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角島灯台

山口県下関市角島に存在する灯台 ウィキペディアから

角島灯台map
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角島灯台(つのしまとうだい)は、日本海響灘)に浮かぶ山口県下関市角島の北西端、夢ケ崎に立つ石造の灯台。灯塔は総御影石造りで、日本に2基しかない無塗装の灯台の一つ(もう一つは男木島灯台)。

概要 角島灯台, 航路標識番号 [国際標識番号] ...

「日本灯台の父」と呼ばれるリチャード・ヘンリー・ブラントンの設計による最後の灯台で、日本海側では初めての洋式灯台。彼の最高傑作と言われる。なお、日本でも5箇所しかない第1等灯台に指定されている。

フレネルレンズは、現役では日本最古の物で、初点灯時から150年にわたって使われている。しかも8面閃光型という珍しいタイプで、夜空に何本もの美しい光芒を放つ。(犬吠埼灯台1951年まで同じタイプを使用していた)

この灯台は、歴史的文化財的価値が高いAランクの保存灯台で、日本の灯台50選近代化遺産土木学会選奨土木遺産[2]にも選ばれている。北長門海岸国定公園内に含まれ、灯台周辺は下関市立の角島灯台公園となっている。灯台守の宿舎であった退息所が復元され資料館となり、参観灯台として常時内部が一般公開されている。2020年に国の重要文化財に指定された[3][4]

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歴史

  • 1876年(明治9年)3月1日に石油灯で初点灯[5]
  • 1932年(昭和7年)9月 灯質を毎5秒1閃光に変更
  • 1947年(昭和22年)4月 商用電源化、光源を 1500W 電球に変更
  • 1966年(昭和41年)4月 集約管理により萩航路標識事務所が管理(滞在勤務)
  • 1986年(昭和61年)4月 滞在勤務廃止・巡回による保守点検に変更(無人化)
  • 2001年(平成13年)4月 一般参観開始
  • 2004年(平成16年)4月 門司海上保安部管理に移管[6]
  • 2020年(令和2年) 灯台、旧官舎、旧倉庫が国の重要文化財に指定された[3][4]

付属施設

  • 北北西の国石(くんぜ)岩礁を照らすクヅ瀬照射灯 (航路標識番号 0716) を併設している。

一般公開

一般公開(中学生以上300円、小人無料)されている参観灯台で、上まで登ることができる。

収録海図

さらに見る 海図番号, 図名 ...

文化財

以下の物件が国の重要文化財に指定されている[4]

  • 角島灯台 1基2棟
    • 灯台
    • 旧官舎
    • 旧倉庫
    • 附 旧日時計
    • 附 旧回転装置巻上機

脚注

外部リンク

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