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終活シェアハウス

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終活シェアハウス』(しゅうかつシェアハウス)は、御木本あかりの小説[1]。2024年4月に小学館より単行本が刊行され[1]、2025年9月に小学館文庫として文庫化された[2]

概要 終活シェアハウス, 著者 ...

お嬢様学校出身でシェアハウスで暮らす歌子たち68歳の仲良しの女性4人を中心に、雑用係として雇われた大学生・翔太やその彼女・美果たち周囲の人たちを巻き込みながら、再就職や恋愛、立ち退きの危機などさまざまな問題に力を合わせて乗り越えていく姿が描かれる。

NHK BSプレミアム4KNHK BSの「プレミアムドラマ」枠にてテレビドラマ化され、2025年10月19日から放送中[3]

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あらすじ

登場人物

主要人物

速水翔太(はやみ しょうた)
神奈川県にある東洋文化大学[注 1]の2年生。専攻はグローバル経営学。週末の土日は下宿の近くの居酒屋でバイトしている。
歌子たちの住むシェアハウスの秘書(実質は雑用係)を歌子の料理に釣られて引き受けることになってしまう。
奥村歌子(おくむら うたこ)
68歳。自称料理研究家。マンション「カーサ・ベラ・ビスタ」の住人。部屋は一人息子と暮らす予定で6階を二世帯用として所有のため広い。
息子・光輝はオランダに行き、歌子のマンションに住む予定はないため、お一人様となった同じ年齢の友人たちとシェアハウス[注 2]をしている。
美果(みか)
翔太の彼女。新宿の専門学校でファッションを学んでいる。モデルみたいな抜群のスタイルをしている。
母子家庭で姉と3人暮らし。翔太とは居酒屋のバイト仲間として知り合った。シェアハウスの住人の恒子とは仲良しになり、一緒にスイーツ巡りなどしている。

シェアハウスの住人

今井厚子(いまい あつこ)
白髪ボブ。高校の教師だった。教職一筋でずっと独身。定年で第二の人生を模索中で再就職活動もしている。
昔から仕切り屋だったらしく、家の級長兼風紀委員といった役割。ソーシャルダンス教室に通っている。
池上瑞恵(いけがみ みずえ)
「チリチリパーマ」の外見。歌子、厚子、恒子とは葵女子学院[注 3]で小学校から短大までずっと一緒、60年越しの友人。
夫はお金持ちの医師だが、「ケチで身勝手で苦労させられ」、やっとの思いで離婚。夫はその後間もなく急死。「池上」は夫の姓のまま。
緑川恒子(みどりかわ つねこ)
軽度の認知症。シェアハウスの新住人。品の良い大人しそうな女性。熱海の温泉付きマンションで暮らしていたが、歌子たちと一緒に暮らす決心をする。
来たばかりの時、行方不明になり美果に見つけてもらっている[注 4]。娘はフードスタイリスト、既婚で子供も1人いる。

歌子たちの関係者

沼袋豪(ぬまぶくろ ごう)
70歳。歌子が料理本を出していた時の出版社の担当編集者。娘が3人いる。定年後南米でしばらく暮らしていた。
現在でも歌子から信頼される特別な存在だが、厚子に惹かれて残りの人生を一緒にすごそうと考えるようになっていた。
岡崎俊郎(おかざき としろう)
昔、新進気鋭のテノール歌手として有名だった。国費留学生としてローマで暮らすことになった時、若い頃の歌子が後を追いかけ一緒に暮らしていた。
だが、声帯を痛めてうつ状態になり生活も荒れていき、歌子が寄り添ってシチリアで療養していたが、歌子が留守にした隙に1人で海に出て亡くなっている。
奥村光輝(おくむら みつき)
歌子と内縁の夫だった俊郎との息子。オランダでグラフィックデザインの会社を経営しているが[注 5]、トラブルで資金繰りに困り金策のため久しぶりに帰国する。歌子からも精一杯の援助を受ける[注 6]
それでも足りず、歌子の家を抵当に入れて融通してもらおうとした友人から騙され、歌子たちが追い出されようとする事態を招いてしまう。
ダニエル
瑞恵が無料の婚活アプリで知り合った、自称ドバイに住むレバノン人の学者兼実業家。
瑞恵にプロポーズをするが結婚詐欺で、クルーズ船ツアーの前金などとして120万円を瑞恵から騙し取ってしまう。
池上雄太郎(いけがみ ゆうたろう)
瑞恵の息子。元夫に似た「傲慢で身勝手でケチな息子」。詐欺に遭った瑞恵のことを年寄りの色ボケだ、家の恥だと一方的に責める。

その他

山杉(やますぎ)
現在、歌子たちのマンションの権利を持っている山杉産業の会長。歌子たち4人がマンションの6階を買い戻そうと交渉に来る。
初めはとりつく島もなかったが、以前に弁天堂で会い、どら焼きを譲ってくれた恒子がいると気づいて、歌子たちの言う条件で権利を売ると約束してくれる。
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書誌情報

テレビドラマ

要約
視点
概要 終活シェアハウス, ジャンル ...

