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競輪場のバンクレコード
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定義
バンクレコードとは、残り半周(競輪場によって166m強から250mまで)のバックストレッチラインからゴールラインまでのラップタイムにおける最速記録[+ 1]のことであり、このラップタイムは競馬同様に「上がり(タイム)」と通称されている。競輪場は周回長(333.3・335・400・500m)、直線距離、バンクの軽重が場によって異なることから、バンクレコードは個別の競輪場ごとに記録される。
現在の記録は1着選手のバックストレッチラインからゴールまでのタイムを測った「個人上がり」となっているが、かつてはバックストレッチラインを最初の選手に通過した瞬間から1着選手のゴールまでを測る「レース上がり」を採用していた競輪場もあり、記録としての公平性に問題があったことから、1990年4月1日より全国の競輪場で「個人上がり」を記録とすることで統一された。
なお上がりタイムの最速記録であっても、競走における展開(スリップストリーム)の有利不利が働くことにより2着以下の選手のほうが速い記録を出すことがあるため、1着選手の記録のみバンクレコード更新の対象となっている。
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日本
要約
視点
以下は、2025年4月21日時点の記録。なお、競輪とは使用する機材・ルールなど条件が異なるKEIRIN EVOLUTION、TIPSTAR DOME CHIBA(屋内板張り250mバンク)でのPIST6、ガールズケイリンによる記録は対象外。最新の情報はKEIRIN.JP()を参照のこと。
- 左端の「333(厳密には333.3)」「335(前橋のみ)」「400=★」「500」は、バンク周長(m)。各、ラスト半周の上がりタイムである。
- 記録者のカタカナは、外国人選手(短期登録選手制度による国際競輪の参加)。
- 前橋(日本トーターグリーンドーム前橋)と小倉(北九州メディアドーム)の2場は屋内バンク。
※ 日付が古い順にソートする場合は、Dをクリックしてから、Yをクリック。
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日本(廃止)
競輪の開催が無くなった旧千葉も含む。
関連情報
- バンクレコードを更新した選手に対して当日、主催者(開催執務委員長)から敢闘賞が与えられることがある[42]。平成20年度の場合、記録賞や優秀選手賞と同様に金額の範囲が定められ、敢闘賞は「2万3000円以内」となっていた[+ 12]。2013年のフランソワ・ペルビス(前橋)には1万円が[+ 13]、2014年のボティシャー(小田原)には2万3000円が[+ 7]支給された。
タイ記録でも敢闘賞が贈られることがあり、2015年と2017年の深谷知広(川崎)には1万5000円が支給された[+ 14][+ 15]ほか、金額は不明だが2022年の中野慎詞にも「敢斗賞」名目で支給されている[+ 16]。 - 元選手で競輪評論家の山口国男は、従来60km/h程度だった競輪における最高速度は、近年の競走の「大ギヤ化」によって5km/hほど上がっていると指摘している[+ 17]。かつて吉岡稔真が各所でバンクレコードをたたき出していた頃(軽い「ギヤ倍数[注 5]」で同じ速度を出すにはペダルの高回転が必要)とは、状況が異なる。大ギヤ化で落車事故も増えたといわれるが、「大ギヤでかつクランクが長くなった場合、かかる力が大きくなり、少し接触しただけでも大きくはじかれて転びやすくなる」という、ある選手の意見もある[+ 18]。
- さらに現役トップ選手(2013年当時)の後閑信一によると75km/h[注 6]とも。スピードを追求するためにプロテクターを着けずに競走に臨む選手も多いといい、落車時の危険性を懸念する声もある[+ 19]。
- 2010年以降に更新されたバンクレコードは、友定祐己(久留米=当時 3.69)とボティシャー(小田原 3.79)を除き、すべて「4.00以上」のギヤ倍数によるものだった(2014年末まで)。
2014年12月31日を節の初日とする開催からの競走は、ギヤ倍数を「4.00未満」(すなわち前55/後14の3.93が最大)とすることが、JKA「第1回運営調整部会」で同年4月22日に決まった[+ 20]。
その後は、太田竜馬(玉野 3.77)を除き、3.92か3.93での更新となっている。 - 企画レースであるKEIRIN EVOLUTIONでは、自転車は通常の競走で使用するスチール製フレームではなくカーボン製フレームを用いるため、バンクレコードの対象外となっている[+ 21]。なお、参考に400mバンクにおいては、テオ・ボスが10秒1(福井・2017年7月25日)[+ 22][+ 23]を、脇本雄太が10秒2(豊橋・2016年8月28日)[+ 24][+ 25]を、それぞれ出している。
- 同様に、旧千葉競輪場跡地に建つTIPSTAR DOME CHIBAで行われているPIST6においても、KEIRIN EVOLUTIONと同じくカーボン製フレームを用いるため、バンクレコードの対象外である。
- 競輪の上がりタイムは気温と直接関連性がある。気温が高いほど上がりタイムが速くなる。冬季の12月〜2月に記録されたバンクレコードは全場で一つも無いことから明らかである。
- ガールズケイリンにおいては、非公認ではあるが、400mバンクでは高木真備が2021年2月2日に名古屋FI2日目第7レースで、児玉碧衣が同年8月12日にガールズケイリンコレクションいわき平ステージ・ガールズドリームレース(3日目第11レース)で、それぞれ記録した11秒3が、また333m・335mバンクでは太田りゆが記録した9秒7が、それぞれ日本人最高となっている[+ 26][+ 27][+ 28]。
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脚注
外部リンク
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