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西宮一民

日本の国文学者、国語学者 (1924-2007)。皇學館大学学長 ウィキペディアから

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西宮 一民(にしみや かずたみ、1924年7月18日 - 2007年5月6日)は、日本国文学者国語学者皇學館大学学長

概要 人物情報, 生誕 ...

経歴

奈良県桜井市出身。生家は談山神社社家であった[1]

1942年奈良県立奈良中学校を卒業。1944年神宮皇學館大學予科修了、神宮皇學館大學古典科専攻入学と同時に陸軍特別幹部候補生となる。1946年に神宮皇學館大學が廃学となったので、京都帝国大學文学部転入学。澤瀉久孝に師事[1]1949年に卒業後、京都大学大学院入学、近畿大学附属高等学校教諭となる。

1952年帝塚山学院短期大学講師1954年京都大学大学院退学、帝塚山学院短期大学助教授1962年に皇學館大学教授1994年に皇學館大学学長、「古事記の研究」で博士(文学)京都大学)の学位を取得。

2000年に皇學館大学を退職、皇學館大学名誉教授勲三等旭日中綬章を受章した[1]

2007年に呼吸不全のため死去(82歳)。正五位

業績

西宮の『古事記』研究の特徴は、漢字の訓を「文脈」によって決定するというものであった[1]。割り当てられる訓が複数ある場合は、語源を中心に考えることで核となる意味が明確になり、訓を決定することができるとした[1]。一方で、自説への執着が少なく、昨日発表した説が今日には変わっているということも珍しくなかった[1][注 1]

著書

単著

  • 『近畿方言調査簿』(近畿方言学会) 1954年
  • 『住吉大社神楽歌考証』(住吉大社) 1962年
  • 『新年歌会始歌集』(保育社) 1963年
  • 『日本上代の文章と表記』(風間書房) 1970年
  • 古事記』(桜楓社) 1973年
  • 日本書紀風土記』(角川書店) 1977年
  • 『古事記』(新潮社新潮日本古典集成) 1979年
  • 万葉集全注』巻第3(有斐閣) 1984年
  • 古語拾遺』(岩波書店岩波文庫) 1985年 ISBN 4003003519
  • 『上代祭祀と言語』(桜楓社) 1990年 ISBN 4273023881
  • 『上代の和歌と言語』(和泉書院) 1991年 ISBN 4870884674
  • 『古事記の研究』(おうふう) 1993年 ISBN 4273027488
  • 『日本語をいとおしむ』(西宮学長を囲む会) 1994年
  • 『古事記の言葉』(高科書店、古事記研究大系10) 1995年

共著

  • 『万葉集研究法 1』(皇學館大学出版部) 1971年
  • 『古事記の研究史』(高科書店、古事記研究大系2) 1999年

編著

脚注

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