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消防庁長官

日本の消防庁の長 ウィキペディアから

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消防庁長官(しょうぼうちょうちょうかん、英語: Commissioner of the Fire and Disaster Management Agency)は、日本消防庁たる官職またはその官職に在任している者をいう。その地位については消防組織法(昭和22年法律第226号。以下法という。)第3条に規定があり、総務省の管理に服し、消防庁の庁務を統括し、所部の職員を任免する。

地位

日本の消防行政を統括する総務省の外局である消防庁の代表者ということで、名称に「消防」の名がつくが一般的には消防職位において区分されることはない。消防吏員ではなく総務省(旧自治省)の事務官(いわゆるキャリア官僚)である。

ほとんどの場合は私服(背広)勤務だが、消防吏員の物に準じたデザインの制服・活動服・職名章が制定されており[1]、防災訓練や大規模災害の際などには着用することもあるが、職名章の徽章は消防章とは形が異なっており、桜(消防団)を背景に雪(消防本部)を配したデザインである。

消防庁長官は、必要に応じ、消防に関する事項について都道府県又は市町村に対して助言を与え、勧告し、又は指導を行うことができるが、法36条にあるように、自治体消防は消防庁長官の運営管理又は行政管理に服することはないため、消防吏員消防団員との直接の指揮命令系統にはない。

総務省の管理権

緊急事態の特別措置

大規模災害NBC災害においては、都道府県知事又は市町村長に対し、緊急消防援助隊の出動を要請又は指示することができる。

歴代の消防庁長官

  • 氏名の末尾に※印を付したのは消防庁長官のあと自治事務次官または総務事務次官を務めたことを指す。
  • 歴代の数は、国家消防庁長官/国家消防本部長/消防庁長官を通じてのものである。
さらに見る 代, 氏 名 ...
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消防庁長官表彰(消防庁長官賞・消防庁長官感謝状を含む)

消防庁長官は、総務省消防庁を代表し、同庁消防表彰規程に基づき消防行政ないし防災において功労ある消防吏員消防団員、消防庁職員、消防学校教育者、その他市民に対して表彰を行っている。警察庁海上保安庁など他省庁に比べて多くの表彰・記章を授与している。

消防庁長官表彰は、消防における表彰としては、位階勲章褒章等の栄典に次ぐ栄誉ある表彰であり、多くの場合、表彰記章と章記が伴う。消防庁長官表彰は定例表彰と随時表彰がある。

  • その他
    • 永年勤続した消防団員には退職消防団員報償が授与され、勤続25年以上の第1号銀杯、勤続15年以上の第2号銀杯定められている。該当団員は退職後に勤続年数に相当する銀杯及び消防庁長官名の賞状を授与される。
    • 消防吏員や消防団員を対象に毎年開催されている、消防操法大会や意見発表会の優勝者や出場者、出場チームを対象に消防庁長官賞等が授与されている。消防操法大会の優勝チームには優勝旗と消防隊旗・消防団旗に佩用する竿頭綬を授与している。
    • 殉職した消防吏員・団員に対しては顕彰状を授与している。
    • 市民や部外協力者には消防庁長官感謝状が贈呈されている。
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脚注

関連項目

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