トップQs
タイムライン
チャット
視点

王座 (囲碁)

日本の囲碁のタイトル ウィキペディアから

Remove ads

王座戦(おうざせん)は、日本経済新聞社及び日本棋院関西棋院主催の囲碁棋戦で、七大タイトルのひとつ。挑戦手合の勝者は王座のタイトル称号を得る。

概要 王座戦, 概要 ...

概要

1953年創設。囲碁のタイトル戦としては、本因坊戦に次ぐ長い伝統がある。トーナメント戦による勝者がタイトル保持者と挑戦手合を行い、優勝者を決める。当初はトーナメント制を採り、第1期は決勝一番勝負、第2-15期は決勝三番勝負。またいち早く5目半コミ出しを取り入れた。第16期より挑戦手合制を導入し、第31期までは三番勝負、第32期以降は五番勝負へと変更された。また2006年から国際戦の基準に合わせ、持ち時間3時間制を導入した。

前身として1952年に行われた全本因坊・全八段戦がある[1]。1953年に、同年に同じ日本経済新聞で開始された将棋王座戦とともに、加藤治郎考案の出場棋士横一線のトーナメントとして、花村元司命名の「王座戦」と同名で開始された[2]

2014年の第62期より契約金などから、天元戦と入れ替わって、タイトルの序列が5位から4位に変更となった[3]。また2023年以降は本因坊戦のランク落ちに伴い序列が3位に変更となった。

Remove ads

名誉王座

王座を5連覇、または通算10期以上獲得した棋士は、60歳以降に「名誉王座」を名乗る権利を得る。

さらに見る 棋士, 通算 ...

昇段規定

  • 六段以下の棋士が、王座挑戦権を獲得した場合、七段に昇段する。
  • 七段の棋士が王座位を獲得した場合、八段に昇段する。
  • 八段で、他のタイトルを1期獲得している棋士が王座を獲得した場合、九段に昇段する。

2014年に、村川大介がこの規定により八段昇段を果たしている。

歴代王座

要約
視点

氏名太字は現王座。

さらに見る 棋士, 生年 ...
Remove ads

歴代決勝戦・挑戦手合

要約
視点

左が勝者。1-15期は決勝三番勝負、16期以降は前年優勝者との挑戦手合。○●は勝者から見た勝敗。網掛けはタイトル保持者、もしくは前年優勝者。

さらに見る 期, 開催年 ...
さらに見る 期, 開催年 ...
Remove ads

全本因坊・全八段戦

1952年に日本経済新聞社の大軒順三の提案により、当時の本因坊経験者関山利一橋本宇太郎岩本薫と、八段位雁金準一鈴木為次郎瀬越憲作加藤信木谷實の8名によるトーナメント戦が行われた。コミは4目半、持時間各10時間。

トーナメントは岩本薫が1回戦で関山、2回戦で瀬越に勝ち、決勝三番勝負で木谷を2-1で破って優勝した。

翌1953年に発展解消して、王座戦が創設された。

トーナメント表
準々決勝 準決勝 決勝
                   
       
 加藤信 ×
 木谷實  
 木谷實
   橋本宇太郎 ×  
 雁金準一 ×
 橋本宇太郎  
 木谷實 1
   岩本薫 2
 岩本薫
 関山利一 ×  
 岩本薫
   瀬越憲作 ×  
 瀬越憲作
 鈴木為次郎 ×  
Remove ads

脚注

関連項目

外部リンク

Loading related searches...

Wikiwand - on

Seamless Wikipedia browsing. On steroids.

Remove ads