田代町 (秋田県)

田代町（たしろまち）は、かつて秋田県北秋田郡におかれていた町である。2005年6月20日に大館市に編入し消滅した。

たしろまち 田代町
田代岳山頂
廃止日	2005年6月20日
廃止理由	編入合併 田代町、比内町 → 大館市
現在の自治体	大館市
廃止時点のデータ
国	日本
地方	東北地方
都道府県	秋田県
郡	北秋田郡
市町村コード	05325-2
面積	306.77 km2
総人口	7,502人 （推計人口、2005年6月1日）
隣接自治体	大館市、北秋田市 山本郡藤里町、 弘前市 南津軽郡大鰐町 中津軽郡西目屋村、相馬村
町の木	秋田杉
町の花	ミツガシワ
町の鳥	ヤマドリ
田代町役場
所在地	〒018-3505 秋田県北秋田郡田代町早口字上野43-1
外部リンク	田代町（2005年6月7日アーカイブ） - 国立国会図書館Web Archiving Project
座標	北緯40度16分13秒 東経140度26分49秒
ウィキプロジェクト

地理

• 山: 田代岳
• 河川: 米代川、早口川、岩瀬川
• 湖沼: 五色湖（山瀬ダムの人工湖）、長慶湖（早口ダムの人工湖）

隣接していた自治体

• 秋田県
  • 大館市
  • 北秋田市
  • 山本郡：藤里町
• 青森県
  • 弘前市
  • 南津軽郡：大鰐町
  • 中津軽郡：相馬村、西目屋村

歴史

かつては長慶金山があった。

• 1889年（明治22年）4月1日 - 早口村・山瀬村が発足。
• 1900年（明治33年）10月7日 - 早口駅が官設鉄道の一般駅として早口村に開業する。
• 1947年（昭和22年）7月1日 - 早口村が町制施行し早口町になる。
• 1956年（昭和31年）9月30日 - 早口町と山瀬村が合併し、田代町が新設。
• 2005年（平成17年）6月20日 - 比内町とともに大館市に編入し、消滅。

経済

早口営林署が置かれ、ピーク時の1965年には12.9万 ㎥の原木（うち7割強が天然杉）が伐採されていた^[1]。早口駅前には貯木場があり、1978年には隣接して県原木市場が開設された^[1]。

町内の主な事業所

• 三菱重工業 ロケット燃料燃焼試験場

  1976年より実験が行われている^[1]。長崎県長与町にあった試験場が手狭になったため、周辺5 kmに民家がないなどの条件で全国の用地選定が行われ、当地が選ばれた^[1]。

• ニューロング秋田

施設

田代体育館（グリアス田代）

• 田代町町民体育館（グリアス田代） - 1994年5月竣工、同年7月オープン^[2]。

交通

鉄道

かつては早口・大渕岱間の約14 kmに森林鉄道が通っていた^[3]。

• 東日本旅客鉄道
  • 奥羽本線：早口駅

道路

一般国道

• 国道7号

主要地方道

• 秋田県道52号比内田代線
• 秋田県道68号白沢田代線

名所・旧跡・観光スポット

田代岳の高層湿原とミツガシワ

小畑勇二郎記念館

• 田代岳

  水田信仰の山であり、7月2日頃の半夏生の時期には、青森・秋田両県から多くの農家が訪れ、ミツガシワを見てその年の作占いを行う^[1]。

• 小畑勇二郎記念館
• 十ノ瀬山ハンググライダー基地^[3]
• たしろ温泉ユップラ

  1998年（平成10年）オープン^[3]。

文化・名物

• 蛭沢獅子踊り^[3]
• 代野番楽^[3]
• 山田獅子踊り^[3]
• 山田地蔵（ジンジョ）祭^[3]

著名出身者

• 近江屋信広 (政治家)
• 大矢崎信哉 (力士)
• 大矢崎武男 (力士)