ初の先発出場を果たし、4回には安打を放った[29]。シーズン全体としては2試合のみの出場に終わり、ポストシーズンでも一軍に帯同していたがベンチ入りは果たせなかった[30]。11月20日に30万円増の推定年俸800万円で契約を更改した[30]

2024年は、8月14日の巨人戦1試合に守備で途中出場したのみで終わった[31][32]。一方、二軍では82試合の出場で打率.274、3本塁打、32打点と高成績を残した[33]。11月20日に20万円減の推定年俸780万円で契約を更改した[32]

2025年は自身初の開幕一軍入りを果たす[34]。4月3日の横浜DeNAベイスターズ戦(京セラドーム大阪)にて同年初の先発出場を果たすも、同日の試合にチームは敗れた[35]。その後はなかなか出場機会に恵まれなかったが、一軍に帯同し続け、6月1日の広島戦に2か月ぶりに途中出場した[注 1][36]。次の先発出場機会は7月31日の広島東洋カープ戦であったが、攻守ともに精彩を欠いた。以降は出番がなく、ここまで5試合の出場で6打数無安打と苦しみ、8月4日に登録抹消となった[37]。同19日に再昇格し[38]、同日の中日ドラゴンズ戦(京セラドーム大阪)で同年3度目の先発出場。2安打を記録したが、守備面で精彩を欠き6回から途中交代となった[39]。以降も2試合の出場にとどまり、9月19日に再度登録抹消となった[40]。10月2日に再昇格[41]したが、その後は出場機会がないままシーズンを終えた。結局、シーズンの大半を一軍で過ごしながらも、最終的に出場は8試合にとどまった。同年のクライマックスシリーズに帯同はしていたが[42]、クライマックスシリーズ終了後に参加していたフェニックスリーグの試合中に右手に死球を受け途中交代。10月24日に同箇所の手術を受け[43]同年の日本シリーズでは出場資格者名簿から外れた。

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選手としての特徴・人物

遠投110m、二塁送球1.8秒台を計測する強肩捕手[3]。素早く正確なスローイングが持ち味[44]。打撃ではスイングスピードが速く、打球を広角に打ち分ける[45]。50m6秒1[3]

趣味は麻雀[10]、立命館大学野球部のイヤーブックで将来の夢に「プロ雀士」と書いたことがある[46]

小学生時代は陸上チームの「高知橘クラブ」にも所属[47]。6年時にはソフトボール投げで63m21を記録し高知県大会で優勝、100m走でも2位という結果を残していた[47]

中学3年時に出場した全国大会決勝では、捕手は装着しないと試合に出場できない股間の防具「ファウルカップ」をホテルに忘れてきてしまったが、審判員から「今回だけ」と貸してもらい、試合を棄権することなく優勝を果たした[8]

旧字体の「榮枝」は全国に約10人しかいない珍しい名字で、名字由来netの株式会社リクスタによる「2021年プロ野球選手 珍しいレア名字ランキング」で1位となった[48]

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詳細情報

年度別打撃成績

さらに見る 年 度, 球団 ...
  • 2025年度シーズン終了時

年度別守備成績

さらに見る 年 度, 球 団 ...
  • 2025年度シーズン終了時[注 2]

記録

初記録

背番号

  • 39(2021年[15] - )

脚注

参考文献

関連項目

外部リンク

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