箱崎町

この項目では、福岡県糟屋郡にあった自治体について説明しています。福岡市の地域については「箱崎 (福岡市)」を、東京都中央区の町名については「日本橋箱崎町」をご覧ください。

箱崎町^[1]（はこざきまち）は、福岡県糟屋郡にあった町。現在は福岡市東区の一部。

はこざきまち 箱崎町
筥崎宮境内（2009年）
廃止日	1940年12月26日
廃止理由	編入合併 箱崎町 → 福岡市
現在の自治体	福岡市
廃止時点のデータ
国	日本
地方	九州地方
都道府県	福岡県
郡	糟屋郡
市町村コード	なし（導入前に廃止）
面積	5.57 km2.
総人口	16,454人 （角川日本地名大辞典 40 福岡県 1072ページ、1940年）
隣接自治体	福岡市、糟屋郡多々良村、大川村、仲原村、志免町
箱崎町役場
所在地	福岡県糟屋郡箱崎町
座標	北緯33度37分04秒 東経130度25分02秒
ウィキプロジェクト

1926年までは糟屋郡役所が置かれていた。現在でも東区役所が旧町域に所在し、行政の拠点となっている。

地理

• 河川：多々良川、宇美川

沿革

• 1889年（明治22年）4月1日 - 町村制施行に伴い箱崎村と下臼井村のうち箱崎村出作分が合併して糟屋郡箱崎町が成立。
• 1940年（昭和15年）12月26日 - 福岡市へ編入される^[2][3]。同日箱崎町廃止。
• 1972年（昭和47年）4月1日 - 福岡市が政令指定都市へ移行。旧町域は東区の一部となる。

行政

町長

町長は以下の通りである^[1]。

• 矢野三郎
• 黒木太郎
• 阿部包保
• 矢野三郎
• 藤島豊次郎
• 野見山俊一
• 津留正秀（1930年時点）

経済

農業

『大日本篤農家名鑑』によれば、箱崎町の篤農家は「阿部包保」のみである^[4]。

教育

• 箱崎尋常高等小学校（現・福岡市立箱崎小学校）^[1]
• 九州帝国大学（後の九州大学箱崎地区）^[1]

  福岡市編入後の2018年秋に総合研究博物館などを残し大半は伊都キャンパスへ移転した。

名所・旧跡・観光スポット

• 筥崎宮
• 箱崎水族館（1935年または1931年に閉館）

交通

鉄道

• 鉄道省（現・九州旅客鉄道）
  • 鹿児島本線
    • 箱崎駅
• 博多湾鉄道汽船
  • 貝塚線（路線自体は現在の西鉄貝塚線。福岡市編入後、西鉄博多方面の区間は1954年に福岡市内線に編入された後、1979年2月10日に廃止）
    • 箱崎宮前駅（後の箱崎浜駅） - 箱崎松原駅
• 福博電車
  • 福博本線（後の西鉄貫通線。福岡市編入後の1975年11月2日に廃止）

西鉄貝塚線の貝塚駅、福岡市地下鉄箱崎線の箱崎宮前駅・箱崎九大前駅・貝塚駅は、当時は未開業。

道路

• 国道2号（現・国道3号）

出身人物

• 箱島信一 - ジャーナリスト、朝日新聞社元社長