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粉河駅

和歌山県紀の川市にある西日本旅客鉄道の駅 ウィキペディアから

粉河駅map
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粉河駅(こかわえき)は、和歌山県紀の川市粉河にある、西日本旅客鉄道(JR西日本)和歌山線である。

概要 粉河駅, 所在地 ...
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概要

運行上の境界駅であり、和歌山方面からやってくる列車が一部折り返す。1日に2往復しかない快速列車が停車し、当駅から橋本方面は各駅に停車する。紀の川市の代表駅は、当駅ではなく2駅隣の打田駅である。かつて和歌山線経由で運行されていた急行「しらはま」→「紀ノ川」の停車駅でもあった。

歴史

当初粉河駅は、現在地の東側の前田という字に設置が計画されていた。しかしこの場所では東側に偏している上に土工量が多くなることから、現在地に変更されることになった。これに対して道路を東側に迂回しなければならないこと、学校に近すぎて当時の規定に抵触すること、水路を線路下の土管に変更すると水利上の問題があることなどから地元から反対があり、その説得に67日間の協議が必要だったとされる[3]

年表

戦前は阪和電気鉄道(現在のJR阪和線)や水間鉄道が、この駅までの路線敷設計画を持っていたが、いずれも開業しなかった。

鉄道唱歌

1900年(明治33年)に大和田建樹が作詞した鉄道唱歌第5集(関西・参宮・南海篇)49番の歌詞にて、当駅が登場する。

親のめぐみの粉河より 叉乗る汽車は紀和の線舟戸田井ノ瀬うちすぎて 和歌山みえし嬉しさよ

なお、歌詞中の「和歌山」は、現在の紀和駅のことである。

作詞された当時は、粉河駅開業後であったものの橋本まで未開通であったため、橋本から当駅に飛ぶ形となっている。

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駅構造

単式1面1線、島式1面2線の計2面3線のホームを持つ、行違い可能な地上駅である。駅本屋側の単式ホームが橋本・五条高田方面、跨線橋を渡った反対側の島式ホームが、岩出・和歌山方面行きである。コンクリート造りの大きめの駅舎が特徴的。

無人駅[2]である(橋本駅管理)。無人化される前までは、JR西日本交通サービスが駅業務を受託する日本の鉄道駅#業務委託駅であった。ICカード乗車券「ICOCA」が利用可能である。改札口にはタッチ式のICカード専用改札機が設置されている。また、定期券が購入できる自動券売機が設置されている[2]。ホーム間は跨線橋で連絡する。 無人駅になっているが。一部の時間帯に到着する電車は、全ての扉が開く場合がある。

のりば

さらに見る のりば, 路線 ...
付記事項
  • 上り本線は1番のりば、下り本線は3番のりばである。なお、2番のりばは上下共用の待避線(主に和歌山行きの折り返し列車)である。
  • 下り列車は橋本方面から来る列車が3番のりば、当駅折り返しの列車が2番のりばを使用するのが基本であるが、橋本方面からの下り列車が2番のりばを使用するものが混在する。
列車運行
  • 深夜に到着する当駅止まりの列車は1番のりば・3番のりばで夜間滞泊し、翌朝に「行先」と示した方へ向かう当駅始発列車となる。
  • 朝晩に快速列車が設定されているが、当駅から橋本・五条方面は各駅に停車する。

利用状況

2022年(令和4年)度の1日平均乗車人員927人である。

各年度の1日平均乗車人員は以下の通りである[8][県公共 1][県公共 2]

さらに見る 年度, 1日平均 乗車人員 ...
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駅周辺

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粉河寺 本堂

駅付近は民家が多く、商店や教育施設も点在する。駅から北へ進むと粉河寺に、南へ進むと紀ノ川を経て龍門山に至るが、龍門山は駅からやや遠い所にある。

バス路線

(駅舎側を通る)和歌山県道123号線に「粉河駅」停留所[11]、駅裏側に「粉河駅前」停留所がある[12]。なお、駅裏側へは駅舎横(橋本寄り)にある地下道を経由しなければならない。

粉河駅停留所

※駅舎の前はタクシーのりばとなっている。

粉河駅前停留所

隣の駅

西日本旅客鉄道(JR西日本)
T 和歌山線
快速(当駅から名手方の各駅に停車)
名手駅 - 粉河駅 - 打田駅
普通
名手駅 - 粉河駅 - 紀伊長田駅

脚注

参考文献

関連項目

外部リンク

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