NHK BSプレミアム4KNHK BSの「プレミアムドラマ」枠にて、2025年10月19日から放送中[4]。主演は城桧吏畑芽育[4]

キャスト

主要人物(テレビドラマ)

速水翔太(はやみ しょうた)
演 - 城桧吏[5]
大学生。お人よしで流されやすく、就職活動も苦戦中。真面目な「犬系男子」。
歌子たちの住むシェアハウスの雑用係に採用され、世代を超えた交流の中で成長していく。
林美果(はやし みか)
演 - 畑芽育[5][6]
専門学校生。翔太の恋人。「ツンデレ系あまのじゃく女子」。
シェアハウスの住人たちとの交流を通じて、今を生きる知恵を吸収し成長していく。
奥村歌子(おくむら うたこ)〈68〉
演 - 竹下景子[3][7](幼少期:大葉りいな[8]
同じ年齢の友人である瑞恵、厚子たちとシェアハウスで一緒に暮らす。

シェアハウスの住人(テレビドラマ)

今井厚子(いまい あつこ)〈68〉
演 - 室井滋[9][10](幼少期:光りな[11]
元・高校の化学教師。仕事一筋で独身を貫く。教師として再就職を希望している。
池上瑞恵(いけがみ みずえ)
演 - 戸田恵子[9][10](幼少期:須藤美桜[12]
医者の男性と結婚し、専業主婦となるが、夫のモラハラに耐えきれず熟年離婚した。
緑川恒子(みどりかわ つねこ)
演 - 市毛良枝[9][10](幼少期:関根咲奈[13]
歌子たち3人の友人でかつて「一緒に暮らそう」と約束していた。軽度認知障害と診断されている。

歌子・美果の関係者

沼袋豪(ぬまぶくろ ごう)
演 - 石坂浩二[10][9]
歌子の元担当編集者。放浪生活を楽しんでいた南米から帰ってきた。今でも歌子たちと交流があるシニア男性。
林ゆり子(はやし ゆりこ)
演 - 猫背椿[7]
美果の母。シングルマザー。夫は病気で他界。埼玉のアパートで暮らし、昼間は運送会社で事務、夜は雑居ビルの清掃の仕事をしている。

その他

杉山太郎
演 - でんでん[7]
謎のシニア男性。恒子がどら焼きを買いに行った弁天堂で知り合った。

ゲスト

第1回
演 - 日野陽仁[14](第2回、第3回)
歌子たちの住むマンション「サーラ・ベラ・ビスタ」の管理人。
第2回
鈴ノ内
演 - 平尾仁[15](第3回)
ソーシャルダンス教室の男性。瑞恵とダンス中に転倒し、瑞恵のせいだと言いだし口論になる。
厚子の後輩の女性
演 - 中谷かつら[16]
厚子から履歴書を渡され、再就職の依頼をされる。
演 - 谷利春瑠[17]
筧の孫。
第3回
佐々木真、矢沢久志
演 - 林優大[18]、旭惟吹[19]
翔太の大学の友人。翔太と3人で就活のことなど話している。
望月、池端、山中、渡
演 - 堺小春[20]、御子柴彩里、荒井愛花[21]、夏海[22]
厚子が教師をしていた菖蒲沢学園の卒業生たち。カフェで創立120周年記念の同窓会の話をしている。厚子が親しげに昔の思い出など話しかけるが、誰も厚子のことを覚えていない。
湯河原、箱田
演 - 村上かず[23]平賀雅臣[24]
ソーシャルダンス教室の生徒の男性。鈴ノ内と3人で瑞恵に付き合ってほしいと頼むが、実はダンス教室の桃子先生を飲み会に誘ってほしいということだった。
桃子
演 - 蘭寿とむ[25]
ソーシャルダンス教室の講師。
男子校の生徒
演 - 山田忠輝[26]
中学の時の厚子にラブレターを渡すが、「不潔!」と言われた上にビンタされている。
居酒屋の店員
演 - 田口太智[27][28]
瑞恵とソーシャルダンス教室の男性たちが話していた居酒屋の店員。
カフェのスタッフ
演 - 鈴木結乃[27]
厚子、翔太、美果たちが訪れたカフェのホールスタッフ。

スタッフ

放送日程

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脚注

外部リンク

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