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聖マリアンナ医科大学病院

神奈川県川崎市宮前区にある病院 ウィキペディアから

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聖マリアンナ医科大学病院(せいまりあんないかだいがくびょういん、英語: St.Marianna University School of Medicine Hospital)は、神奈川県川崎市宮前区にある医療機関である。

概要 聖マリアンナ医科大学病院, 情報 ...
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沿革

  • 1974年(昭和49年): 大学病院本館が完成し開院。
  • 1980年(昭和55年): 別館が完成する。
  • 2023年(令和5年)1月 : 大学病院新入院棟がオープンする。
  • 2024年(令和6年)10月 : 大学病院新外来棟(現別館)オープン(予定)
  • 2026年(令和8年)8月 : 新病棟・エントランス棟がグランドオープン(予定)

診療科

診療施設部門
  • 呼吸器病センター
  • ハートセンター
  • 心不全センター
  • ハイブリッド心臓大動脈治療センター
  • 脳卒中センター
  • パーキンソン病治療センター
  • 腎臓病センター
  • 糖尿病センター
  • 内分泌疾患センター
  • リウマチ・膠原病生涯治療センター
  • 胆道・膵臓病センター
  • 肝疾患医療センター
  • 脊椎センター
  • 人工関節センター
  • 総合周産期母子医療センター
  • こどもセンター
  • 精神療法・ストレスケアセンター
  • 認知症(老年精神疾患)治療研究センター
  • 統合失調症治療センター
  • リハビリテーションセンター
  • 腫瘍センター
  • 生殖医療センター
  • 感染症センター
  • 緩和ケアセンター
  • 救命救急センター
  • てんかんセンター
  • 夜間急患センター
  • 健康診断センター
  • ゲノム医療推進センター
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医療機関の指定等

交通アクセス

公式サイト「交通アクセス」を参照

不祥事

要約
視点

精神保健指定医の不正取得事件

同病院に所属する精神科医のうち、計11人が、精神障害を持つ患者を強制入院させるための国家資格である「精神保健指定医」のケースレポートを「コピー&ペースト」で使い回し、資格を不正取得していたことが2015年(平成27年)までに明らかになった[1]。最終的には23人の指定医取り消し事件となった。この件について、大学病院からお詫び文が発表された[2]

聖マリアンナ医科大学は、大学組織ぐるみでの不正については、これを否認していたが[3]、更に厚生労働省が調査したところ、聖マリアンナ医科大学病院に所属していた2人の精神科医(うち1人が既に病院を退職済み)が「精神保健指定医」を不正取得していたことが、2016年(平成28年)9月4日に明らかになった[4]

聖マリアンナ医科大学の幹部は「大学の調査に限界があり、新たに不正の疑いが出ていることは残念」と読売新聞の取材に対して述べ、2015年の不正取得事件発覚後に、聖マリアンナ医科大学内で調査委員会を設置して調べたが、今回浮上した2人については、学内での調査で不正行為を確認出来なかった[4]

また、この不祥事によって、2015年(平成27年)3月に、13人所属していた常勤の精神保健指定医が、2016年(平成28年)4月には常勤医が4人に減り、精神科の診療体制を縮小せざるを得なくなり、当病院での医療保護入院は難しくなったと、川崎市の担当者は述べた[5]

治験における臨床試験虚偽報告事件

向精神薬「ブロナンセリン(商品名:ロナセン)」 における、向精神薬「アリピプラゾール(商品名:エビリファイ)との患者の改善度と比較する臨床試験「初発エピソード統合失調症患者の認知機能障害に対する第2世代抗精神病薬 blonanserin の効果:aripiprazole とのオープン比較試験」において[6]、同病院神経精神科の治験に参加した、女性の臨床試験の診療録原本閲覧を、2015年(平成27年)8月に求めたものの、「シュレッダーで破棄した」とをつき、聖マリアンナ医科病院、聖マリアンナ医科大学の職員が、口裏を合わせて情報開示を拒み続けたが、2015年(平成27年)12月21日、一転して原本の存在を認め、女性に謝罪した[7]

この件で、聖マリアンナ医科大学生命倫理委員会が開かれ、この臨床試験の中止が決まった。三宅良彦学長は「研究方法・施行にプロトコール(実施計画書)との相違が見られましたので、生命倫理委員会の決議を受け、中止を命じました」と文書で述べている[8]

臨床試験問題は、2016年(平成28年)3月10日参議院厚生労働委員会において、維新の党川田龍平が質疑で取り上げ、厚生労働大臣塩崎恭久は「聖マリアンナ医科大学病院の担当者に対して、既に厚生労働省が行政指導を行った」と答弁した[9]

この件について、6件の臨床研究を中止し、関連する論文撤回、治験や臨床研究論文についてのお詫び文と顚末書が、2017年(平成29年)2月14日に、聖マリアンナ医科大学の公式ウェブサイトに掲載された[10][11]

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関連項目

脚注

外部リンク

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