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汝、星のごとく
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『汝、星のごとく』(なんじほしのごとく)は、凪良ゆうの小説。
概要
初出は『小説現代』(講談社)2022年5・6月合併号(前編掲載)および7月号(後編掲載)。2022年8月に講談社から出版された単行本は全編に加筆改稿が行われた。2025年7月には、講談社文庫版が刊行された。
第20回本屋大賞受賞作。凪良は第17回の『流浪の月』に続き2度目の受賞[1]。
2025年7月、藤井道人監督により映画化されることが発表された[2]。主演は、横浜流星と広瀬すず。2人は、凪良原作の『流浪の月』(2022年)にも出演している[2]。
2023年11月、続編の『星を編む』が刊行された。
あらすじ
井上暁海と青埜櫂の17歳から32歳までの恋愛物語。瀬戸内海の島で暮らす17歳の高校生井上暁海と青埜櫂は恋人になる。青埜櫂は久住尚人とコンビを組み漫画制作を行い東京に上京する。二人は漫画の連載を開始するが尚人の未成年淫行が発覚し連載が打ち切られる。櫂と別れた暁海は北原先生と結婚し刺繍の道に進む。
登場人物
- 井上暁海(いのうえあきみ)
- 主人公の一人。瀬戸内海の島で生まれ育った17歳女子高生。
- 青埜櫂(あおのかい)
- 主人公の一人。京都から島に引っ越してきた17歳男子高生。
- 青埜ほのか(あおのほのか)
- 櫂の母親。
- 久住尚人(くずみなおと)
- 櫂の漫画パートナー。作画担当。
- 暁海の母親
- 暁海の父親
- 浮気して林瞳子と暮らしている。
- 林瞳子(はやしとうこ)
- 暁海の父親の浮気相手。オートクチュール刺繍作家。
- 北原先生
- 暁海たちの高校の化学の先生。シングルファーザー。
- 北原結
- 北原先生の娘。
制作エピソード
凪良が1番最初に書いた本作のプロットは男女の恋愛を描きながらもミステリー要素の強い恋愛小説だった。その後、2021年に公開された映画『花束みたいな恋をした』から影響を受けたことで、本作の作風を大きく転換させることになった。凪良は映画『花束みたいな恋をした』について「突飛なことはまったく起こらない、男女の恋愛を真っ直ぐに描いているだけなのに、こんなに引き込まれるんだと本当に驚きました。1組の男女の恋愛にまつわる一つ一つの出来事を丁寧に拾っていけば、こんなに新鮮で面白くなるんだなと分かったんです」と評しており、本作から強い刺激を受けたことをきっかけに小手先の技術が通用しない男女の恋愛の話をまっすぐ丁寧に書く作風に切り替える覚悟を決めることができたと話している[3]。
受賞歴
書誌情報
- 凪良ゆう『汝、星のごとく』
- 単行本:講談社、2022年8月4日発売[4]、ISBN 978-4065281499
- 文庫:講談社文庫、2025年7月15日発売[5]、ISBN 978-4065401880
オーディオブック
Audible版
2023年2月17日より配信された[6]。
audiobook.jp版
2024年1月12日より配信された[7]。
漫画
Webtoonとして、STUDIO ZOONにより作画とネーム構成を松岡佳由が担当する形で[8]、2025年6月9日からピッコマにて独占配信[9]。
映画
この節には公開前の映画に関する記述があります。 |
キャスト
スタッフ
星を編む
『汝、星のごとく』の続編。全3章からなる。2023年11月8日講談社から刊行。
- 第1章:春に翔ぶ
- 北原先生が結を育てることになったいきさつの話。
- 小説現代2022年10月号
- 第2章:星を編む
- 櫂の遺作を出版する編者の話。
- 小説現代2023年3月号
- 第3章:波を渡る
- 暁美、北原先生のその後の話。
- 小説現代2023年11月号
脚注
外部リンク
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