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豊田道倫
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豊田 道倫(とよた みちのり、1970年2月3日 - )は、日本のオルタナティブフォークシンガー。岡山県倉敷市生まれ、大阪府豊中市育ち。父親は京都大学名誉教授の豊田昌倫。12歳のときに聴いた松山千春に影響を受け、ギターを始める。佐野元春のファンで、彼のラジオ番組に毎回のように投稿していたのだという。1stアルバム『ROCK'N'ROLL 1500』のライナーノーツによれば、他に好きなミュージシャンは大瀧詠一と長渕剛。2006年に写真家の徐美姫と結婚して、一男をもうけたが、2009年に離婚。長らく東京で活動していたが、2020年に故郷の大阪に戻る。ディスコグラフィーにある以外にも多数の自主制作CDR、カセットテープをリリースしている。
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来歴
1993年にパラダイス・ガラージとして初めて大阪でステージに立つ。パラダイス・ガラージとは、80年代にニューヨーク・マンハッタンにあった伝説のディスコの名前で、特に深い理由もなくバンド名にした。ノイズとサンプリングに弾き語りをミックスしたスカム・ミュージックと呼ばれる宅録音楽を展開していた。
1995年元日、過去にカセットテープでリリースしたものから厳選した曲を収録した1stアルバム『ROCK'N ROLL 1500』でTIME BOMBからリリース。1996年に上京して活動拠点を東京に移し、『奇跡の夜遊び』をリリース。その後、東芝EMI傘下で伊藤英嗣主宰のインディーズ・レーベルRAIL RECORDINGSに所属し、『bedroom popsinger』『豊田道倫』『SWEET 26』(豊田道倫名義)と立て続けにアルバムをリリースした。上京後しばらくは、新宿南口に近い小劇場・シアターPOOで数ヶ月に1回というペースでライブを行い、年末には渋谷O-nestでライブを行っていた。1997年1月には、ジョン・スペンサー・ブルース・エクスプロージョン来日公演に前座として出演し、「町の男」「逃げる男」などを演奏。15分ほどのライブであった。
1998年にEast west japanと契約。7月にアルバムからの先行シングル「I love you」リリース。制作費1800万円をかけてパラダイス・ガラージ名義のアルバム『実験の夜、発見の朝』を同年9月にリリース。しかし翌1999年に契約を破棄し、以降、一貫してインディーズで活動している。2000年12月にベスト・アルバム『BEST~かっこいいということはなんてかっこいいんだろう~』をリリースした後、2003年までリリースは途絶える。
2003年から豊田道倫名義で活動を再開。豊田道倫 with 昆虫キッズ、豊田道倫&ザーメンズ、豊田道倫 & mtvBAND、豊田道倫 & His band!名義でも作品をリリースしてライブを行っている。2020年、50歳を迎えた事を機に東京を離れ大阪に戻る。YouTubeにカンパニー松尾がはなむけとして制作したライブ動画が公開された[2]。以後も東京と大阪を中心に活動している。
デビューから一貫して若手写真家をアートワークに起用する事が多く、注目され始めたころのHIROMIXや、ブレイクする前の佐内正史、大橋仁、梅佳代、後の妻となる徐美姫などが豊田のアルバムのジャケット写真を撮影している。また近年では逆に、川本真琴、曽我部恵一、澤部渡、峯田和伸、七尾旅人など年下のミュージシャンからリスペクトを受け、アルバムやライブで共演している。
2025年5月、YouTubeちゃんねる「みーくんちゃんねる」を開設(外部リンク参照)。
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ディスコグラフィ
要約
視点
パラダイス・ガラージ
豊田道倫
配信限定シングル
コンピレーション
その他の名義
映画のサウンドトラック
オムニバスアルバムへの参加
プロデュース作品
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映像集
ミュージックビデオ
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書籍
その他
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インタビュー・対談
- 豊田道倫が語る4days「ミッドナイト自由研究」予習編(Web Dice:2012年8月6日)[91]
- 年の差17歳の危うい対談 豊田道倫&大森靖子(CINRA:2013年4月13日)[92]
- 「1秒でも歌でイリュージョンが生まれれば成功だ」鬼才・豊田道倫が語るポップ論(Real Sound:2014年1月14日)[93]
- 藤圭子から松山千春、半野田拓まで……豊田道倫が最近聴きこんでいる「名盤」6選(Real Sound:2014年1月15日)[94]
- 峯田和伸と豊田道倫が語る、音楽の生まれる場所「街は静かだけど、心のノイズは増えている」(Real Sound:2014年3月14日)[95]
- “答え”よりも“謎”のある作品をーー銀杏BOYZ峯田と豊田道倫が見据える「2040年の音楽」(Real Sound:2014年3月14日)[96]
- 豊田道倫+カンパニー松尾が語る、2014年の言葉と音楽「皆のモヤモヤしたエネルギーを感じる」(Real Sound:2014年8月4日)[97]
- 豊田道倫×テンテンコが語る、ロックとアイドルのイリュージョン(Real Sound:2015年4月17日)[98]
- 【新春放談】曽我部恵一×豊田道倫が語る20年の交友、そして2016年の音楽(Real Sound:2016年1月4日)[44]
- 「芸術は乞食の恐喝。ライブは心の賭博」豊田道倫のことば、まとめ。(2016年1月)[99]
- 豊田道倫インタビュー(withどついたるねん)(岩渕弘樹:2018年8月2日)[100]
- パラダイス・ガラージ、18年ぶりの新作に見る48歳のドリームとイリュージョン(OTOTOY:2018年11月8日)[101]
- 豊田道倫×澤部渡が語る、パラダイス・ガラージのポップ性「ドキドキする感覚が久々に戻ってきた」(Real Sound:2018年12月7日)[16]
- 豊田道倫が選ぶ〈コロナ時代の1曲〉(Mikiki:2021年8月25日)[102]
- Japanese Pop(お気に入りのアルバム紹介)(Jetset Records:2021年12月17日)[103]
- 豊田道倫 『BAD CITY POP 2022』を終えて、メールインタビュー(by 麓健一)(osaka 25:00:2022年8月23日)[104]
- タイダン!曽我部恵一+豊田道倫(パラダイス・ガラージ)(Sunny Day Service / Keiichi Sokabe Youtubeチャンネル:2024年3月)[105][106][107]
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交友関係
- 弓場宗治 - 奈良県明日香村に在住し、Aska Templeというバンドをやっており、デビュー前から豊田と交流があった。『ROCK'N'ROLL 1500』にも参加している。2013年死去。追悼コンサートには豊田も参加した[108]。松本亀吉がインタビュー映像をアップしている。「viva! Rock and Roll」で「弓場宗治の分まで歌う」と歌われている。
- 松本亀吉 - ライター。『溺死ジャーナル』というミニコミを発行していた。デビュー前から豊田と交流があり、現在でもブログで取りあげている
- カンパニー松尾 - AV監督。豊田を10年以上撮り続けており、映像集やCD付属のDVDでその作品を観ることができる。対談あり[97]。
- 加地等 - シンガーソングライター。豊田とライブで共演したり、豊田が加地の曲をプロデュースしたことがある。豊田は、加地のアルバム『僕はフォークシンガー』に「女と暮らしていた時、加地等を聞くと、女はひどくいやがった。おれはひとり、深夜に近所のファミレスでCDウォークマンで加地等を聞いていた。女が出ていって、今、おれは加地等を聞いていないが、次、また、愛する女に加地等を聞かせるだろう。ひどくいやがる女がいい」というコメントを寄せている[109]。2011年にアルコール過剰摂取で死去。死後、公開されたドキュメンタリー『加地等がいた-僕の歌を聴いとくれ-[110]』には豊田も出演し、『The Essential KAJI HITOSHI』のリリースにも尽力した。豊田は「(加地等の死については)音楽誌の端っこにも載らなかったけどね。そのことに関しては、音楽ライターたちはアホやと思ってますよ」と述べている[111]。「viva! Rock and Roll」で「加地等の分まで歌う」と歌われている。また『午前三時のサーチライト』に「四文屋にて」という加地等を扱った短編小説が収録されている。
- 曽我部恵一 - 豊田のアルバムをプロデュースしたり、ライブで共演している。対談も頻繁に行っている。
- 雨宮まみ - ライター、作家。豊田のファンで交流があった。カンパニー松尾が監督した『映像集3』をレビュー[112]している。2016年死去。『午前三時のサーチライト』に「雨宮さんのこと」という雨宮まみを扱った短編小説が収録されている。
- 川本真琴 - 豊田のアルバムにゲスト参加したり、ライブで共演している。
- 工藤冬理 - Maher Shalal Hash Bazという不定形ユニットをやっている。一時期頻繁にライブで共演していた[113]。
- 三輪二郎 - シンガーソングライター。ライブで共演し、豊田は三輪の『レモンサワー』というアルバムをプロデュースしたことがある。豊田道倫&ザーメンズとして一緒に『アンダーパレス』というアルバムを制作した。
- 冷牟田敬 - 昆虫キッズのギタリスト。豊田のmtv Band、His band!のメンバーでもある。
- 岩渕弘樹 - 映像作家。豊田のMVやライブ映像を多数撮っている。
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脚注
外部リンク
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